Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

地味脱出なるか~<神機箭>ネタ

2008-01-31 22:56:40 | Suda on J.J.Y.


12月にクランクアップしても相変わらず『神機箭』ネタは地味ですが、これまでに見た中で最も長い撮影現場の動画( 
link to)。

映画はどんなお話かというと・・・ by ジェヨン

「神機箭は、朝鮮世宗(セジョン)の時に作られた、今で言うところの多連発ロケット砲。 世宗(セジョン)の時に、世界で最初に多連発ロケット砲が開発されました。 神機箭をめぐり、明国と韓国朝鮮間の暗闘、神機箭開発を阻止しようとする勢力と守ろうとする勢力、こういう者たちの話です。」 
  
この動画では、公開は「今年中」とか言ってて、なんてあいまいなと思ったら、配給会社のCJ Entertainment のサイト( link to)では 「2008年6月19日」 と具体的な日付が出ているじゃないですかぁぁぁ! 
CINE21も2008年6月となっています。

おおぉー、早速、カレンダーに予定しておかなくては!!

さらに、私が記事検索をサボってる間にCINE21に一気に画像があがっています
( link to)。


さて、いよいよ楽しみになってきました。でも、ここからが長いのよね(笑)。

                  

はぁぁー、なんてステキ


ちぇごぉ~

2008-01-31 21:47:22 | Suda on J.J.Y.


第5回 マックスムービー 最高の映画賞(제 5회 맥스무비 최고의 영화상)で、なんとチョン・ジェヨンが最高の(主演)男優賞に輝きました( link to) 

            축하 드립니다  
 
      
 


この賞は、昨年1年間(2007年1月1日~12月31日)に封切られた映画を対象に、観客が直接審査する唯一の映画賞だそうで、今年は50万人余のネチズンが投票に参加したそうです。


つい先日『正しく生きよう』がケーブルテレビで放送されたことやDVDの発売で、映画が再びネチズンの間で話題になっているという記事を見たばかりなので、その勢いを買ってジェヨンが1 位に踊り出てきたのかもしれません~

投票サイトを見た時、他の候補者は、ソン・ガンホ、パク・ヘイル・・・ (あとは忘れた) でした。

で、DVDってもう発売してるの? ネットショップではまだ売りに出てないなぁ・・・


 ▲▲▲  第5回 マックスムービー 最高の映画賞の受賞作 ▲▲▲

最高の作品賞     화려한 휴가 <光州 5・18>
最高の監督賞     キム・ジフン監督 (화려한 휴가 <光州 5・18>)
最高の男優賞     チョン・ジェヨン (바르게 살자 <正しく生きよう>)
最高の女優賞     キム・ユンジン (세븐데이즈 <セブンデイズ>)
最高の助演男優賞 パク・チョルミン (화려한 휴가 <光州 5・18>)
最高の助演女優賞 オム・ジウン (스카우트 <スカウト>)
最高の新人俳優賞   イ・ヨニ (M)
最高の独立映画賞 우리 학교 <ウリハッキョ> キム・ミョンジュン監督
最高の予告篇賞    M
最高のポスター賞   향수 <パフューム -ある人殺しの物語->



『Mr. ビーン カンヌで大迷惑!?』

2008-01-24 23:20:11 | Cinema な時間


『Mr. ビーン カンヌで大迷惑!?』
監督: スティーヴ・ベンデラック
出演: ローワン・アトキンソン、エマ・ドゥ・コーヌ、ウィレム・デフォー

ブリテッシュコメディの中締め(?)は、やはりこの方、Mr.Beanに登場していただくことに。

これが最後の Mr. Bean だそうですが、Mr.Bean を初めて TV で見た時、「この人、何者?」と思ってから、ずいぶんと年月が経つような。

原題は『Mr.Bean's Holiday』。カンヌで大迷惑・・・という邦題は TV シリーズでも「大騒動」、「大脱線」など「大~」がつくのでその流れを汲んでいるのでしょうけれど、映画の本筋とはちょっと違うかな。

どちらかというと、ロンドンからカンヌへたどり着くまでのロードムービー なのですよ(爆)。「Mr.ビーンの踊るロードムービー」なんてタイトルの方がしっくりくると思うのだけど。

これがですね、Mr.Bean がパリからカンヌへ移動する情景が、ハッとするほど美しいのです。南仏の田舎ってこういう所なんだぁと、一瞬感動すら覚える風景の中に奇妙なオッサンが立っているわけですから、ぶち壊しとも言えますが(笑)、その絵だけでもう十分可笑しいわけです。

