Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

Killers will come back soon !

2007-03-31 12:56:41 | Suda on J.J.Y.

某ブロガーさんからいただいた情報で、リクエスト不採用かと涙(?)していた例のシネマートさんアンケート企画で my リクエストが採用されていることが判明。

シネマート六本木1周年記念「韓流祭」にて上映される作品18本の中に、 なーんと、『ガン&トークス』。( link to )

リクエスト番付30にもランクインされていなかったのに、シネマートさんったら、なんてステキなチョイス・・・

キラー4人の中でも、とびきりかっこいいジェヨンはファンを増やすに違いない

   


韓流祭の作品は、4月7日から順次上映ということで、初週はサンウWEEK。

「ガン~」上映日程は現時点では未定。

さて、シネマートさんが仕掛けるのは、スダ兄弟WEEK(「ガン~」&「トンマッコル~」) か、はたまた、チョン・ジニョンWEEK(「王の男」&「ガン~」)か(笑)



『ダイ・バッド~死ぬか、もしくは悪になるか』(DVD)

2007-03-28 23:46:13 | J.J.Y. Filmography

(Image source: nkino)
ちょっとダイバッドな気分になったので、『ダイ・バッド~死ぬか、もしくは悪になるか(죽거나 혹은 나쁘거나)』(2000年 監督:リュ・スンワン)。

ダイバッドな気分って、別に死ぬか、悪になるか、という選択に迫られているわけではなくて、なんだか行き詰ってキリキリしていたもので・・・

4部構成。まず第1部「ケンカ」を短編として製作、その後第3部「現代人」も短編で製作してから、第2部「悪夢」と第4部「ダイ・バッド」と加えてリレー形式の長編作品となった。なんでも、PIFFに対するリベンジ作品だとスンワン監督言ってましたっけ。

第1部「ケンカ」
ビリヤード場でたむろしていた工業高校の生徒ソンビン(パク・ソンビン)とソクファン(リュ・スンワン)は、そこで
芸術高校の生徒とケンカになる。ソンビンは、誤ってキザな芸術高校の生徒ヒョンスを殺してしまう。ここから、ソクファンとソンビンの因縁が・・・
スンワン監督、なんだかほっそり。制服姿がちょっとかわいい・・・(笑)。

第2部「悪夢」
刑期を終え出所したソンビンは、家に戻っても父親から辛く当たられる。刑事になった友人ソクファンに連絡しても冷たくあしらわれる上、ヒョンスの亡霊に悩まされる。ある日ヤクザのボス、テフン(ぺ・ジュンシク)を助けたことがきっかけで、ヤクザの世界に足を踏み入れる。

ここではジェヨンがソンビンの兄役で友情出演
最初見たときスルーしていた私 ミアン
だって、キラーキャラでも、キモキャラでも、メタボキャラでもなく、訛りキャラでもなく、珍しくごく普通の一般人キャラだったもので・・・

   
                

第3部「現代人」

刑事のソクファンは、ヤクザのボス、テフンを検挙するために、テフンと1対1の闘いになる。
ソクファンのモノローグとテフンのモノローグがドキュメンタリーのように交差しながら、対決場面が続く。
私的には4部構成のうちこの部が一番お気に入り。「モノローグ=静」と「対決=動」のシンクロとでも言うべきか、とても洗練された空間と時間。

第4部「ダイバッド」
スンワン&スンボム兄弟が兄弟役で出演する作品を見ることはもうないかもしれない。
ソクファンの弟でサンファン(リュ・スンボム)は問題児。もちろん学校になんて意味を見出せず、ヤクザに憧れて、兄ソクファンのかつての友人で、今はヤクザ者のソンビンの手下になる。
ヤクザらしく肩で風きって歩いてみても、その姿はどうみても悪ガキにしか見えないのだけど、そんな悪ガキを演じさせるとスンボムの右に出るものはいない。無駄死の最期は哀れすぎる。そして、友人同士だったはずのソンビンとソクファンの対決が避けられないのも悲しすぎる。

ここでもソンビンとソクファンの対決場面とサンファンの乱闘場面をシンクロさせることで、別々の構成を、一本の糸でつなげているように思える。

この作品には、この後のスンワン作品にも出演する人々の顔があちこちに。製作費6500万ウォン。低予算作品として監督ご自慢の一品

私が言うのもおこがましいけれど、スンワン監督の作品はどれも構成力に優れていると思う。この作品も然り。元々短編から出発したものであるけれど、ストーリーは、パズルがどんどんはめ込まれていくような感覚で、最初と最後がきっちり噛みあって、抜け落ちたパズルがない。


