Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

『悲情城市』

2008-08-29 00:22:31 | Cinema な時間


『悲情城市』
台湾 1989年
監督:  ホウ・シャオシェン
出演: トニー・レオン、シン・シューフェン、リー・ティエンルー、チェン・ソンヨン


アジアシネマ通の友人から、<侯孝賢・李安 研ぎ澄まされる前の、豊潤なる才能>@シネマート六本木で上映されているから、是非観るべしと勧められた作品。

しかも、数あるトニさん作品の中でもこのトニさんは 「絶品」 とも言うし、そして、この作品をフィルムで見られる機会はもうあまりないかもとも言われ・・・。確かにもうフィルムがボロボロでした。

上映時間 2 時間 40 分。1989 年ベネツィア国際映画祭金獅子賞受賞。

長けりゃいいってもんでもないとか、冠がついた作品には裏切られたことが何度もあるので期待しちゃいけないとか、そんなことを思いながら、劇場へ足を運びました。平日夜の上映にもかかわらず、狭いシネマート六本木 Screen 2 は、ほぼ満席。

イビキかいて寝ていた人もいたけど、涙した人もいて。

これがですねー、私の好きなタイプの話でした。1945 年の終戦~日本統治からの開放~ニ・ニ八事件~国民政府による台北の臨時首都制定と、混乱の台湾の 4 年間が、ある家族を通して描かれています。

160 分間、タルいと思うことはありませんでした。歴史・社会的背景の基礎知識がないと分かりづらいのと、人間関係が少し複雑で(字幕には相関関係があまり反映されていない)ちょっとややこしく、時間軸も前後したりする場面もあるのですが、最後にはちゃんと筋が通ります。

さらに、台湾の民主化を先導した李総統の就任直後に、この映画が公開されていることを考えると、この作品にイデオロギー的な側面があることは否めず、そういう素材・要素は映画祭でのウケがよく、高く評価されることも承知しています。それでも、やっぱり人間を描いた作品って力強い  と思いました。

価値観の変動や社会の騒乱は、登場する家族にも影響を及ぼし動揺させますが、わざとらしくドラマチックに盛り上げようとせず、常に冷静な視点が存在しています。

それは、たとえば、映像では、台湾の田舎の風景を定点でじっと見せたり、音をかき消して沈黙の場面があったりと、緩急、動静のメリハリがあるといいましょうか。また、これは、トニさんが耳の聞こえない青年という設定であることと関係あると思うのですが、耳の聞こえない、音のない世界に住む青年の目に映ったものが理解できるような気がしました。

見終わった後の心にじわじわと押し寄せてくるものがあるのですが、それは一体何なのか、分かったつもりでも分かっていないようで、言葉で表せません。

そして 20 年前のトニさん、美しいです(今も美しいですけど)。


 


島生活突入の巻

2008-08-28 23:26:34 | Suda on J.J.Y.


ジェヨンの次回作 『キムさん漂流記 <김씨표류기>』、クランクインしたようです。
公開は2009年上半期とのことですが、さてどうなることやら・・・

最近メガネ姿が多いので、どして?と思っていたら、これの役作り?だったのかしらん。

       

「『キムさん漂流記』 チョン・ジェヨン、3ヶ月の島生活に突入」 
( link to  [Sports Chosun 2008/08/27])

映画 『キムさん漂流記』(監督:イ・ヘジュン、製作:きらきら映画会社) の撮影が始まり、主役を演じる俳優チョン・ジェヨンが 3 ヶ月間の島生活に突入する。

 チョン・ジェヨンは去る 22 日ソウル、延南洞(ヨンナムドン)のある中華料理店で 『キムさん漂流記』 の初めての撮影に臨んだ。 現在チョン・ジェヨンは 『カン・チョルジュン:公共の敵1-1』 の成功に続き、『神機箭』 の広報で忙しい中で 『キムさん漂流記』 の撮影を始めた。

 彼は翌日の 23 日、キムさんの初めての自殺場面を撮影するために、ソウル 元暁(ウォニョ)大橋欄干の外に何と 5 時間をしがみついていた。 日頃チョン・ジェヨンはジェットコースターも乗れない程怖がりだが、今回の撮影だけは直接することになった。 撮影現場周囲はチョン・ジェヨンを見るために徐行する車でしばらく停滞が続き、事故が起きたと思って警察が出動するなどハプニングもあった。

*橋の欄干に立つと考えただけで足がすくんできた・・・(高所恐怖症なもので)。でも、漢江、あまりキレイじゃなさそうだし、絶対落ちたくない・・・ 

彼は 『神機箭』 のために伸ばした頭を短く切り、メガネをかけ、スーツをきちんと着た会社員の姿に変身した。 こういうチョン・ジェヨンのすっきりしている姿は映画の中ただ一場面に過ぎない。

*スッキリした姿???(笑)。 あとは、お得意の着のみ着のまま、衣装要らず?

チョン・ジェヨンは、劇中漢江(ハンガン)に飛び込むがあえなくパムソムに漂着して生活するキムさんを演じなければならない。 島生活に適応していきながら変わって行く彼の姿は、映画の中の見どころになりそうだ。

 共に主人公を引き受けたチョン・リョウォンは、自身より先に撮影を始めたチョン・ジェヨンを応援するために初めての撮影現場を訪ねてきた。 チョン・ジェヨンとチョン・リョウォンは会うやいなや訪問記念写真を撮影するなど、親しげな姿を見せた。

 一方 『キムさん漂流記』 は、『天下壮士マドンナ』 でデビューしたイ・ヘジュン監督の新作で、全盛期のチョン・ジェヨンとチョン・リョウォンが主人公を引き受けたし、カン・ウソク監督の投資で注目をあびている作品だ。

*また一緒なのね~。どうする!? チャン・ジン監督。とられちゃうよ~。



インタビュー記事 I

2008-08-26 01:46:51 | Suda on J.J.Y.


