Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

「甘い人生」ディレクターズカット版鑑賞

2005-12-31 18:26:47 | K-Movie Notes

今年の締めくくりは、やっぱりこの映画「甘い人生」で終りにしたい。だって、この1年はこの映画のお陰で、ずいぶんと色々なことを教えてもらった気がするから
ディレクターズカット版は、劇場公開版と多少場面構成が異なる  
一番大きく異なるところは、ヒスが恋人と会っているところにソヌが乗り込むところ。乗り込むまでの過程がちょっと長い。
他にも、ディレクターズカット版には、劇場公開版にはあった細かい部分やセリフがなかったり・・・
この映画、10回も映画館で見たのに、このディレクターズカット版は、何だかちょっと違う映画を見たような気がしたのはなぜかな??
ソヌの印象もちょっと違う。おそらく、監督が視点をどこかに置き変えたせいだろうけど、どこをどう変えたのだろう・・・ 監督のマジック  だわ。

ちょっとだけ嬉しかったこと。春に映画を見たときより、韓国語のセリフ、いや、単語を沢山拾えたこと。ほんの少し原文に近づけたような・・・


さてさて、今年もあと残り数時間。突然ブログを立ち上げようと思い立ってから5ヶ月、こんな拙いブログでも読んで下さっている方々、ありがとうございます。いつまで韓流ネタで続くのかはわからないけど、来年もほそぼそと続けたいと思います。
よい年でありますように



DYNAMISM OF ASIAN CINEMA ~「AERA」より~

2005-12-31 17:57:05 | Cinema な時間

もう今年も今日が最後。ちょっと遠出するため電車の中で読もうと買った雑誌「AERA」06.1.2.-9号。アジア映画に関する特集 ~Dynamism of Asian Cinema 活力亜州電影 ~ が面白かったので、ちょっと紹介。



 アジアの MOVIE スターとして、チャン・ドンゴン、真田広之をフィーチャー。これは映画「Promise
」のプロモの一環だろうけど、日韓中の合同大作に注目!この作品は楽しみ。全編北京語なのよね。一体どういう仕上がりになっているのか・・・。それにしても、真田さん、懐かしい・・・ だって、私の中学・高校時代は、憧れの人だったのもの・・・

 そして、中国はアジアのハリウッドになるのか。経済成長とともに娯楽大作を撮り始めた中国映画界の勢いには、日本も韓国も負けていられない!!

 05-06公開映画のアジアコラボレーションの数々。
妻夫木聡主演「春の雪」の撮影監督は台湾出身のリーピンビン監督を起用、クォン・サンウ主演の「美しき野獣」の音楽担当は日本人、チャン・ドンゴン主演「台風(タイフーン)」は日本のアミューズが出資しているとか。人、金、ロケ地、脚本(内容)など、アジアの国同士の共同作業が今の映画トレンドのよう。

 チェ・ミンシクが語る、韓流映画の今後の行方。 この方、韓流ブームには冷ややかと言われているけど、転換期あるいは正念場を迎えている韓国映画の新しい方向性を見すえようとしている姿勢はタダモノではない。

 田代親世が選ぶ、ポストヨン様8人。選ばれた8人には、賛否両論ありそうだけど、田代さんも選ぶのに苦労したと言うとおり、韓国の俳優は粒ぞろいで、層の厚さをうかがわせる。そして、「韓流ならなんでもいい」という段階を超えて、多様化・実力重視の時代に入るという指摘は、納得だわ~。韓流ファンは、もうすでに自分たちがいいと思うものしか取り入れない、取捨選択の段階に入っているもの。
アジア映画からはますます目が離せないわ~


「SAYURI」鑑賞

2005-12-20 23:45:01 | Cinema な時間

貧しい漁村から置屋に売られた少女が、花街一の芸者「さゆり」になるという単純明快なストーリー。


西洋からみた芸者に対するこれまでの観念を、少し変えたいという意図が見て取れなくもなく、花街の裏事情を事細かに見せながら、芸者は芸が売り物、体が売り物の遊女とは異なるものとして描かれている。


個人的には、チャン・ツィー コン・リーの女のバトルが面白いと思った。
結局は、お金と女性同士の妬み嫉みの世界に終始するのだけど、登場人物同士が本当に心を通い合わせる場面が少ないのが、さびしいし、そういう世界なのかなぁと納得してしまうと、絢爛さの裏側に潜む冷酷さが余計に強調される。

「ラストサムライ」同様、純日本的なものに、英語のセリフ時々日本語まじりというのが、かなり薄っぺらい感じがする。この世界には、特有の言い回しなどがあるはずだし、芸者の解釈ってこれでいいの?と疑問を投げたくなる。
文化を伝えるって本当に難しい・・・


POSTER OF THE YEAR 2005 から

2005-12-17 23:02:17 | K-Movie Notes

Naver のニュース検索で見つけた、FILM 2.0 のPOSTER OF THE YEAR 2005 という記事は、ポスターで今年の韓国映画を振り返っている。

今年は、韓国映画にかなり時間を費やした一年だったので、当然ポスターを目にする機会が多かった。ポスターのデザインや特性が多様であり、現在、多様なジャンルで注目を浴びている韓国映画界をそのものを反映しているように思える。