『許されざるもの』

2007-03-25 23:30:17 | K-Movie Notes


(Image source: nkino)

韓国アートフィルム・ショーケース 第3弾『許されざるもの』(2005年 監督:ユン・ジョンビン)を見に行った。

この作品は2005年10月の釜山国際映画祭で、絶賛を浴び、一躍大注目となった作品。学生の卒業制作作品だったそうだが。

私がこの作品について知ったのは、たまたま「あなたの好きな韓国映画のこんな記事あったよ」と友人が教えてくれた英国の Financial Times 紙(通称FT)の記事。FT といえば、英国の経済専門紙なのだけど、映画評なども掲載されている。そんなところで、この作品が、釜山映画祭で、聴衆からも批評家からも絶賛されたことが紹介されていた。(「Pusan film festival: Movies gather critcal acclaim」 published : Nov. 16, 2005)

厳しい軍隊のシステムが、いかにしてそのシステムに不適応な若者を破壊するかという、悲劇の物語である。物語が、軍隊生活でのほろ苦い記憶を韓国の男性に思い出させる。

「この映画を通して、私たちがすべて忘れて隠そうとした記憶を喚起するつもりです。誰が正しくて、誰が間違っているのでしょうか。これは個々の問題ではありません。この映画では、私たちが感じる憤怒を描きたい。それは、軍隊生活で直接的な暴力を加えた人間に対する単純な怒りではなく、そうした暴力的な状況を作り出す社会制度や構造に対する怒りです。」 (監督ユン・ジョンビン)

この作品は、兵役に服する若い兵士たちの物語。軍隊という一般的な日常とはまったく異質な状況に置かれた若者が2年間どのようにそこで過ごすしているのか・・・

厳しい上下関係から生み出される歪んだ人間関係や、良心や正義が通らない理不尽な体質。そうした状況にうまく適応して世渡り上手な者も居れば、適応できない者もいる。しかし両者とも、精神的・心理的な葛藤が存在する。そして、そんな葛藤をカミングアウトさせることさえ、ある種のタブーのようだ。この作品は、そんなタブーを少し破ってみたのかもしれない。

この兵役が韓国男子を男子たらしめる通過儀礼であり、男性中心といわれる韓国社会のシンボリックな一面でもある。軍隊生活になんとか適応させ無事に除隊する者と、適応できないまま悲劇を迎える者の対比も哀しい

釜山でこの作品が上映された際、エンドクレジットを見た観客が騒然としたそうだが、実は、私もびっくり  した。軍隊生活で何をやってもトロくていじめられるモヤシっ子の新米兵士を演じた役者と監督の名前が同じだったから・・・

この作品、当初170分以上あったらしいが、120分にまとめたそうだ。個人的には、120分でも長いと感じたのだけど、監督が経験した兵役の2年間は、170分でも収まらないのかもしれない。

主演のハ・ジョンウ・・・ かなりイケてる。この人目当てだけで観るには、テーマが重すぎるけど、見て損はない作品。


  


近寄りがたいけど萌え~なMV

2007-03-20 22:57:30 | Suda on J.J.Y.


以前はK-POPもよく聴いていたけど、最近はあまり聴かなくなった私でも、イ・スヨン(이수영)の「ラララ(라라라)」ぐらいは知っている。元カレ(LBH)が元カノ(ソン・ヘギョ)のためにセレクトした愛の歌コレクション「Honey my love」に収録されているし・・・ 

この「ラララ」のMVにジェヨンが出演していることはチェックしていたけれど、そういえば見ていなかったことを思い出した。


いきなり画面に登場した、浮浪者?ストーカー?頭のおかしい不気味なおっさん?
そんな憐れすぎるほど惨めな姿は、近寄りがたいほど
かと思えば、女子高生との禁断の愛?に走る若き高校教師に萌え
こんな人生の落差を一気におしこんだMV。

約6分間で演じた転落人生、上手すぎるよ。ちょっと怖くて鳥肌・・・
でも、私はやっぱり高校教師がいいな~ 

ちなみに、このMVは冒頭と最後の映像が衝撃的という理由で放送禁止になったといういわく付きらしい。私が持っているBEST版MV集(↓)ではその部分がカットされているが、YouTube のMVではしっかり映っていた。