ローワン・アトキンソン本人はものすごくインテリでジェントルマンなイメージなのに、彼が作り出したキャラ Mr. Bean とはあまりにギャップがあるので、それがまた、このキャラの純粋さを押し出しているような気がします。まぁ、確かにずーっと見ていたいというキャラではありませんが・・・

もともと Mr.Bean シリーズにはセリフが少ないですが、この作品では、Mr.Bean のセリフは、「ウィ」、「ノン」、「グラシアス(メルシーと勘違いしている)」の 3 つだけ。顔をくしゃくしゃにする顔芸がイヤとか、あの奇妙な動きがなじめないとか、外見が受け入れられない人も多々いらっしゃるようですが、パントマイムのピエロや無声映画の中の人物の動きや表情に似ているのではないでしょうかね。

ロンドンからカンヌへたどり着くまでの間に、Mr.Bean が出会う少年と女優の卵。この 2 人と絡むストーリーはとてもよくできていて、小道具に至るまで、そういうことだったのかと最後になってわかるような、丁寧なつくりになっており、後半は大いに盛り上がります

カンヌ映画祭の場面では、予想どおり、カンヌ映画祭に対してかな~りシニカルな描き方で、思い切り笑えます。「カンヌの肩書き」に弱い映画界に対してチクリと 。見た人にしかわかりませんが、キーワードは「Nothing=無」です(爆)。まるで「カンヌに価値なし」とでも言いたげです

まぁ、その辺りはさらりとやり過ごし・・・ついに Mr.Bean がカンヌで何よりも見たかったものが目の前に・・・。

それは、カンヌ映画祭ではなく、太陽が燦燦と降り注ぐビーチの前にドーンと広がる地中海。どんよりした曇り空の日が多いロンドンに住むカレが憧れる地なのでしょうか。海を見て無邪気に喜ぶ Mr.Bean の姿がとても印象的で、ホッコリさせられます。

そして、そのビーチの美しさったら・・・
「ああー、行きたい」と、一緒に行った友人と声を揃えて呟いてしまいました。

本作品をもって Mr.Bean は封印されるそうです。ローワンの年齢からして、これがギリギリなのかもしれません。最後はフィナーレショーで締めくくり、これで Mr. Bean も見納めなのかと思うとウルっ ・・・ とはこなかったけれど、ローワンがまた新たなキャラで登場することを楽しみにしているのです。

余談ですが、ローワンが出演した他の作品では、「フォー・ウェディング」の司祭役が私の中ではピカイチです。

 


う・ふ・ふ、フランスがらみ 3 作

2008-01-11 23:23:29 | Cinema な時間

                 
『パリところどころ』 (Paris vu par...)
製作: 1965年 フランス
監督: ジャン=ダニエル・ポレ、ジャン・ルーシュ、ジャン・トゥーシェ
    エリック・ロメール、ジャン=リュック・ゴダール、クロード・シャブロル

              

友人から借りてようやく見た作品。昨年話題になった『パリ、ジュテーム』の草分け的存在として位置づけられている、パリをテーマにしたオムニバス 6 編。

これがね、もう面白くて、ツボにはまりました。というのも、この作品、1965 年製作というのに、今見ても斬新なのです。ヌーヴェル・バーグの代表作だそうですが、ヌーヴェル・バーグを語れるほどフランス映画を知っているわけではありません。でも、フランス映画黄金期を物語っているように思えます。

一番笑ったのは  ・・・エリック・ロメールの『エトワール広場』。
パリ市民にとって凱旋門は邪魔モノらしいです(笑)。凱旋門から放射線上に伸びる街路をいくつも横断して、凱旋門の周囲をぐるりと足早に闊歩するパリ市民の姿が写実的。そこで起こった傘突つき事件(笑)これにまたオチがちゃんとついていて。勝手にコメディだと解釈して笑ってしまいました。

一番「えーーーっ、そうくるか」と思ったのは  ・・・ジャン・ルーシュの『北駅』。
アパルトマンに住む夫婦が朝食で交わす何気ない会話から、思わぬ展開に・・・

娼婦と皿洗いの男の健全な(?)夜の過ごし方あり、恋のかけひきあり、悲劇あり・・・と、なかなか切り口も多様で楽しかったです。


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『迷子の警察音楽隊』 
(The Band's Visit)
製作: 2007年  イスラエル/フランス合作
監督: エラン・コリリン

             

昨年のカンヌでは、この作品のために「一目惚れ賞」まで創設され、3 冠を達成し話題をさらったそうです。東京国際映画祭でもグランプリ

文化交流のためにイスラエルまでやってきたエジプトの警察音楽隊。出迎えが来ず自力で目的地まで行こうとしたら、地名を間違え迷子になってしまう。迷子たちがたどり着いた街は、草木のない砂漠色の地形に囲まれ、人の息づかいもひっそりとしか聞こえてこないような静かな街。音楽隊の水色の制服がひときわ映えるこの背景設定が、この作品の「乾き」のような部分をあらわしているようにも感じました。

