Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

「激辛韓流映画 100」 辛くてもへっちゃら?

2011-12-15 01:00:27 | K-Movie Columns

14 日発売の 「映画秘宝 EX 映画の必修科目 02  激辛韓流映画 100」 (洋泉社 MOOK)。「韓国映画 この容赦なき人生~骨太コリアンムービー熱狂読本~」 (鉄人社) に続き、また韓国映画に関する本ですが、「容赦なき」 といい 「激辛」 といいタイトルが、とっても挑戦的。


レトロ感あふれる表紙には、またヤン・イクチュンが右下隅にいすわっていますね (笑)。

「韓国映画 この容赦なき人生」 で映画紹介記事を担当しているのは、クリエーターの方々でしたが、こちらの100 本は映画ライターの方々が執筆されています。クリエーターの方々の記事は、作品への思い入れみたいなものが熱く語られていたような気がしますが、映画ライターの方々の記事は、思い入れよりも客観的な解説がメインのようです。

「韓国映画 この容赦なき人生」 で紹介されている 32 本の作品の多くが、「激辛韓流映画100」 で紹介されている作品と重複していますが、あらゆる切り口を楽しむという面では面白いと思います。

表紙に書かれている副題がね...

「イケメン野郎のメロドラマに韓国映画の真髄は語れない!
南北対立!復讐劇!骨肉の争い!
血を血で洗う壮絶 100 本!」

... とあって、韓流アジュンマたちが避けて通りそうなんだけど (笑)、内容はそんなに激辛でもなくて、比較的分かりやすいと思います。

これまでにも

「韓国映画ベスト100 「JSA」 から 「グエムル」 まで」 (寺脇研著:朝日新書)
「映画ファンのための韓国映画読本 “男目線” のコリアン・ムービー・ガイド」 (ソニー・マガジン)

という映画読本がありましたが、「韓国映画 この容赦なき人生」、「激辛韓流映画100」 も含めて見比べると面白いかもしれません。それぞれ、作品の取り上げ方が異なるし、最近のものは新しい作品も含まれるので、だんだん淘汰されたり、見直されたり、バイブル的な作品は不動だったり...

激辛韓流映画 100 本中、未見の作品は、20 本ほど。ワタシは、血まみれバイオレンス系を見るのは平気なのですが、ホラーは大の苦手。K ホラーなるジャンルはほぼ未見ですね。本作にも紹介されている 『顔のない女』 だけは血迷って見たことがあるのですが、本当に女の顔がなくなっちゃうので、うぎゃーーーっ、とドン引きしながら叫んだ記憶があります。もうこれだけで充分 (笑) と思っています。

ともあれ、ざっくりななめ読みしながら、フムフムと頷いたり、ニヤニヤしたり、そうかな?と思ったり。

『彼とわたしの漂流日記』 の項、チョン・ジェヨン絶賛記事に、そうでしょ、そうでしょと相槌をうちつつ、そのライターさん、『クワイエット・ファミリー』 の項でチョン・ジェヨンがチョイ役ながら出演していたことにも触れてくれていて、絶対ジェヨンのことが好きよね、と確信しました (笑)。



未見作品覚え書

『ケンカの技術』 → 見たような気がするけど、見てないかも。
『テコン V』 → 韓国版マジンガーZはいいや。
『怪獣大決戦 ヤンガリー』 → 怪獣はいいや。
『ワンダフルデイズ』 → アニメ得意じゃないけど興味あり。
『風のファイター』 → 最初の 20 分でリタイア。
『D-WARS』 → 怪獣はいいや。
『7 級公務員』 → 意外と (?) 評判いいんだよね。
『人喰猪、公民館襲撃す』 → 原題 「チャウ」、 漢字ばっかりの邦題になったのね。
『少女たちの遺言』 → ホラーなんで無理。
『H』 → ホラーなんで無理。
『ボイス』 → ホラーなんで無理。
『霊 リョン』 → ホラーなんで無理。
『スパイダー・フォレスト 懺悔』 → 難解らしい。
『黒い家』 → 原作は面白かったけど、スプラッター映像は見たくないかも。
『1942 奇談』 → ホラーちっくらしいので無理。
『セブンデイズ』 → スリラーは元気な時に見よう。
『極楽島殺人事件』 → スリラーは元気な時に見よう。
『エイリアンビキニの侵略』 → 先月見逃した。

 

 

 

 


2011 下半期に見た ★ K-Movie

2011-12-10 01:11:38 | K-Movie Columns

 今年は韓国映画 50 本鑑賞を目指していましたが、ようやく達成。後半、駆け込みましたが (笑)。

結局、上半期、下半期通して 51 本中、★★★★ 以上の作品は 7 本。

『生き残るための3つの取引』
『シラノ恋愛操作団』
『豊山犬 (原題)』
『ムサン日記 ~ 白い犬』
『オッキの映画 (原題)』
『愛してる 愛してない (原題)』
『ロマンティック・ヘブン (原題)』

7~8 本に 1 本ぐらいは 「アタリ」 と思える作品があるということになりますが、まあまあかな (笑)。結局、その時の気分とか嗜好によって左右されますからね、映画なんて。

傾向としては、多額の製作費がかかっている商業系作品、観客動員数の多い作品には、あまり共感できなかったみたい (笑)。低予算のインディー系はどうしても応援したくなるけれど、何でも受け入れられる訳ではありません。以前、とんでもなくハズレなインディーを見て、怒りを覚えた苦~~い経験がありますからね。