イ・スヨンの「ラララ」MVには続編があり、それもイ・スヨンの「借り (빚)」。「ラララ」の設定を現在(2002年)として、過去(1997年高校教師時代)に遡り、そして未来(2007年)も描き、一連の話が完結ということになる。でも、この2つのMVを通してよくわからないところがある。ストーリーが大雑把なのか、しっかり仕込みすぎているのか・・・ MVだからあまり細かいところを追求するのはやめておこう・・・
(出演:チョン・ジェヨン、イ・ジョンス、ソン・テヨン、チョ・ユニ)

ジェヨンは、「ラララ」以前に、Ann(앤)の「辛すぎる名前(아프고 아픈 이름)」というMVにも出演していて、ストーリーはやっぱり転落人生なのだそうだ。MVは韓国サイトで見つけたけど、登録が面倒なので諦め・・・

私が欲しかった「ラララ」は↑だが、さんざん探してもなかったので、イ・スヨンのBEST版「SPECIAL2005 An Autumn Day ~ i will always remember」に収録されているMV集でチェック。
          

ちなみにこのMV集には、ハギュ出演の「フィリリ(휠릴리)」MVも収録されている。ハギュったら、MVでちゃっかりハン・ジヘとキスして、愛を叫んでるし・・・兄さんのどん底人生とは大違い・・・叫んだ愛が実ったかどうかは、続編になる「アンダンテ(안단테)」がこのMV集に収録されていないので不明・・・残念。ハギュペンの方、あのあとどうなったか教えてください。

 MV お探しの方
Daumのビデオクリップ集に4曲ともあります。
下のURLにイ・スヨン(이수영)とそれぞれの曲名をハングルで入力して検索してみてね。

http://tab.search.daum.net/dsa/search?w=vclip&q

ラララ 라라라
借り 빚
フィリリ 휠릴리
アンダンテ 안단테


吹き替えなトンマッコル

2007-03-19 23:53:43 | K-Movie Columns


(Image source: jbook)

『トンマッコル~』日本語版DVDを借りてきて鑑賞。DVDが、レンタルショップの棚で訴えかけてくると抗えない・・・
一体いつまでこのネタでひっぱるつもりなのか・・・
日本語版は手元にないので確認したいことが・・・

あえて、吹き替えで見てみたかった。ジェヨンの声がいかにも「好青年」って感じの声で、『恋ステ』の吹き替えの声みたいだった。オリジナルとちがって当然なのだけど、他の出演者の声も含め、
なんだか昔の洋画を見ているような声だった。

ただ、吹き替えの面白いところは、字幕との違い。字幕の字数制限と、吹き替え用台本の字数制限は異なるため、字幕になかった部分が吹き替えにあったり、多少表現が変わっていたりする。字幕はそうじゃなかったと思うところが数々ある。

連合軍兵士が村へ突入してきたとき、兵士からアヤシイと睨まれ追い詰められらるリ・スファに、村女が息子ドングと共に助け舟を出して駆け寄るシーン。
字幕では確か「この子の父親です」になっていたはず。
吹き替えでは、「夫です」。
な、な、なんですとぉ・・・ 「おっと」ぉ?
なぜかこんなところ過剰反応してしまって、
村女にプチメラメラ (爆)
直接的な表現に変わっただけで、メラメラにもなりうる例ということで(って、私だけだと思うけど)。要は、表現・言葉の選び方で印象は変わるということを言いたかった。(うまくまとまった?)  

そして、吹き替えでは、国軍の兵士が話す標準語、人民軍の兵士が話す北朝鮮訛り、村の人々が話す江原道訛りの使いわけなどもちろんない・・・そのため、ソ・テッキの訛りがアヤシイと
追求される部分は吹き替えのセリフから消えていた。

全員が標準語で話すという異常事態のトンマッコル(笑)。その訛りの使い分けがないだけで、この作品の面白さは半減いえ、もっと。話す言葉の違いということも、かみ合わない人間関係の象徴で、これがだんだんかみ合ってくる過程が面白さのひとつでもあるわけで・・・吹き替えにそこまで要求してもね・・・

おそらくあのユニークなキャラの出演者たちの声に馴染みすぎているからかもしれないけど、笑えるところが全く笑えず、面白いはずのところが面白くなく・・・ブ
ツクサ言いながらも最後まで見て、気が済んだ。(さて、一服・・・) 


