Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

DVD鑑賞記 ~『ネオンの中へ陽が沈む』~

2006-03-29 23:54:26 | K-Movie Notes

(Image source: movist.com)
『ネオンの中へ陽が沈む』(1995年) には、Brian がチョイ出てるというので借りてきた。劇中で使われる CM モデルとして特別出演なのだけど、チョイというか、意識しなければ絶対見過ごすよ~
エッ? と瞬きしている間に・・・

[あらすじ]
詩人志望だったイ・サンミン(チェ・シラ)は、勤めていた出版社が倒産し、広告会社のコピーライターとして就職する。サンミンは、職場で出会った女性部長のソ・ジフォンと CM 監督キム・ギュファン(ムン・ソングン)から目をかけられ、周囲の男性社員の冷たい視線を浴びながらも仕事に情熱を傾ける。CM監督キムとは仕事以上の信頼関係を築くが、彼には記者時代の暗いトラウマがあった。そして、サンミンの前に、出版社時代の恋人が現われる。
女性蔑視の韓国社会の実像、
マスコミの虚飾、報道倫理といった問題にも触れながらも、女性のたくましい生き様を描く。

監督は、『イルマーレ』のイ・ヒョンスン監督。イ・ヒョンスン監督は、韓国初のフェミニスト映画といわれた『君の中のブルー』でデビュー。この『ネオンの中へ・・・』も、かなりの比重をフェミニズムに置いている

1995年の製作なので、本作品のテーマである女性の社会進出に対する視点も、今見るとかなり古い感じがするが、それは仕方ないかな。
登場人物の設定やキャラクターが身近な感じで派手なところがないため、全体的には映画というよりドラマ風な仕上がり。2時間ドラマを見るつもりならOK

この作品の主人公イ・サンミンという女性は、詩人くずれだけあって感性  が鋭い半面、か弱い感じがするのだけど、だんだんと、自分の感性に自信を持って突き進んで  いくところが、共感できるし、ちょっといいなぁと思った。


『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』鑑賞

2006-03-26 22:51:59 | Cinema な時間
(Image source: hmv.co.jp)
「指輪物語」などと共に、世界三大ファンタジー物語にあげられる「ナルニア国物語」。
この作品は全体的にいかにも Disney お得意の仕立てで製作された子供向き映画だが、展開は澱みがなく、痛快で分かりやすい
『ロード・オブ・ザ・リング』ほどの複雑な背景、暗示、隠喩、奥深さはないのだけど、奇妙なキャラクターがたくさん登場し、中世風な背景やクラシック風な作りをスクリーン一杯に楽しめる。

ちょっとネタばれだけど、胸にグッ とくるのは、この第1章の主役でもある、アスランと呼ばれる百獣の王ライオンが、人間の身代わりとなって犠牲になる場面。「アス~ラ~ン」と心の中で叫んでしまいたくなる。この偉大なる勇気あるネコ科の動物についつい涙  を誘われるのだけど・・・ でも・・・・ 続きは見てのお楽しみ・・・

原作の「ナルニア国物語」は、ナルニア国の誕生から滅亡までを描き、全7作。映画もやっぱり 7 作になるのかなぁ。


DVD鑑賞記 ~『オーバ・ザ・レインボー』~

2006-03-24 23:17:24 | K-Movie Notes

今日からTSUTAYA半額ウィーク
この半額キャンペーン、最近は頻繁に行われるようになって嬉しい。あー、でも、また不眠の日々が・・・ そんなに借りなくても、と思うのだけど、貧乏性なので半額と聞くとついつい手がでてしまう

でもって、今日はイ・ジョンジェssi の『オーバー・ザ・レインボー』。
よくよく考えると、彼の作品は最新作『タイフーン』を除くと、『イルマーレ』ぐらいしか印象に残ってないのだけど・・・ 彼の得意とされるロマンスものを見てみた。

[あらすじ]
お天気キャスターのイ・ジンス(イ・ジョンジェ)は、ある雨の日に交通事故に遭い、外傷は免れたものの、部分記憶喪失となる。そして、誰かをとても愛していたという切ない想いの痕跡だけを覚えている。大学時代の写真部の仲間で、地下鉄の忘れ物センターに勤めるカン・ヨニ(チャン・ジニョン)が、彼の記憶を取り戻す手伝いをする。ヨニは同じ大学の同級生で、ジンスの親友サンインと付き合っていたが、別れたばかり。
現実の生活と、大学時代の若さあふれる過去の日々を行き来しながら、2人の気持ちは揺れていく。