イスラエル人とエジプト人のコミュニケーション。そもそも政治上および宗教上で、かなり微妙な関係なのに、会話も成り立ちそうで成り立たない、成り立たなそうで成り立ったり... 手持ち無沙汰の時間、互いに黙りこんでしまう時間が訪れるたびに、見ている方は次にどんな言葉が出てくるのか息を呑んで見守るしかありません(笑)。たった一晩の触れ合いでも、前日の「乾き」が朝には「潤い」に変わっているような、ちょっとお茶目な作品です 。


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『サンジャックへの道』
  (Saint Jacques...La Mecque)
製作: 2006年  フランス
監督: コリーヌ・セロー 

              

あちらこちらで「ヨカッタ」という声を聞き・・・
とても、よかったです(涙)。

フランスのル・ピュイからスペインの西の果て、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで 1500 km にも及ぶ巡礼路を一緒に歩くことになった 9 人の男女の話。いい歳をして険悪の仲の 3 兄姉弟や、山歩きと勘違いして参加した女の子 2 人、アラブ系移民の男の子 2 人( 1 人はメッカに行くと勘違い)、孤独な女性、そして巡礼者を導くガイド。

それぞれが、さまざまな思い、悩み、問題を抱えて、ただひたすら聖地へ向かって歩いていく道すがら、互いに喧嘩したり、寄り添ったり、悩んだり、受け入れたりと、人と人との間は騒々しいから楽しい。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路は世界遺産にもなっているそうで、映像で流れる巡礼路に広がる風景がとても美しい。「歩く」という行為は、単純だけど余計なものを一切排した行為で、無心に歩くことで邪念を振り払ってくれそうな気もするし、自分と向き合わざるを得ない状況に追い込まれそうな気もします。そこに巡礼の意味があるのかもしれません。

信仰する神が誰であろうと、肌の色が違っていようと、男であろうと女であろうと、失業者であろうと社長であろうと、若くても老いていようとも、巡礼の道の上で課せられることは、ただ歩くことで、誰にとっても同じなんですね~。

色々なものを拾って歩く時間があるっていいなぁ~と、旅に出たくなる作品でした。

 


2008年上半期 期待の韓国映画 7 編

2008-01-09 00:01:05 | K-Movie Columns

(記事検索の続き)2008 年(上半期)期待の韓国映画 7 編という記事から
( link to)
(この類の記事は他にもいろいろあるので、これだけってわけではありません)

『ノム、ノム、 ノム <좋은 놈, 나쁜 놈, 이상한 놈>』
(監督:キム・ジウン)
『モダンボーイ <모던보이>』
(監督:チョン・ジウ)
『神機箭 <신기전>』
(監督:キム・ユジン)
『カン・チョルジュン~公共の敵1-1 <강철중(공공의 적1-1)>』
(監督:カン・ウソク)
『あなたは遠いところに <님은 먼 곳에>』
(監督:イ・ジュニク)
『素敵な一日 <멋진 하루>』
(監督:イ・ユンギ)
『悲夢 <비몽>』
(監督:キム・ギドク)

だそうです。7 編中、2 編に出演するジェヨンは「売れっ子」じゃないですか(笑)。

『神機箭』は、12 月にクランクアップしたとき、5 月公開予定だったのに、ひと月もたたないうちに、すでに公開予定が 7~8 月と先送りされているし、しかも『ノム』とともに大作 2 本同時期公開というのはないような ( link to)。まっ、先送りされることはあっても前倒しにはならないでしょう。

史劇ブームは依然衰えていないため、『神機箭』のような作品は年代を問わず見てもらえるかも。この作品、アクション史劇というジャンルらしい。ジェヨンのチンピラアクションなら容易に想像できますが、アクション史劇というイメージとはどうも結びつかないなぁと思っていたら、チラリと見た動画では、正直、これまでに見たこともない(笑)キレのある身のこなしを披露しておりました( link to)。

誰が悪玉なのかよく分からないのですが、異民族との戦闘もあり。どうもヒーローは世宗大王(アン・ソンギ)なのではないかと邪推。王様がヒーローだなんて・・・見ないうちからブツブツ『王の男』の王様が暴君すぎたので、こちらでは賢君にスポットを当てようということなのかしら。今年は TV ドラマでも世宗大王が取り上げられ、セジョンブーム? 