勝手にセレクト・・・ 春の韓国映画 II (追記あり)

2007-03-16 23:51:48 | K-Movie Columns

3月下旬~4月にかけて公開される韓国映画を勝手にセレクト。自分が見たいものをメモしただけなので、あしからず。

『ビューティフルサンデー(뷰티풀 선데이)』 (監督:ジン・クァンギョ)
3月29日公開
出演:パク・ヨンウ、ナムグン・ミン

   

おっ、ナムグン・ミンも出演するのね。たしか入隊したはず。昨年6月、ドラマロケ現場@清潭洞で遭遇したご縁もあるから・・・
刑事モノだけど事件解決の話じゃない。刑事をめぐる人間ドラマみたいな、込み入った話・・・ストーリーはとっても意外な展開らしい。試写会に参加したVIPたちに結末についてかん口令を敷いたそうだから(笑)

3月13日VIP試写会@COEXメガボックス
       イイ感じのジェヨン↓  ト、トンセンのウェービーな髪が・・・ 



『里長と郡守』 (監督:チャン・ギュソン)
3月29日公開
出演:チャ・スンウォン、ユ・ヘジン

  

この2人、忠武路でも最も忙しい俳優にあげられそう・・・
シリアス路線がいくつか続いたスンウォンのコメディは久しぶり・・・田舎村で最年少の里長に選出された男と、その幼馴染の郡守との一騎打ち?
上記『ビューティフルサンデー』のパク・ヨンウとスンウォンは『血の涙』で競演していることから、今回両作品の公開日がかさなり「血の涙出演者対決」とも・・・

追記:3月16日記者試写会@龍山CGV
(cine21記者評 link to

『里長と郡守』ならぬ、鯖と太刀魚(笑)

   

いやいや、私が言ったのではありません。
記者会見でのユ・ヘジンの弁「今日のコーディネートは太刀魚みたいで・・・(チャ・スンウォンをさして)あちらは鯖で・・・」 確かにユ・ヘジンは光りものだわ。
cine21記者評はいまひとつ芳しくない。幼馴染の男2人の友情を描いたものだから「チングもの」。面白さの狙いはいいが、このチング的内容がありきたりということか・・・


▼ 『極楽島殺人事件(극락도 살인사건)』 (監督:キム・ハンミン)
4月12日公開
出演:パク・ヘイル、パク・ソルミ

  

『殺人の追憶』以来の本格的ミステリー劇。実話ではない。漁村スリラー? コメディ色もあるとか。冬ソナのおかげで、なぜかパク・ソルミの話題が多いような・・・
公開がソン・ガンホ『優雅な世界』と近いため、「グェムル出演者対決」とも・・・


『幸福』 (監督:ホ・ジノ)
4月公開予定
出演:ファン・ジョンミン、イム・スジョン

  
  
純愛 ホ・ジノworld 再び・・・ 病気ネタっていうのがね・・・ちょっと
それでもファン・ジョンミンだと見ようかと思ってしまう。
これ、ジェヨンの『正しく生きよう』と公開がかちあう可能性大。


▼そういえば、ジェヨンの 『正しく生きよう』 (監督:ラ・フィチャン)の公開日がまだ決まっていない? 公開は4月予定という話だったので、この分だと4月26日か・・・
『息子』と近すぎるから延期とか・・・ 
CINE21のデータでは8月公開になっているのはなぜ・・・


 


リクエスト不採用!(涙)

2007-03-14 22:43:25 | K-Movie Columns

恨み(? 笑)のシネマート六本木さん、開館1周年記念にからんで、サイトで「もう1度スクリーンで見たい韓国映画」のリクエストを募集。じゃじゃじゃーん、結果発表


(Image source: cinemart)




韓流スター主演作品のオンパレードは、想定の範囲内? 。
それにしても、3つもあげた私のリクエストが1つも入ってない!プンっ

シネマート六本木は、さすが LBH ペンの殿堂、聖域、神殿とも言われているだけあって、上位独占の LBH 出演作品たち、勢いが違う。LBH ペンは、ペンの鑑なのか、LBH が出演しない韓国映画はどうでもいいのか、知らないけど、とりあえず上位 LBH 出演作品には、私も吐くほど見たものもあるからいいけどね。

シネマートさんいわく、LBH はシネマートのドル箱スターなのだそうだから、LBH ペン様様ってことのようで。祭りの合間に、時々入れてやってください、マイナー作品も。