上半期 26 本はコチラ → 2011 上半期に見た ★ K-Movie 

下半期 25 本

5 点 満点 : ★ 1 点  ☆ 1/2 点

Romantic Heaven / ロマンティック・ヘブン (原題) (2011 / 韓国) ★★★★

Come Rain Come Shine / 愛してる 愛してない (原題) (2010 / 韓国) ★★★★

Blades Of Blood / 雲を抜けた月のように (原題) (2010 / 韓国) ★★★☆

Arrow, the Ultimate Weapon / 最終兵器 弓 (原題) (2011 / 韓国) ★★

Sunny / サニー (原題) (2011 / 韓国) ★★☆

Oki's Movie / オッキの映画 (原題) (2010 / 韓国) ★★★★

The Front Line / 高地戦 (原題) (2011 / 韓国) ★★

Bleak Night (原題) (2010 / 韓国) ★★★☆

ムサン日記~白い犬 (2010 / 韓国) ★★★★

豊山犬 (原題) (2011 / 韓国) ★★★★☆

カメリア (2010 / タイ=日本=韓国) ★★★☆

ミスにんじん (2008 / 韓国) ★★

ビューティフル (2007 / 韓国) ★★★☆

ビューティフル・サンデー (2007 / 韓国) ★★★

朝鮮名探偵: トリカブトの秘密 (2011 / 韓国) ★★☆

あなたの初恋探します (2010 / 韓国) ★

大阪のうさぎたち (2011 / 韓国) ★★☆

第 7 鉱区 (2011 / 韓国) ★

Countdown /カウントダウン (2011 / 韓国) ★★★☆

The Passion of a Man Called Choe Che-u / 東学、水雲 崔済愚 (原題) (2011 / 韓国) ★☆

Punch / ワンドゥギ (原題) (2011 / 韓国) ★★★☆

Hindsight / 青い塩 (原題) (2011 / 韓国) ★★★☆

Red Vacance Black Wedding / レッドバカンス、ブラックウェディング (原題) (2011 / 韓国) ★★

ただよう想い。 (2009 / 韓国) ★★

男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW (2010 / 韓国) ★★


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参考: 今年の韓国映画観客動員数 TOP 10 
(Source : KOFIC 2011/01/01~2011/12/09)

1. 『最終兵器 弓』
2.『サニー』
3. 『ワンドゥギ』
4. 『朝鮮名探偵: トリカブトの秘密』
5. 『トガニ』
6. 『クイック』
7. 『高地戦』
8. 『危険な相見礼』
9. 『依頼人』
10. 『家門の栄光 4 - 家門の受難』 

 


「韓国映画 この容赦なき人生」 に KO?(笑)

2011-11-28 14:46:09 | K-Movie Columns

東京では、昨日 「東京フィルメックス」 が最終日を迎えました。

はぁぁ、終わったぁぁ~~。

今年の東京フィルメックスでは、韓国映画が 4 本上映され、そのうち 『アリラン』 は観客賞を、『ムサン日記~白い犬』 は審査員特別賞を受賞しました。韓国インディーの底力を見せつけてくれましたね。

『アリラン』 (監督:キム・ギドク) 
『カウントダウン』 (監督: ホ・ジョンホ)
『豊山犬 (原題)』 (監督: チョン・ジェホン)
『ムサン日記~白い犬』 (監督: パク・ジョンボム)

『アリラン』 は見られませんでしたが、あとの 3 本は見ました。どれも力強い作品で、それぞれの良さと持ち味を堪能できました。ワタシは見た 3 本とも好きですね。



さて、お題の 「韓国映画 この容赦なき人生 ~骨太コリアンムービー熱狂読本~」 は 26 日に発売されたばかりの本です。

ヤン・イクチュン監督の怖そうなこのお顔が目印です (笑)。普段は、とっても優しそうな普通のお兄ちゃんって感じの方なんですけどね。韓国映画好きの方、必読の書だと思います。韓国映画 32 本をとりあげ、日本のクリエーターたちが語っています。そのほかには、俳優論、ディレクター論などについても書かれています。

とりあげられた 32 本中未見の作品は 1 本ありましたが、ワタシの好きな作品 () が多くあって興奮しながら一気読みしてしまいました。

『ペパーミント・キャンディー』  
『友へ チング』
『絶対の愛』
『息もできない』
『母なる証明』
『コースト・ガード゛』
『オールド・ボーイ』
『殺人の追憶』
『悪魔を見た』
『オアシス』
『チェイサー』
『冬の小鳥』
『シークレット・サンシャイン』
『受取人不明』
『生き残るための 3 つの取引』
『ポエトリー』
『アジョシ』
『ビー・デビル』
『クロッシング』
『哀しき獣』
『ハウスメイド』
『グエムル - 漢江の怪物 ‐』
『ほえる犬は噛まない』
『JSA』
『復讐者に憐れみを』
『悪い男』
『大統領の理髪師』
『セックスボランティア』 ← 未見
『よく知りもしないくせに』
『魚と寝る女』
『マジシャンズ』
『地球を守れ!』