それにしても、『ノム』の純制作費がすでに 150 億ウォンというのもビックリ ( link to) 。総制作費は 200 億ウォン近くに達するのでは? ジウン監督、お金使いすぎ(笑)。時代背景のセットやら CG 処理やら「絵的コンテンツ」にお金がかかっていそう。

『グェムル』の総製作費が約 150 億ウォン(純制作費約 110 億ウォン、マーケティング約 40 億ウォン)で観客動員数 1300 万人だから、『ノム』は『グェムル』がたてた金字塔を抜き、韓国映画史上最多動員が至上命題となっているような。かなり博打的な作品であることは間違いなさそうです。

 

京城ブームもまだまだ続くのか、『モダンボーイ』では花輪くん(@ちびまるこ)にパーマをかけたようなパク・ヘイルの髪型が見どころ (ウソです)。この作品、小説が原作のロマンスだそうです。


『カン・チョルジュン~公共の敵1-1』、タイトルがちょっとダサい気もするのですが(笑)、ジン様が「脚本のみ」参加というのは好材料かもしれません(爆)。ジン様が自ら脚本を書きたいと言って、カン・ウソク監督が OK したというお話のようですね ( link to)(←ホント?)。 ジェヨンを絶賛してくれているので、ここでウソク監督をいじめるのはやめておきます。


『あなたは遠いところに』は、またまたイ・ジュニク監督とチョン・ジニョンのコンビですね。ベトナム戦争に参戦した夫を探すためにベトナムを訪ねる女性の話。スエがこの女主人公。


低予算作品の 2 作。
『素敵な一日』には、カンヌの女王登場。『悲夢』は、すでに話題になっているオダジョー&イ・ナヨンという、スター出演のギドク作品。

と、今年も盛りだくさんです~

 


韓国映画雑誌より 2007年 BEST まとめ

2008-01-08 00:31:43 | K-Movie Columns


記事検索もサボっていたので、韓国映画雑誌から、2007年ベスト作品の自分用のまとめです。

■ CINE21 ■ ( link to)
 
韓国映画 Best 5
1. シークレット・サンシャイン <밀양>
2. 千年鶴 <천년학>
3. 境界 <경계>
   ウリハッキョ <우리학교>
5. 息 <숨>

過大評価された映画: D-War<디 워>、 光州5・18 <화려한 휴가>
過小評価された映画: 永遠の魂 <별빛 속으로> 

海外映画 Best 5

1. 三峡好人(Still Life)
2. インランド・エンパイア 
3. ボーン・アルティメイタム

  A History of Violence
5. 色、戒 <색, 계>


■ FILM 2.0  ( link to)

韓国映画 Best 5
・ シークレット・サンシャイン <밀양>
・ ウリハッキョ <우리학교>
・ M
・ 優雅な世界 <우아한 세계>
・ よいではない家 <좋지아니한가> 


MOVIEWEEK ■  ( link to)

韓国映画 BEST 10
1. シークレット・サンシャイン <밀양>
2. よいではない家 <좋지아니한가>
3. カンナさん、大成功です <미녀는 괴로워>
4.  M
5. 優雅な世界 <우아한 세계>
6. ウリハッキョ <우리학교>
7. 楽しい人生 <즐거운 인생>
8. セブンデイズ <세븐데이즈>
9.  光州5・18 <화려한 휴가>
10.D-War<디 워>

海外映画 Best 10
1. 色、戒 <색, 계>
2. ボーン・アルティメイタム
3. 善き人のソナタ
4. once ダブリンの街角で
5. バベル
6. 父親たちの星条旗
7. トランスフォーマ
8. デス・プルーフ in グラインドハウス (Quentin Tarantino's Death Proof)
9. 300
10.レミーのおいしいレストラン


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特に目新しいものはありませんでしたが、My Best にも入れた『よいではない家』のランクインがちょっと嬉しかったりしました。『境界<경계>』は PIFF で上映していたのに見なかったのを、あぁー、今さら後悔

昨年から『ウリハッキョ』の上映スケジュールとは縁がないワタクシ・・・いつになったら見られるかしら。

散々な興行成績だった『M』もランクインしているところを見ると、映画人的にはかなりイケテルのでしょうかね~

CINE21で過小評価作品に挙がっていて、前から気になっていた『永遠の魂 <별빛 속으로>』は、韓国アートフィルムショーケースで上映予定だそうなので楽しみです。原題は「星明りの中へ」なのに、邦題はとっても箔がついた感じになっています(笑)。

海外映画では、CINE21のベストに入っている『インランド・エンパイア』にちょっと興味あり。現在も上映中なので見に行こうかなしら。ちょっと怖そうだな


『色、戒』はそのうち日本でも公開されるでしょう。こちらも楽しみ