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(Image source: nkino
昨年TIFF「アジアの風」部門で上映された『家族の誕生(가족의 탄생)』(2006年 監督:キム・テヨン)。
2006年 第27回 青龍賞/監督賞、女優助演賞(チョン・ユミ)、2006年 第26回 韓国映画評論家協会賞/最優秀作品賞などを受賞。
この作品、韓国映画の底力という感じがした。最近見た韓国映画の中ではかなりポイント高い作品
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第1部 - 5年も音信不通だった弟ヒョンチョル(オム・テウン)が家に戻ってくることになり喜ぶ姉ミラ(ムン・ソリ)。ところが、ヒョンチョルは母親ほど歳の離れたムシン(コ・ドゥシム)と一緒にころがりこんでくる。挙句の果て、ムシンの前の夫の前の妻の子供までもが・・・ ミラは困惑を隠し切れず、ムシンとの生活はギクシャクするが、ヒョンチョルがある日出て行ってしまう
第2部 - 日本語観光ガイドのソンギョン(コン・ヒョジン)は恋人ジュノ(リュ・スンボム)と上手くいかなくなりどこか心が荒れている。その上、彼女を悩ますのは母親のメジャ(キム・ヘオク)。家庭のある男に入れあげ、異母弟もいる。そんなソンギョンは、とにかくこの国から出て行きたいと願っている。
第3部 - お人よしで誰にでも優しすぎるチェヒョン(チョン・ユミ)にギョンソク(ポン・テギュ)は、彼女が助けを求める他人を放っておけず恋人との約束さえすっぽかしてしまう彼女の性格に苛立ち、自分への愛情さえも疑ってしまう。ギョンソクは、別れを決意するが・・・
この一見何の関係もなさそうな3つのストーリーが、実は一つにつながっていて、一つの家族を形成することが、この作品の見所である。家族の絆って何だろうかという問いかけが命題であるようだ。「血縁」だけが家族を形成するのではなく、「人の縁」だということ。
この作品の命題は、韓国社会、とりわけ血縁を重視する韓国の家族社会ではどう受け入れられたのだろうか? ドラマや映画の中でよく見かける、親のない子が疎まれるシーン、同族会社が多いのも「血縁」へ絶対的信頼を置いているからではないかと思ったりする。
それにしても、出演陣がなんといっても豪華(だと思う)。スターはいないけどね。弟の年上の恋人ムシンに対するムン・ソリのドン引きぶりは笑えるようで笑えないし、最近実生活で破局したカップル
コン・ヒョジン&リュ・スンボムのすれ違う恋人たちの心が軋む音が聞こえそうだし、それにポン・テギュのメロ&シリアスって結構新鮮だったりして(笑)。
この作品、日本での配給がついているとか。近日劇場で見られるかもしれない。
キム・テヨン監督のティーチインがあんまり楽しかったので、帰りに握手&サイン&写真の3点セットを^^その時の印象が更に良くて予定に無かった翌日のSPトークイベントにも行って「家族の誕生」のDVDにもサインを頂きました。ご一緒したチャン・ジン監督ファンの知り合いと2人して、すっかりテヨン監督ファンにもなってしまいました(笑)
本編にあまり関係なくてすみません^^
映画祭の楽しみってこのティーチインですよねー。
TIFFの時は、ホン・サンス監督やチョン・ヨンギ監督の話も面白かったです。でもファンになるには至りませんでしたが・・・(笑)
>喧嘩のシーンも白熱
そうそう、妙にリアルなシーンで、スンボムはゲスト出演の割には好印象を残しましたね。ホント、あのカップルは上手いですよ。
この作品はかなり好きですねー
エンドロールも凝っていて、最後まで手抜きがないという感じがしました。
この作品が上映された暁にまた「どなたのファンですか」って聞かれたら、Marioさんの回答は、さて、「監督のファン」と「スンボムのファン」とどちらが先に出てくるのでしょう?(笑)
ティーチインでの監督はとても穏やかな語り口で、ほぼ満員の客席を見ながら、「韓国ではこんなに朝早くから映画を見に行く人はいない」なんて言っていたのを思い出します。
韓国ではあまり興行成績が良くなくて、たぶん2週間くらいで終わってたと思うんですが、その後さまざまな映画賞を獲っていたので、評価されて良かったな~と思っていたんですよね。
「天下壮士マドンナ」に続く、昨年のMy best映画なので、日本でも公開が決まってよかったな~と。
でも、これってもしかしてオム・テウン人気?(笑)
興行成績がいまひとつだったという話は聞いたことがありましたが、2週間ですか・・・まぁ、公開のタイミングによっても成績がかなり左右されますから。でも、これは評価に値する作品ですよね
ケチってVCDにするんじゃなかったとちょっと後悔したので、劇場で見れたらいいなぁと期待しています。
>オム・テウン人気
どうでしょうかね? でも最近、カレは「韓流スター」と呼ばれるようになったみたいです(笑)。