キム・ギドク監督作品が 5 本、イ・チャンドン監督作品、ポン・ジュノ監督作品がそれぞれ 4 本、パク・チャヌク監督作品が 3 本が占めていて、やはり国際的に評価の高い監督作品が多いですね。ワタシの好きなリュ・スンワン監督の 『生き残るための 3 つの取引』 、今年の青竜映画賞で作品賞&監督賞を受賞したのですよね。個人的にはハナ丸でしたが、青竜で受賞するなんてちょっと驚き... リュ監督夫人の 「青竜映画賞の公正さを信じるようになりました」 との皮肉まじりの受賞コメントには思わず苦笑... 言いたくなる気持ちがなぜかよくわかります (笑)。

すごく嬉しかったのは 『マジシャンズ』 と 『地球を守れ!』 が入っていること。『マジシャンズ』 なんて全編ワンカットという恐るべき作り方なのですが、忘れられない作品。ドラマ 「ラスト・スキャンダル」 でドンチョルの兄役だったチョン・ウンイン主演ですが、胸にジーンとくる圧巻の作品です。『地球を守れ!』 は、ペク・ユンシクとシン・ハギュンの出演で、いい意味での B 級 SF 作品。見たことのない奇想天外ぶりなのに、ラストにどっと哀しみが押し寄せてくるのです。

また見直したいなと思わせてくれるものばかり~。ただ、この本は作品を見ていないと楽しめないかも。1 本ずつ見て、つぶしていくのも楽しいかも。甘ったるい韓ドラに飽きたら、ぜひ容赦なきパンチを受けてみてはいかが?

 

 




BIFF Report 1

2011-10-13 00:10:39 | K-Movie Columns

今年も釜山国際映画祭 (BIFF) へ行ってまいりました。今年から新たな会場 「映画の殿堂」 が加わり、より一層、華やかな映画祭でした。

相変わらず、思うようにチケットをゲットできませんでしたが、仕方がありません。ゲットできないならできないなりに楽しまなくてはということで、イベントにも顔を出してみました。イベント会場、上映館 3 か所を行き来するうちに、足にマメができたり、足腰がワナワナしたりして (笑)。イベントと映画鑑賞との両立は体力勝負だわ~とつくづく感じたのでした。



★ 映画の殿堂

野外劇場と大中小4劇場を備えた Busan Cinema Center があります。

野外劇場は以前の水営ヨット競技場とは異なり、屋根もあるので雨をしのげますが、花火は見づらかったです。スクリーンは、建物の影が映ってしまったり、照明が明るすぎて画像が白っぽくなるところがいまひとつでしたね。

場外のレッドカーペット。開幕式にスターたちが会場に到着して入口まで歩く場所に敷かれていますが、短いのよね~。

もうひとつのレッドカーペット。これは、観客が入場するための野外劇場の入口に敷かれていて、長いんです。観客もレッドカーペットを歩く気分に浸れるとか?(笑)

ワタシは現地到着が遅くて、開幕式のレッドカーペット後半にようやく間に合ったぐらいで、もちろん、すでに大勢の人だかりに割り込む隙もなく、はじき出されました。 はじき出されてふてくされていたら、目の前にソ・ジソプとハン・ヒョジュが立っていて驚き。KBSの生放送の舞台袖だったのでした。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ BIFF Village @海雲台

Oct.07: 野外舞台挨拶  「ただ、あなただけ」
ソ・ジソプ、ハン・ヒョジュ

 

Oct.08:  Open Talk
イム・グォンテク監督、カン・スヨン監督、イ・ジャンホ監督、カン・ウソク監督

 

Oct. 09: Open Talk  「武侠」
金城武、タンウェイ、ピーター・チャン監督

 

Oct. 09: Talk to Talk  「 マイ・バッグ・ページ」
妻夫木聡

 

* 「ワンドゥギ」 野外舞台挨拶は別記...

 

 


16th BUSAN International Film Festival

2011-09-09 18:23:15 | K-Movie Columns


釜山国際映画祭が近づき、ラインナップが発表されました。
www.biff.kr

今年から映画祭の英語標記は、Pusan でなく Busan に変更されたので、映画祭の通称はPIFF ではなく BIFF となります。

チケットの購入方法、上映会場が昨年とは若干変更になっています。詳細は、公式サイトでご確認を。

Opening と Closing タイトルは、やや地味な感じ。BIFF の後に続く東京国際映画祭が、今年は派手な Opening と Closing タイトルを持ってくるのとは対照的です。

昨年の BIFF Opening は、チャン・イーモウ監督の「サンザシの樹の下で」 で、純愛ロマンス系でしたが、今年のソ・ジソプ&ハン・ヒョジュ主演作品 「Always (英題)」 もやはりロマンス系のようですね。

期間中、韓国内外から選ばれた 307 作品が上映されるそうです。例年のことですが、この映画祭で映画を見ようとすると、この上映本数の多さに圧倒され、作品チェックとスケジュール組みはかなり骨の折れる作業なのです。それが楽しみでもありますが (笑)。

映画を見ずに俳優さんオッカケ専門で、映画祭を楽しまれる方々も多く、人それぞれですかね。

先に記事を書いた、「ワンドゥギ」 は World Premiere 上映があるそうで、 もしかしたら見られるかも... と小躍り。

ジョニー・トー、リュック・ベンソン、ツァイ・ハークなど、人気監督も続々登場。

日本からは、オダギリ・ジョー、西島秀俊、妻夫木聡なども出席。

Asian Western という特集では、「ノム×3」 も上映されるそうで、キム・ジウン監督との因縁の再会はあるのかな?と儚い期待を寄せています。

楽しみ~ ♪

 


2011上半期に見た ★ K-Movie

2011-08-04 01:08:55 | K-Movie Columns

今年上半期 (1 月~ 7 月) に見た韓国映画は 26 本でした。劇場で見たもの、DVD で見たもの、TV で見たもの、いろいろです。少ないなぁ。昨年よりは、頑張ったけど~。

しかーーし、本数が増えると、当然、ダメ出ししたくなる作品に当たる確率も上がるということなのですが...