記事の中の  BEST PHOTO では、写真家キム・ジュンマン氏が撮影した、「甘い人生」のポスターが選ばれていた。

キム・ジュンマン氏は、「映画をそのままポスターに引っぱらない。ちょっとオーバーなリアリティーだが、ポスターにそれなりの真実性を圧縮するのが私のやり方」と説明している。
そして、「甘い人生」に関しては、単にハンサムなスターの顔をクローズアップするのではなく、Brian には、自分の顔を忘れなさい!と注文したとか・・・ そんな無理な注文

ポスター撮影の裏話の記事は、以前どこかにも出ていたが、Brianはポスター撮影の前日、京畿(キョンギ)道で対立組織を相手に戦うシーンを徹夜で撮影した後、その足でポスター撮影にのぞみ、自然なたばこの煙を演出するために、一日中たばこを吸ったとか。疲労がピークに達してコンディションも最悪な状態だったが、返ってそればポスターのコンセプトと一致した、という話だった。

今年は、lotusruby も「甘い人生」にどっぷりの1年だった。Brian もカンヌなど海外の映画祭にも招聘され、主演男優賞を2つ受賞し、これで総決算かな。
「甘い人生」のティーザーはこんなにあるのだけど・・・みんなチョアよ



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見たいK-Movie 「テプン(台風)」

2005-12-10 13:07:07 | K-Movie Notes

Brian、来日(12/9) の前夜に行われた「台風」の試写会に出席
「台風」はワールドプレミアを除き、試写会が全くないため、ファントムが、映画館をまるごと借り切って、所属俳優イ・ジョンジェのためだけにこの試写会を企画。イ・ジョンジェの友人・知人、ファントム所属の俳優・タレント、「甘い人生」のキム・ジウン監督や俳優キム・ヨンチョルも、駆けつけたとの事。
そう、この映画が一番見たい。なぜかって、チャン・ドンゴンの海賊姿が見たいから
(韓国版チラシ)
 

12/9付け oh my news の記事よると、今年の韓国映画のキーワードは、'2人の男の対決’  だそうだ。異なるキャラクターの男性2人を対峙させるという構図をテーマにした作品が多かったとのこと。
「甘い人生」の Brian vs キム・ヨンチョル、「拳が泣く」のチェ・ミンスク vs リュ・スンボン、「公共の敵2」のソル・ギョング vs チョン・ジュノ、「南極日記」のソン・ガンホ vs ユ・ジテ。そして、これから封切りされる「台風」では、チャン・ドンゴン vs イ・ジョンジェ。

ただし、「公共の敵2」以外はどれも話題性が高く、スター級の配役だった割には、興行的にはいま一歩。上半期の興行成績は不振だったとか。公開時期が春という明るい季節なのに、テーマが重くて、暗かったことが敗因と言われているそうだ。興行収入って季節に左右されるのね・・・

さて、「台風」はどう評価されるのだろう 日本では4月公開予定 。テプンの季節じゃないなぁ

Brian の来日、嬉しいけど、今度は、ジュエリーとかゲームとかじゃなくて、映画俳優で来てね

 


「Mr. & Mrs. Smith」鑑賞

2005-12-08 20:22:44 | Cinema な時間

重大な秘密を明かさず結婚した男女の アクション&ラブロマンス
'Everybody has a secret’ という台詞に、あん?どっかで聞いたような・・・



とにかく何かにこだわったり、引きずったりしなくていいし、何しろ、ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーの美しい  2人を見ているだけでリラックスできる。肩肘はらずに、頭を空っぽにして安心して楽しめる映画。会話もウィットに富んでいて、笑える  ツボがあるし。

それにしても、ブラッド・ピットは、「オーシャンズ12」以来なのだけど、40代になっても心憎いばかりにカッコイイ。
なんなんだ、あのカッコよさは・・・と、ファンじゃなくても女性の目はになっちゃうし、男性はきっとうらやむことだろう。


冬の夜の気ままなDVD (1) ~「パイラン」~

2005-12-03 23:20:36 | K-Movie Notes

My Daily の日韓映画祭(@川口市 SKIP CITY)を紹介する記事を読んだ。
1日のチェ・ミンシク Day には、彼の作品が一挙上映。チェ・ミンシクの渾身の演技は、日本の観客の涙をさそったとのこと。特に「パイラン」では、映画が終わっても誰もがすぐに席を立てないほどだったとか。

 Image source: innolife

この作品、浅田次郎の短編「ラブ・レター」を韓国風にアレンジしたもの。
チンピラのカンジェ(チェ・ミンシク)と出稼ぎ中国人女性パイラン(セシリア・チャン)の偽装結婚の話。しかし、2人はお互い顔をあわせることも、触れ合う時間を持つこともないのに、パイランの死後、パイランの残した手紙  を通して心を通わせる。

チェ・ミンシクは、どこかナイーブでとことんチンピラになれず、うだつのあがらないチンピラ役を好演。パイランに何の興味も持っていなかったのに、パイランの死後、パイランの手紙に号泣し 、自分はチンピラの世界に向いていないことに気づくまでの、微妙な感情の変化がよく描かれている。海の情景がとても美しく、もの哀しい。

さて、先ほどの記事にはまだ続きがあり、 イ・ビョンホン Day についても触れられている。チェ・ミンシク Day とは対照的にお祭り騒ぎだったとか。お弁当持参でファンが押し寄せ、スクリーンに Brian が
映ると嬌声があがり、Brian ファンの熱狂振り  を伝えている。
ミンシク映画は、感動と涙、でも Brian 映画では、'キャーキャー' って、比べられてしまうと、なんだかな