監督は、アン・ジスでこの作品がデビュー作品だそうだ。卒業製作でつくった短編が、この作品の元になっているとか。

主人公の2人が、天気予報士と忘れ物の預かり係という設定が、未来と過去を象徴して寓話的なのだけど不自然さがなく、現実と過去を往ったり来たりするので、展開に飽きがこない。この作品の小道具、黄色いフリージアが、とてもアクセントになっていて、画面から本当にフリージアの良い香りが漂ってきそうな、そんな感じの作品。

この作品には、フリージアの他にも、写真、カメラ、傘、テレビ、雨、虹などの小道具が揃っていて、そうしたものをストーリーにちりばめながら構成されているのが面白い

イ・ジョンジェssi は、外見が派手じゃないけど、こういう情緒的な作品にはしっくりくるというか、雨の中 、フリージアの花束を手に傘をさして歩くシーンは、なんとも言えず切ない想いに駆られ、このシーンは忘れられない


DVD鑑賞記 ~『マイ・リトル・ブライド』~

2006-03-15 01:28:31 | K-Movie Notes

先日キム・レウォンがキスシーンは Brian より自分の方が上手い、などと言っていたので、どれどれ、早速何か見てみようじゃないと思ったのだけど・・・
作品の選択を誤ったみたい、この作品には熱いキスシーンなどなかった。

[あらすじ]
幼い頃から兄妹のように育った、大学生のサンミン(キム・レウオン)と高校生のボウン(ムン・グニョン)。両家に影響力を及ぼすボウンの祖父から、2人は結婚するように命令される・・・抵抗する2人に、ボウンの祖父はひと芝居うって2人が結婚するように仕向ける。結局、2人は形式だけの結婚を・・・
そして偶然、サンミンは教育自習でボウンの学校へ現われる。もちろん、2人の関係は秘密なのだが・・・。実は、ボウンは、学校で野球部の先輩に憧れていた・・・

「奥様は18歳」や「幼な妻」みたいな、花嫁が高校生という題材は、昔からドラマ&映画の世界では、定番ね。
この作品は、別に映画じゃなくてもいいかなぁ~という感じで、 コミックを読んでるような展開。良いのは、字幕にかじりつかなくても、流し見OKなところかな

ムン・グニョンは、野球部の先輩に憧れるところが等身大で愛らしい
それでも、やっぱり彼女の「秋の童話」はピカイチ だった。あのトンネルの入り口で涙を流すウンソは忘れられない場面。
最近すっかりオトナっぽくなったと言われるが、あのイメージを拭い去るのは容易ではなさそう。名子役の運命ね。
どうも、この作品ではキム・レウォンの印象が薄くて・・・ コメントできないわ

怒涛のK-Movie

2006-03-11 23:40:21 | K-Movie Notes
(image source: japanese.chosun)
何気に今春日本で公開の韓国映画をチェックしてみたら、こんなに・・・
まだあるかもしれないけど・・・
こんなに韓国映画を観る機会が増えたなんて、なんだか驚き
今秋にも続々新作が登場するみたい。

もちろん、韓流シネマフェスティバル2006も各地で開催されるので、新作だけでなく、過去の未公開作品も楽しめる。
昨年のシネフェスですっかり韓国映画にはまってしまったので、今年のシネフェスも掘り出し物があるかも。ちょっと、注目

韓流シネマフェスティバル2006link to

春が来れば
link to) 3/22 公開 主演:チェ・ミンシク
風のファイター
link to ) 4/8公開 主演:ヤン・ドングン
タイフーン
link to) 4/8 公開 主演:チャン・ドンゴン
クライング・フィスト
link to) 4/15公開 主演:チェ・ミンシク 
連理の枝
link to) 4/15 公開 主演:チェ・ジウ
ダンサーの純情
link to) 4月中旬公開 主演:ムン・グニョン
デュエリスト
link to) 4/22公開 主演:カン・ドンウォン
デイジー
link to) 5/27 公開 主演:チョン・ウソン

『タイフーン』はもう一度劇場で見たい。『クライング・フィスト(拳が泣く)』は、昨年韓国で『甘い人生』と同時期に公開されて、動員観客を奪いあった作品よね。『デュエリスト』もアクション活劇だから、劇場で見ておきたいし、『デイジー』は絶対見逃せないし・・・
あー、なんて忙しい・・・

『タイフーン』ジャパンプレミア

2006-03-06 23:39:45 | K-Movie Notes


『タイフーン』ジャパンプレミア@国際フォーラムに行ってきた。
舞台挨拶には、ずらり、クァク・キョンテク監督、チャン・ドンゴン、イ・ジョンジェ、イ・ミヨン、David McInnis と勢揃い。作品は、スケールが大きいので、スクリーンで見るのをお勧めする。