別宅でレビューを書いていますが、通常星取りは書きません。どうしても、その時の気分だったり、関心事だったり、好みだったり、そういうものでブレるので。

でも、こちらでこっそり星取りを付けてみることにしました。のちのち、どれだけブレるかなと (笑)。この記事書いている間にも、すでにブレている...

5 点 満点  ★: 1 点 ☆: 1/2 点

 

戦火の中へ (2010 / 韓国) ★★☆ 

破壊された男 (2010 / 韓国) ★☆

肉体の欲望 / 육체의 약속 (1975 / 韓国) ★★☆ 

晩秋 / 만추 (1981 / 韓国) ★☆

キッチン ~ 3 人のレシピ (2009 / 韓国) ★★

空を歩く少年 (2008 / 韓国) ★★

その男の本、198 ページ (2008 / 韓国) ★★

用意周到ミス・シン (2007 / 韓国) ☆

今、このままがいい (2008 / 韓国) ★★★

このまま死ねるか! (2005 / 韓国) ★★

きみに微笑む雨 (2009 / 韓国) ★★

過速スキャンダル (2008 / 韓国) ★★★☆

하늘과 바다 (原題: ハヌルとパダ / 空と海) (2009 / 韓国) ☆

퀴즈왕 (原題: クイズ王) (2010 / 韓国) ★★

家を出た男たち (2010 / 韓国) ★★★

春香秘伝 ~ The Servant [房子伝] (2010 / 韓国) ★★★☆

生き残るための 3 つの取引 (2010 / 韓国) ★★★★

シラノ恋愛操作団 (2010 / 韓国) ★★★★

星から来た男 (2008 / 韓国) ★

黄山ヶ原 (2003 / 韓国) ★★

大韓民国 1% (2010 / 韓国) ★★

悪魔を見た (2010 / 韓国) ★☆

私の愛、私のそばに (2009 / 韓国) ★★

チョン・ウチ 時空道士 (2009 / 韓国) ★★★

トライアングル (2009 / 韓国) ★

天国への郵便配達人 (2009 / 韓国) ★

 

 


映画祭とアルコールの関係?

2011-06-26 19:00:13 | K-Movie Columns

先週は、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2011 (SSFF) とフランス映画祭が重なり、映画三昧の週となりました。

短編 24 本、フランス映画長編 4 本を 3 日間でこなし、頭の中では、いろんなストーリーが流れて、混沌としています (笑)。とてもじゃないけど、今、韓ドラとか観られる状態ではありません。

SSFF では、今年も 「映像を通じた観光振興トークイベント」 と称した K-EVENT が催され、アン・ソンギ先生、「チュノ」 や 「悪い男」 に出演されていたキム・ウンス先生、パク・コニョン、アシアナ短編映画祭関係者が来日され、映像と観光についてのトークが行われました。

キム・ウンス先生、日本語ぺらぺらでびっくり。コニョンペンな方々も多くいらっしゃっており、イベントは大盛況でした。

短編映画祭はややマイナーと見られていますが、SSFF では、昨年はク・ヘソン、おととしはユ・ジテ... と、毎年、韓国からも映画関係者が来日していて、面白い話が聞けます。

ともあれ、ボーっとした頭のまま、韓タメニュース記事をながめていたら、そうそう、韓国では、ちょうどミジャンセン短編映画祭が開催されていたのでしたね~。新人監督の登竜門的映画祭ですが...

ミジャンセン映画祭での飲み会?でしょうか。この映画祭を支える映画人たちが集合していたようで、ジェヨンとハギュがつるんでいるのを発見 (笑)。いいですね、この素な感じ。楽しそうだわ...。

映画祭の後は、やっぱりアルコールよね (← と、自分への言い訳・爆)。

この写真は、イ・スンヒョンイ・ヒョンスン監督 (「イルマーレ」 「青い塩」) の twi でキム・ジョンウンが撮ったものだとか。




(上左から) チョン・ジェヨン、イ・ヒョンスン監督、シン・ハギュン、コ・ス
(下左から) キム・ジョンウン、チョン・ジョンミョン
元記事 TV REPORT

 

 


気になる K-Movie Part 2

2011-05-13 10:27:30 | K-Movie Columns

気になり始めたら、どんどん気になる K-Movie ...