そんな LBH ペンの勢いに楔を打ち込んだのが、カン・ドンウォン ペン。『オオカミの誘惑』がLBH 作品にはさまれながらも No.3 にランクイン。すばらしい

あと、敢闘賞は No.11 にランクインした『達磨よ、遊ぼう』(笑)。シニャン ペンが頑張ったのか。燕山王ペンも参加したかも。この作品は、シニャンとチョン・ジニョン の掛け合い(?)、いや漫才じゃないけどね、とにかく可笑しくて好きだわ~~

No.6 の『ラブストーリー』は、インソン ペンが頑張ったのか。この作品のインソンは、美しいのよね~たしかに。でも、主演はチョ・スンウ。純愛ものの中では、わりと好きな作品。

サンウ出演作品にはあまり興味がありません。『野獣』はジテして見てなかったし、キム・ハヌルが苦手だし・・・



ま、人気番付どおりの作品ラインナップということなのでしょうか。このラインナップだとさすがに、DVDでもまだ見てないという作品はないなぁ・・・

韓国映画もほんといろいろ、観れば観るほど奥が深いですが、シネマートさん、本腰を入れて、質の高いアジア映画を紹介したいという意気込みで専門上映館を設立したのでしたね。スター出演作品路線に偏らないこと祈りつつ。

『良い奴、悪い奴』じゃなくて『良い奴、悪い奴、変な奴』ですから。
もうシネマートさん大丈夫かな・・・



父さん比べ・・・ 春の韓国映画 I

2007-03-12 23:45:20 | K-Movie Columns


すでに韓流ニュースサイトでも紹介されているけれど、この春の韓国映画、父親の愛情(父性)をテーマにした作品が数々登場するという記事([2007/03/07 sportskhan])より。今年は、ファミリーヒューマンドラマ回帰傾向なのでしょうか。
問題児なパパあり、泣かせるパパあり、笑いのパパあり? パパ比べも楽しみなラインアップ。
そろそろ春のソウル行きの計画も立てなきゃ、と思っていたところなので、要チェック。


▲『優雅な世界(우아한 세계)』 組織暴力団パパ
(4/5封切)
 

ソン・ガンホは、『優雅な世界』(監督ハン・ジェリム)で、外では恐ろしい組織暴力団だが家では妻と子のご機嫌をうかがう父親の役どころ。安定した生活のために、命をかけて働くが、子供からは組織暴力団という理由で無視される。 ソン・ガンホは、感情をうまく表現できず、子供と疎遠になってしまう父親の悲哀を演じる。


▲『息子(아들)』  無期懲役囚人パパ
(5月封切予定)

チャ・スンウォンは、『息子』(監督:チャン・ジン)で、15年ぶりに一日だけ休暇をもらい高校生になった息子に会う無期懲役囚の父親の役どころ。たった一日で、15年間胸にしまってきた息子への愛情を伝えようとする父親の姿を描く。実生活で高校生の息子を持つチャ・スンウォンは、本当に演技なのか見分けがつかないほどのリアルさを見せる。

チャン・ジン監督独身最後の作品として、個人的には注目。つい数日前クランクアップの記事を読んだだけで、思わずジーンときてしてしまった。


▲『飛べ ホ・ドング(날아라 허동구)』 ヤカン当番のパパ
(4/26 封切)

チョン・ジニョンは、『飛べ ホ・ドング』(監督:パク・ギュテ)で、心身障害をもつ息子ドングを真心で育てる父親の役どころ。チキン店を経営しながら、他人が息子を気の毒がっても、誇らし気にありのままの姿を愛する。息子がどうしても奪われたくないという野球チームのヤカン当番(ヤカンで水を運ぶ役目)を息子のために守る。


▲ 『眩しい日に(눈부신 날에)』  ぺテン師パパ
(4/19 封切)


パク・シニャンは、『眩しい日に』(監督パク・カンス)で、いいかげんな父親で、ある日突然娘が目の前に現われ、父親の責任に戸惑う役どころ。しかし、娘が病気で命が短いことを知り、ワールドカップでパパと一緒に応援したいという娘の願いを聞き入れるために奔走する。


この他にもやはり父親をテーマにした作品が登場する予定らしい・・・

(Image source: movist) 