映画全体では、テーマとなる「南北分断の哀しみ」が重くのしかかってくるため、島国日本人には、もしかすると心底理解できないのかもしれないと、そういう面でちょっと悲しかった。

「タイフーン(台風;태풍)」というタイトルも、作品を見るとタイトルの深い意味合いがわかってくる。

チャンドンゴン ssi は、もう立っているだけで、雰囲気が変わってしまう。「キャーッ」という黄色い声よりも、会場全体がどちらかというとタメ息  というか、一瞬ごくりとツバを飲み込むような、オーラ  に包まれた感じ・・・
役作りにいつも気合が入っていることで定評のチャン・ドンゴン。今回もスゴイ。金歯まで入れているだから。彼の容貌がそうさせるのだけど、どこか無国籍で、何にもどこにも属さないイメージはピッタリ
この海賊役にも少し狂気な部分があり、キャラクターとしては奇抜で濃いキャラだけど、「情」に飢える役どころでもあり、彼の良いところがたくさん楽しめる。

イ・ジョンジェ ssi は、過去の出演作品はロマンス系が多かったので、キャラクターが異なる作品を探していたところ、この作品のことを聞きつけ、自ら監督に出演を願い出たそうだ。個人的には、あまり顔だちに惹かれないので(みあねー)それほど注目していなかったが、スクリーンを通すより、生ジョンジェは遥かにカッコよくて、びっくり

この作品ではかなりオイシイ役どころ。脱ぐとこれまた、ビックリするほどすごい体つきなのだけど、そんなタフガイっぽいところも満喫でき、やっぱり彼らしい「柔」の面も見せてくれる。

イ・ミヨン ssi は、「これまでの作品と比べて、自分の出番は圧倒的に少ないのだけど、思い入れが深い」と語ってくれた。『純愛中毒』以来4年ぶりの映画出演。 

David McInnis を見て、誰?と思ったけど、超イケメンなため、どうしても目がいってしまった。ドイツ系スコットランド人と韓国人のハーフだとか。トップクラスのモデルでもあり、韓国映画『カット・ランズ・ディープ』(監督:イ・ジェハン)にも出演している。

チャン・ドンゴンssi にも、イ・ジョンジェssi にも泣かされるので、見に行くときには、タオル or ハンカチをお忘れなく・・・

余談ながら、会場で、FANTOMのソン理事発見 ジョンジェ ssi に付いて来たのかな?


DVD鑑賞記 ~『彼女を信じないでください』~

2006-03-01 23:56:51 | K-Movie Notes

(image source: innolife)
個人的にはキム・ハヌルがちょっと苦手だったのだけど、こういうラブコメものなら、結構彼女はいけるのかも。女詐欺師という役柄はピッタリ。カン・ドンウォンが、ちょっと野暮ったい田舎の青年役なのだけど、すごく自然な感じがイイ

[あらすじ]
詐欺で刑務所に入ったが仮釈放の審査をパスしたヨンジュ(キム・ハヌル)は、恋人にプロポーズするための指輪を持っているヨンガン村の薬剤師ヒチョル(カン・ドンウォン)と、釜山行の車内で出会う。
ところが、ひょんなことから、ヨンジュがヒチョルの指輪を、ヨンジュが車内に忘れた鞄はヒチョルの手にすることに。仮釈放中であるヨンジュは、問題を起こしたくないので、指輪を返しにヨンガン村へ向かう。
ヒチョルの家族たちは、指輪を持って現れたヨンジュをヒチョルの恋人と誤解して、なりゆきで彼女は、詐欺師の本領発揮、フィアンセを装ってしまい、家族の信頼を得てしまう。家に戻ったヒチョルとヨンジュの対決が本格的に始まる。

ヨンガン村の威信をかけた「Mr. 唐辛子」コンテストに出るカン・ドンウォンに、笑顔の練習が必要とアドバイスするキム・ハヌルが見せた写真3枚の中に、Brian の  キラースマイルが・・・

こんなところに出ているだけで、ムフッ 。ちょっと、得した気分・・・(バボです)

あの生唐辛子、カン・ドンウォンは撮影で本当に食べたのかなぁ。
あの涙は、きっと本気涙  だったに違いない・・・
唐辛子コンテストは、ストーリー上、ちょっとしたお遊びという感じだけど、カン・ドンウォンのド演歌  はなかなか聴けるものじゃないので、意外な見せ所としては good
先が読める展開なのだけど、全体的にはテンポが良くって楽しめる作品かな。