Part 1 と合わせて計 25 本の紹介です。

「화이트: 저주의 멜로디  (ホワイト: 呪いのメロディ)」
監督: キム・ゴク、キム・ソン
6 月公開予定

お、来たぁ、異端児キム兄弟の新作。これまで意味不明な作品続きですが、やはりチェックしてしまうでしょう。これも、アイドルグループを題材にした作品なのですね。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26433&contcode=020301

 



「블라인드 (ブラインド)」
監督: アン・サンフン
夏公開予定

キム・ハヌルとユ・スンホが姉兄。これも殺人事件がらみか...
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26432&contcode=020301

 



「챔프 (チャンプ)」
監督: イ・ファンギョン
秋夕公開予定

チャテヒョン、これはコメディじゃないのね~。イ・ファンギョン監督って 「角砂糖」 を撮った監督。またまた競走馬の話なのかな?
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26431&contcode=020301

 



「오싹한 연애 (ぞっとする恋愛)」
監督: ファン・インホ
下半期公開予定

イ・ミンギとソン・イェジンのラブコメ+お化けがらみ...
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26430&contcode=020301

 



「백프로 (100 パーセント)」
監督: キム・ミョンギュン
9 月公開予定

ユン・シユンの初主演作。元プロゴルファーにして小学校教師という役どころらしい。ハイキックでは高校生だったのに、なんだか可笑しい。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26429&contcode=020301

 



「도가니 (るつぼ)」
監督: ファン・ドンヒョク
9 月公開予定

映画はコン・ジヨンの同名小説が原作。聴覚障害者学校で実際に起きた性暴力事件をモチーフで、コン・ユが同校に赴任した教師役、事件を世間に伝えようとする人権運動家役にチョン・ユミ。シリアスそうな社会派作品。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26428&contcode=020301

 



「오직 그대만  (ただあなただけ)」
監督: ソン・イルゴン
11 月公開予定

ソ・ジソプ、凄く体を絞ってますね。ハン・ヒョジュは、視覚障害者役。ファイターとキャンディ少女のロマンス劇らしい。ソン・イルゴン監督の 「マジシャン」 は好きな作品でした。これもちょっと期待しています。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26427&contcode=020301

 



「고지전 (高地戦)」
監督: チャン・フン
7 月公開予定

「義兄弟」 のチャン・フン監督の新作。朝鮮戦争がテーマ。シン・ハギュン、コ・ス、コ・チャンソク、リュ・スンスと顔ぶれは多彩。ハギュ~~、お久しぶりだわ。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26426&contcode=020301

 



「마마  (ママ)」
監督: チェ・イクファン
6 月 2 日公開予定

オム・ジョンファがセクシークィーンを脱ぎ捨て、ヤクルトアジュンマになりきっているらしい。個人的には、オム・ジョンファの主演作でイイと思ったものは今までないんですけどね。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26425&contcode=020301

 



「완득이 (ワントギ)」
監督: イ・ハン
下半期公開予定

「ユ・アインの毒気」 と書かれているけど、毒気というよりは、ガンとばして見えるのはワタシだけ (笑)。ユ・アインには、どこか気難しさが漂うんだけど、こんな彼が、日本でファンミって想像できないわ~。アウトローを貫いて欲しかったなぁ...
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26424&contcode=020301

 



「7광구 (7 鉱区)」
監督: キム・ジフン
夏公開予定

「木浦は港だ」、「光州 5・18」 のキム・ジフン監督の新作。これも、今年目玉と言われている作品。なかなか公開されないと思っていたけど、夏なのね。ハ・ジウォン、オ・ジホ、 ソン・セビョク、パク・チョルミンと実力派の出演陣が、さてどう怪物と戦うのか...
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26423&contcode=020301

 



「마이웨이 (マイウェイ)」
監督: カン・ジェギュ
12 月公開予定

「ブラザーフッド」 の 1 カットかと錯覚したくなるけど、「マイウェイ」 も朝鮮戦争が舞台。300 億ウォンを投入するブロックバスター。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26422&contcode=020301
 




 


気になる K-Movie Part 1

2011-05-13 00:14:56 | K-Movie Columns

以前は、韓国映画のニュースもよく拾っていましたが、ここのところご贔屓衆がらみの作品しかチェックしておらず...

下半期に向けて、どんな映画が準備されているのかしらん...

Movieweek  [현장에서 훔친 한 컷 (現場でこっそり撮ったワンカット)] シリーズをチェック!!



「미확인 동영상 (未確認動画)」
監督: キム・テギョン  
7 月公開予定 

パク・ボヨンの iPhone には、動画に幽霊がいる...って。 うーむ、怖そう。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26446&contcode=020301


 

「최종병기 활 (最終兵器 弓)」(仮題)
監督: キム・ハンミン
8 月 4 日公開予定

時代背景は、丙子胡乱 (1636-1637)。清 vs 朝鮮の騒乱。パク・ヘイルが弓を以って制するのかな~。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26445&contcode=020301

 


「페이스 메이커 (ペースメーカー)」
監督: キム・ダルジュン
下半期公開予定

誰?と思ったら、キム・ミョンミン。今度は激ヤセじゃないけれど、またまた容貌を変えることで話題を集めているのかな... (笑)
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26444&contcode=020301

 


「투혼 (闘魂)」
監督: キム・サンジン
下半期公開予定

なんかイイ感じのキム・ジュヒョクとキム・ソナ。 野球選手と、彼の再起を助ける妻のお話らしい。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26443&contcode=020301

 


「모비딕 (モビーディック)」
監督: パク・インジェ
6 月 9 日公開予定

ゴミ箱がとっても重要アイテムらしい? 撮影の合間で、ファン・ジョンミンとキム・ミニの表情がとっても対照的。タイトルは、Moby-Dick、つまり、メルヴィルの 「白鯨」 のこと?
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26442&contcode=020301