血はともかく涙ぼろぼろ

2007-03-10 21:47:17 | J.J.Y. Filmography


本日よりシネマート六本木では、『相棒』『血も涙もなく』『キリマンジャロ』『インディアンサマー』の4本の韓国映画が公開。上映期間が短くても、いろいろな作品が紹介されるのは嬉しい限り。

シネマートさんがちっとも宣伝してくれなかったせいで(笑)、来週の上映予定が心配になるほど、初日の『血も涙もなく』はガラガラ(想定の範囲内)。それでも、昨年12月のシネマート新宿オープニング記念でのすし詰め試写室みたいなスクリーン上映よりは、ずっとまともな上映環境でホッ。

上映後、「ぴあ」の出口満足度調査に呼び止められ、お写真を撮らせて欲しいという申し出をお断りしてコメントと点数だけ提供。

監督も出演者も大好きだけど、意図的に満足度を引き上げることに意味がないので、好きなところは好き、ちょっとココは受け入れられないというところは受け入れられないということで、正直に点数をつけたつもりだけど。

知っている人は知っていて、観たい人は観て、分かる人には分かるという、そういう作品でいいのではないかと、個人的には勝手にそう思える作品。製作者との意図とは違うかもしれないけどね。製作者といえば、Executive Producer が・・・だったのね。なるほどー(って、何がなるほどなんだか)。

   

(Image source: movist)

前回見たときは、バイオレンスが痛すぎてというのが全体の印象だったのだけど、怖ろしいもので、見慣れてしまうとまったく気にならず・・・
その代わり、胸キュン度が3倍ぐらいに膨れ上がってしまい、惚れ直してしまった ・・・
誰にって言うまでもありませんことよ。

この作品は若い俳優も実力派ばかりだけど、脇役のアジョシたちが個性豊かで、笑いどころ満載なところも見逃せない。ポン・ジュノ監督(『グェムル』)やオ・スンウク監督(『キリマンジャロ』)のカメオ出演もバッチリ確認。よく観るとカメオなわりにはテイクが長い(笑)。

チョン・ドゥホン(兼武術監督)にボコボコにされたジェヨンの恨み(?笑)は、私がコチラ↓ではらしておいた。

『相棒~シティ・オブ・バイオレンス』公式 ホームページ
 「
行くぜ!相棒ガチンコアクションバトル」
5戦5勝だもんねー



『血も涙もなく』だって上映されます・・・

2007-03-05 20:20:28 | K-Movie Columns


(Image source: eigatirashi.com)

ちょっと、ちょっと、シネマートさん。しっかりHPで宣伝してくださいよー、もう

リュ・スンワン監督『相棒』の3月10日(土)公開とともに、同監督の『血も涙もなく』が上映されることを!(@シネマート六本木)

純愛ものなら、何度もオマケつけて宣伝するのに・・・

そりゃ、万人受けの映画じゃないけれど、隠すことないでしょ(笑)

追記:いや、隠してなかった。一応、公式ページらしきものがありました(
link to)

『相棒』を見て気に入ったら、コチラも見たいと思う人がいるかもしれないじゃないですか。

1日1回きりの上映、とりあえず2週間は上映してくれるらしいので、興味のある方はお早めに!

もっとも、コレを見ようと思うのは、スンワン&スンボムファンか、ジェヨンファンか、ドゥホン武術監督ファンか、ドヨンねぇさんファンか、K-Movieフリークか、アクション映画フリークか・・・。あらら、結構ファンがいそうじゃないですか?

オマケつきにしたらもっと人が入るかも・・・
『相棒』とセットで、「血文字で血を使いすぎ、もう血も涙もないオマケ」みたいな企画はだめでしょうか(笑)
要らないか・・・ 

アクション、バイオレンスが苦手な人にはお勧めできません、あしからず。


 


『不機嫌な男たち』

2007-03-04 22:12:50 | K-Movie Notes


(Image source:kaf-c)

韓国アートフィルム・ショーケース第2弾@イメージフォーラム『不機嫌な男たち』(2004年 監督:ミン・ビョングク)。原題は、『可能な変化たち』。

会社員から映画監督に転身したミン・ビョングク監督のデビュー作品。
監督いわく、アートフィルムの定義はわからないが、映画には、観客に対して親切な映画と不親切な映画があって、自分の作品は不親切な映画。

そう、不親切な映画・・・ 
構成は複雑なようで、実はそれほどでもなく、現実感に乏しいようで、超現実だったり。で、
最後まで見て、ようやく全体が見えた!という感じ・・・