 


「헤드 (ヘッド)」
監督: チョ・ウン
5 月 26 日公開予定

こちらも撮影の合間のショットは、パク・イェジンとリュ・ドクファンのコントラスト。殺人事件をめぐる姉と弟の話らしい。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26441&contcode=020301

 


「특수본 (特捜本=特別捜査本部)」
監督: ファン・ジョングク
下半期公開予定

オム・テウンとソン・ドンイルの 「サランへ~」(笑)。刑事モノ。ややドラマっぽいね~。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26440&contcode=020301

 



「미스터 아이돌 (ミスターアイドル)」
監督: ラ・フィチャン
下半期公開予定

「正しく生きよう」 のラ・フィチャン監督の新作なんだ!!チ・ヒョヌとパク・ジェボムが、アイドルグループ 「ミスターチルドレン」 のメンバー? おいおい、やめてよ~~、そのグループ名。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26439&contcode=020301

 



「티끌모아 로맨스 (塵集めてロマンス)」
監督: キム・ジョンファン
下半期公開予定

こんな狭いベンチに、撮影の合間にウトウトな Lovely ソン・ジュンギ。ところで、この作品の撮影、大丈夫なんでしょうかね~。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26438&contcode=020301
 

 


「고양이: 죽음을 보는 두 개의 눈 (猫: 死を見る二つの目)」
監督: ビョン・スンウク
6 月公開予定

パク・ミニョンちゃんのホラー映画。ニャンコ、可愛いけど、恐怖のアイコンだって。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26437&contcode=020301

 


「통증 (痛み)」
監督: クァク・キョンテク
8 月公開予定

無痛覚症患者という役どころのクォン・サンウ。クァク・キョンテク監督のメガホン、久しぶりだな~。ヒロインは、チョン・リョンウォン。ラブストーリーなのね。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26436&contcode=020301

 


「오늘 (今日)」
監督: イ・ジョンヒャン
下半期公開予定

「私の演技人生のターニングポイント」 と言い切るほど、ソン・ヘギョが強い愛着を見せた作品なんだそうです。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26435&contcode=020301

 


「푸른 소금 (青い塩)」
監督: イ・ヒョンスン
下半期公開予定

今年の目玉作品ですよね。早く見たいわ~。ソン・ガンホとチョン・ジョンミョンは 「義兄弟」 かって? シン・セギョンの変貌ぶりに驚き~。
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=26434&contcode=020301

 






噂の袋とじ... 「美人図」

2010-09-27 02:27:20 | K-Movie Columns
東京では、土曜日に 「美人図」 が公開初日を迎えましたが、ダイジョウブなのかこの入りでと...
 
別に初日だからと、狙っていたわけではなくて、友人とのスケジュール調整上、この日に行こうということになって...

パンフレットは噂どおりの袋とじ。

誰が考え出したのか、おやぢ向けのエロ雑誌じゃあるまいし... 

開封中 ♪ 


要するに公共の場、たとえば電車の中などでは広げて見るのは憚られるということのようで、袋とじ部分は、すべて濡れ場シーンからのものでした。

もうね、切り開くのに、神経を遣うことこの上ないんです。手元が狂って、ビリっと、お顔に傷でも入ったらタイヘンですもの... (笑)

不要な労力というべきなのか、ファンのみなさまにとっちゃ楽しい作業なのか...

いっそのこと丸ごとビニール袋で包んで、中が見えないようにしてくれた方が楽だった...

あっ、でも、そんなことしたら、ますます妖しげなパンフレットになってしまうか... (笑)。


本編はすでに何度か見ているので、感想はよろしければコチラへ。
韓国版 DVD
韓フェスオープニング




Away from PIFF - Epilogue -

2008-10-13 01:09:55 | K-Movie Columns



最終日は時間もあまりなくて遠出もできず、
近場で散歩など・・・



そういえば、場所は知っているけれど
確認していない有名すぎるロケ地 「チング通り」 とか 
行ってなかったなぁと。




クルム鉄橋
学生たちが勢いよく走っていた鉄橋 @『チング』



クルム鉄橋の上から・・・ タイヤアート??(笑)





ちょっとレトロな映画館だなとカメラに収めましたが、
よくよく見たら 「成人映画館」 でした(笑)。





街の変貌に伴い、
ロケ地もなくなってしまったり、大きく変わってしまっていたりします。
特にロケ地への想い入れがあるわけではありませんが・・・





道路を隔てた対照的な 2 つの建物。 

 

 時の流れを感じてしまった
ホテル クラウン 工事中(涙)
ココ、見たかったのに・・・


@ 『甘い人生』

 
 

一方、道路を隔てた向かい側は、時の流れが止まってる


ホテル クラウンを見下ろす建築現場
まだ建築中?
ではなくて放置状態のようです。


@ 『甘い人生』

 ◇


そんなこんなで、今年もまた駆け足の PIFF が終わってしまいました。

東京ではこれからいろいろな映画祭やらイベント目白おしですね。

そうやってスクリーンを渡り歩いているうちに、
年末になってしまうのです・・・ううっ

 
~ FIN ~

 


* こんな自己満足の旅レポに、お付き合いくださった方、ありがとうございました。


 


13th PIFF - Intermission -

2008-10-10 23:59:32 | K-Movie Columns





海雲台のビーチ

今年も来たよ~
毎年この風景には癒されます。

 



PIFF パビリオン

「よいこらせっ」 とイスに腰をかけたら、
そのイスの背が ↑ でした。

おおー、呼ばれたのかしらん?
なんだかちょっと嬉しくて
カメラに収めようと立ったら
席を取られましたw





豆もやしクッパブ

プリモスの裏手で見つけた豆もやしクッパブ専門店。
こだわりの豆もやしに、黄太という魚のだし汁。
こういう何てことのない庶民的な汁モノが美味しいのです。






早朝からのチケ取り、体力勝負

6 時 30 分から並んでチケを手にしたのが 9 時 30 分過ぎ。
それでもまだまだ BOX OFFICE は
ごった返し。

 


Go Go 13th PIFF - Prologue -

2008-10-06 23:48:01 | K-Movie Columns


週末はプサンへ行ってきました~。

映画祭では、イベント会場に足を運ばなかったので、華やかな雰囲気とは無縁で、どこにどんなスターが来ていたのかさえ全く知らず、帰ってきて記事をチェックしたら、私が映画館で 「どよーん」 と沈んでいた頃、あちこちで楽しげなイベントがあったのですねぇ~と、羨ましく(笑)

野外舞台挨拶とかオープントークとか、イベントに参加するのも楽しいのですが、参加しようとすると、映画の上映スケジュール上、2 コマ諦めないといけないので、長期間滞在ならいいけど、短期間だとイベントと映画鑑賞を両立させるのは難しいのです。お気に入りがいれば別ですが~。

レッドカーペットは見たことがなかったので、ちょっとのぞいてみようかと思い、今回は 2 日に出発したのですが、関空発の飛行機がトラブルで大幅に遅れてすっかり気分が萎えてしまい、遅れてもレッドカーペットには余裕で間に合う時間に到着しましたが、別にいいかーとあっさりと諦めて、映画館で一般上映作品を見ました。


金・土はお天気に恵まれたこともあり、去年より人出が多かったような気がします。そのおかげで金曜日のチケット取りは悲惨、惨敗 でした。海雲台に泊まっていたわけではないので、始発で BOX OFFICE に行きましたが、すでに長蛇の列。

第 1 希望、第 2 希望はおろか、第 3 希望作品さえ却下され、第 4 希望がようやく通るぐらいでしたね~。ははは。自力でチケ取りして見ることに意義があると自らを慰めつつ(笑)、まぁ、そんなこともあります

ソウルから来たという日本語の上手な韓国人の男子大学生さんや、日本からいらした女性の方や、アメリカからやってきたカップルと、たわいもない話をしながら、売り切れ番号が発表されるたびに、それぞれ 「はぁぁ」 とため息ついたりしつつ・・・

それにしても、『グーグーだって猫である』 の人気にはびっくり。一番人気だったのではないでしょうか。上野樹里の人気があるようでした。学生さんの見たい映画を聞いたら、『グーグー~』、『歩いても歩いても』、『スカイクロラ』、『おろち』 と日本映画ばかりをあげていたことにちょっと驚きも・・・。


今回見てきた映画は、PIFF 上映作品と一般上映作品をあわせて 11 編(うち韓国映画 10 編)。実質 2.5 日だとこれが限界でした。しかし、韓国映画については、これっぽっちの一握りの作品を以ってしても、商業系大作、独立系にかかわらず、どこか肩に力が入りすぎていて空まわりしているような・・・そんな印象を受けました。

覚書はボチボチと・・・

 

▼ PIFF 上映鑑賞作品

민둥산 (はげ山) / Treeless Mountain  (Korea)
監督:  김소영 / So Yong KIM 

고갈 (枯渇) / Exhausted (Korea)
監督: 김곡 / Kim Gok

그녀들의 방 (彼女たちの部屋)/ The Room Nearby (Korea)
監督: 고태정 / Taejeong GOH 

약탈자들 (略奪者たち)/ The Pit and the Pendulum (Korea)
監督: 손영성 / Sohn Young Sung

푸른 강은 흘러라 (青い川は流れろ)/ Let the Blue River Run (Korea)
監督: 강미자 / Kang Mi-Ja

똥파리 (糞バエ)/ Breathless (Korea)
監督: 양익준 / Ikjune Yang

태백, 잉걸의 땅 (太白(テベク) 炭火の土地)/ Taebaek, Land of Embers (Korea)
監督: 김영조 / Kim Youngjo

Shadows In The Sun (UK/Ireland)
監督: David ROCKSAVAGE


▼ 一般上映鑑賞作品

신기전 / 神機箭  (2)

모던보이 / モダンボーイ

고고70  / ゴーゴー70


個人的に一番良かったのは、唯一見たヨーロッパ作品、イギリス/アイルランド映画 『Shadows in the Sun』 でした。そして、そして、この作品では恒例のイケメン発見 

Good Job  


オマージュチェック

2008-09-20 01:40:27 | K-Movie Columns


『ノム x 3』 が 700 万人も動員した理由がちっとも理解できず・・・
韓国人が面白いという思うツボとは違うのね~とやや凹んだり(笑)。

でもって、キム・ジウン監督が 『ノム』 を制作するにあたりオマージュを捧げたという 2 作品、セルジオ・レオーネ監督の 『続・夕陽のガンマン』 とイ・マニ監督の 『鎖を断て』 を見てみました。