甘いだけのドラマティック韓流作品に対するアンチテーゼと位置づけられた作品らしいが、そんな位置づけにもかかわらず、ストーリーはパラドックスな面を見せているのが面白い。
何よりも、この作品では、純愛、初恋、男女の愛をテーマとして扱っているからだ。
これに、欲望との葛藤、人生を変えることができるかもしれないという淡い期待、それを阻む世の中の不条理、自己の二面性などが、次から次へと問いかけてくる。

主人公は30代半ばにさしかかった男ムノ(チョン・チャン)とジョンギュ(キム・ユソク)、そしてムノがネットで知り合った女ユンジョン(ユン・ジヘ)、ジョンギュの初恋の相手スヒョン(シン・ソミ)。それぞれのカップルのやや自堕落的かとも思われる関係が軸となる。

邦題の『不機嫌な男たち』には、ちょっと不満。作品の中では、男たちだけでなく、
女たちも不機嫌に見えたからだ。不機嫌の理由は自分自身の中にあるのは4人とも共通していた。原題の方が、作品全体のイメージを表しているように思えた。

ところで、主人公の男優、
チョン・チャン、キム・ユソクは、2人ともかなーり私ごのみだった。最初はこの作品はスキップしようかと思っていたので、すんでのところでこんな美味しい作品を見逃すところだった。

1月27日のオープニングに来てたのね、チョン・チャン、あー、残念。やっぱりイベントは何でも参加しておかねば(教訓 その1)。

それに、それに、KNTVでつい最近まで放映されていたドラマ『どれだけ好きなの』に、チョン・チャンが出演していたとか。うっそー、見ればよかった。ドラマもとりあえず何でも見ておかねば(教訓 その2)。キム・ユソクが、ドラマ『愛しのおバカちゃん』(KNTV)に出てるらしいので、これは要チェック!

さらに、放ったらかしにしていたKNTVガイド3月号を何気に開封したら、チョン・チャンのインタビュー記事がぁぁ~~。私は以前にもKNTVガイドを放ったらかしにしていて、思い出したように3ヵ月後ぐらいに開封したら、『トンマッコル~』出演者来日のインタビュー記事があって、なんてこった、と思ったことがあるのだけれど、KNTVガイドは届いたら即開封せねば(教訓その3)。

「映画産業の基本はインディペンデント映画や低予算映画だと思っているので、そこを大事に真摯に働きたい」
いいわ、このチョン・チャンのコメント。インディペンデント系や低予算系が必ずしもいい作品というわけではないけれど、作り手の緊張感が伝わってくるのは確かかもしれないな。


FANTOM なだけに・・・

2007-03-03 01:13:47 | Suda on J.J.Y.


またまた、FANTOM の怪しげな(?)M&A活動。DYエンターテインメントを傘下におさめたらしい。DYエンターテインメント所属タレントはシン・ドンヨプ、ユ・ジェソク、キム・ヨンマンら MC(司会者)が多く、すでに FANTOM は人気番組を持つカン・ホドン、パク・キョンリムら MC を抱えているけれど、両者の提携により、さらに FANTOM の MC 勢力図は拡大し、TV界のバラエティ番組を牛耳れるほどらしい([2007/03/02 19:18 newsen]より)。

MC たちの顔と名前は一致しないけれど、芸能ニュースでよく見かける顔ばかり・・・

最近、主力俳優が事務所を出たり、事務所ともめたりと、俳優系が手薄になり、緊急増員みたいな感が否めないけど、バラエティ系注力の経営方針?
まぁ、いいけど、俳優さんたち(とくにジェヨンとハギュ)のお世話もお願いしますよー。


ジェヨンといえば、ラブコールを受けているラジオ番組テンテンクラブに出演してあげればいいのにぃぃー。テンテンクラブのBBSは、連日、ファンの「ナワジュセヨ~(出てきて~)」メッセージで溢れているのを見て、よしっ、私も日本から書き込んでみようと思ってみたものの、SBSの外国人ユーザ登録で挫折

だって、ID書類を送信するのが面倒だし、それ以前に、自国の個人情報保護さえ信用ならないのに、隣の国に個人情報を自ら送るのもちょっと・・・と、考え直した。意気込みだけはあったのだけど・・・

それでも、映画公開が近づくのに合わせて出てきそうな予感・・・ 
ナワジュセヨ~