この 2 作品、『ノム』 のあそこはここのパク... いえ、オマージュじゃないかしらとチェックできるので、『ノム』 鑑賞後だからこそ楽しめた部分が多分にありました。

以下、個人的感想なのであしからず。




『続・夕陽のガンマン』
原題:The Good, the Bad and the Ugly  (イタリア・アメリカ 1966 年)
監督: セルジオ・レオーネ
出演: クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラック 

 
           

上映時間 160 分。『ノム』 が長いとかいうどころではありませんが、ちっともタルいと思いませんでした。

時代背景は南北戦争。スケールが壮大であることはもちろんですが、戦争の虚しさや、軍人の悲哀、ガンマンの孤独、といったヒューマンドラマ的要素がちりばめられていることに、ちょっと驚きましたがとても新鮮でした。こういう要素を盛り込むことは、純粋ウェスタンの王道からは外れているそうですが・・・。

一見、THE GOOD が主役のようですが、話をひっぱっているのは THE UGLY かな。いずれにしろ THE BAD の出番は 『ノム』 同様他の 2 人に比べて少なくて、どちらかというと THE GOOD vs THE UGLY の構図に焦点が当てられていました。奇しくも、THE BAD 役を演じたのは、リー・ヴァン・クリーフで、やはり Lee さん(笑)。ビジュアルでキャラ立ちしすぎるところもないのに、キャラが成立しているところは俳優の力量なんでしょうかね。

THE GOOD のクリント・イーストウッドが砂漠の中を引きずりまわされ、ジリジリと照りつける太陽で顔にやけどを負い、皮膚がボロボロになっている姿なんて、リアルすぎて涙出そうでした。古いフィルムなのに、カラカラした空気や、砂が家の中に入ってきそうな妙な臨場感がありました。

カメラワークも当時としては斬新だったのではないでしょうかね~。お墓がコロシアム状に並んでいる場面なんて、異次元サークルのようでゾクゾクしました。

長尺だからいろいろ叙事的な部分を盛り込めたのかもしれませんが、ただのドンパチとお宝探しで終わらず、奥行きがあって見終わってもしばらく余韻が残るところは断然良かったと思うのです。

やはり名作として残っているだけの理由はあるのですね~


 

『鎖を断て』
原題: 쇠사슬을 끊어라 (韓国 1971 年)
監督: イ・マニ
出演: チャン・ドンヒ、ナム・クンウォン、ホ・チャンガン

           


満州ウェスタンというジャンルが韓国映画にも 1960~70 年代にあったという記事は読みましたが、レトロなフィルムはなかなか見る機会がないなぁと思っていたら、オンラインで見ることができるという情報をブロ友さんからいただき、さっそく見てみました。もちろん字幕なしですが・・・

美術やら撮影技術などについては、現代の技術と比較することに意味がありませんが、1930 年代のはずが、撮影当時の世相をそのまま移したような感じがします。時代考証やらセットはチグハグなのに、なぜか無理やりポップなところがちょっと笑えるです。もっとも 『ノム』 の時代考証もチグハグな感は否めませんから、レトロだからとかカレントだからというのは関係ないかもしれません。

唐突に雪山のシーンが出てくるところなんて、どうしていきなりスキーしているのかと笑いが止まりませんでしたが(爆)。リュ・スンワン監督の新作 『タチマワリ~』 では、このあたりがパロディ化されているようなので、見る時に楽しみでもあります。

話の軸は、独立軍 vs 日本軍という構図が明確で、そこに 3 人のノムが絡むという進展ですが、セリフも多くて登場人物の背景が複雑なので、字幕がないのがツライところなのですが、これが不思議と映像で分かってしまうところもたくさんありました。

何よりも・・・ 字幕がなくとも 「鎖を断て」 というタイトルが何を指しているかということが、しっかり伝わってくるところにちょっと感動 すら覚えました。

 

 


『ヨコヅナ マドンナ』

2008-09-12 23:47:06 | K-Movie Columns


忘れた頃に舞い込んできた葉書は、無欲の勝利(?)なのか、『ヨコヅナ♡マドンナ』 の試写会に当たったので、仕事帰りに駆け込み

駆け込みだったので空いている席は最後列の席しかなく・・・見渡すと女子ばかり、イスが足りなくなるほどの大盛況に驚き。そんなに、ドクファン君のファン?ってわけはないだろうし、チョナン・カン?

『幸福』 の邦題 『ハピネス』 はちとイケテないけれど、この 『ヨコヅナ♡マドンナ』 というカタカナタイトルは雰囲気に合っていて良かったかも。

家で DVD を見た時は、画面がちょっと暗かったせいか、主人公の抱える 「陰」 の部分がやや強く感じられたのですが、スクリーンだとそういう暗さはあまり感じませんでした。

以前見た時は、ドングのアボジ(キム・ユンソク)に気をとられましたが、今回はドングのオンマ(イ・サンア)に涙 してしまいました。

ドクファン君のキレのあるダンスは見ごたえあります(笑)。


何度も見たいと思える作品にはなかなか出会えないのですが、この作品は、ストーリーもかっちりできていて、登場キャラは楽しいし、演者は文句なしだし、また見たいと思いました。

つい最近亡くなられたイ・オン。とても良い役を演じていたのに残念です。

明日(9月13日)から、むちっとキュートにロードショーです


       

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