さてさて、過ぎ行く夏にしんみりしてたら、『神機箭』 の公開まで残すところあと 10 日ばかりです。

いやいやー、昨夜は、試写会レビューなるものを読み、がっびーーんと凹んでおりましたが、気を取り直して、『神機箭』 の魅力を語りましょう(爆)。

凹み記事を読んだからというのではありませんが、これまで散々騒いできたのに、諸事情により、この大作を見逃しそうな状況なワタクシ・・・ せめて 1 ヶ月ロングランになってくれると、プサンのオンボロ劇場でという可能性が唯一残されておりますが、1 ヵ月後には同じ配給会社から 『モダンボーイ』 が公開される予定らしいので、ロン毛でスマートなジェヨンを見逃す確率大です。

ご覧になられる予定の方、レポなどお聞かせください。


関連記事はいろいろありますが、覚書にしておこうと思うのものだけ適当にピックアップして、訳しておきます(もちろん翻訳機くんの力を借りてます)。何度も聞いた話も含まれますが・・・


■  FILM 2.0 (필름2.0 커버스토리 필름人) (動画 link to)



■ インタビュー記事 [2008/08/25 Asia Economy]


チョン・ジェヨン①
「無個性が最も大きい長所で短所」
( 
link to)


チョン・ジェヨンは曖昧な俳優だ。 チョン・ジェヨンはスターでもスターではない。 忠武路では、交渉 1 順位の俳優だが、ドラマはもちろん CF にもなかなか出演しなかったせいでチョン・ジェヨンという俳優の顔を知らない人もよくいる。 出演作も多彩なことこの上ない。 『トンマッコルへようこそ』、『シルミド』、『カン・チョルジュン: 公共の敵1-1』 などいわゆる大当たり映画にも着実に出演しながら、『ウェディング・キャンペーン(私の結婚遠征記)』、『小さな恋のステップ(知り合いの女)』、『マイキャプテン キム・デチュル』 など素朴な映画にも着実に出演した。 チョン・ジェヨンは、一言で定義するのが難しい俳優だ。

映画 『神機箭』 の封切りを控えて、アジア経済新聞と会ったチョン・ジェヨンは鋭敏で難しいスターでなく、職業に忠実で「業務」に誠実な俳優のように見えた。 チョン・ジェヨンがインタビューという業務に誠実にならざるをえないのは、『神機箭』 がチョン・ジェヨンのための映画であるためだ。 チョン・ジェヨンは 「史劇出演提案を受けたのは 『神機箭』 が初めて」 と話した。 『淫乱書生』 のシナリオを受けたこともあったが、正統史劇というよりはコメディで作られたフュージョン史劇だと考えたためだ。

「私が、"美男" なのでそうなるみたいです。 ハハ。 史劇がうまく作られてもおらず、私が史劇に似合うイメージでもないのでそうしたでしょう。 今度は、史劇らしいセリフが多いです。詩を諳んじるセリフもあって、あまり馴染みがありませんでした。 笑わせるのでなく、真剣にしなければなりませんから。 演技をしながら、映画がとても重たい感じになるのではと思って心配しました。 それで監督にも不満を言って、偉そうにしましたよ。 ビンタされなくてよかったです (笑)。」

チョン・ジェヨンが朝鮮時代世界最初に開発された多連発ロケット火砲神機箭を素材にした 『神機箭』 で引き受けた役割は、褓負商団の行首ソルジュで、火薬製造長だった父親の影響で、火薬に対する専門知識はもちろん、武術に秀でた人物だ。

「ソルジュは、戦いも上手くて男らしく、しらじらしい態度をとりながら、俗物のようで、女には目がない人物です。 幅広い演技ができる部分が多い役割でしょう。 そうしたためか、完成された映画を初めて見る時は、恥ずかしかったり、物足りなく感じたりしたんですよ。 例えば、ソルジュがホンリに初めて会う場面では、もう少しコミカルにするべきだったのに、そうした部分が少し足りなかったようです。」

『神機箭』 は、チョン・ジェヨンが女優と本格的なロマンスを演じた最初の映画でもある。 相手俳優のハン・ウンジョンと面はゆいメロー場面もあって、キスシーンもある。

「私が年上だし、初めて会う時からふざけることができなくて静かにしていました。 私にとって、女優という常に遠く離れている存在ですね。 私がふざけないでじっとしてると、怒っているようなイメージがあるんですって。 猫をかぶったわけです。」

すでに言論に公開したように演技人生で初めてキスシーンも撮った。 ハン・ウンジョンとのキス シーンを演技した所感に対しては、

「マナーを守ろうとタバコも吸わずコーヒーも飲まずにじっと一日我慢したのに、結局もう一日待つことになって、タバコとコーヒーに手をつけてしまった」

「実際に唇がついたら何でもなかった。 それよりは撮影直前までの感じは、一生忘れないようだ」 と話した。

『神機箭』 のソルジュ役はチョン・ジェヨンの魅力が多く発散できるキャラクターだ。 チョン・ジェヨンの男性的な強い魅力に、人間的に寂れて、知的なち密さを持ち、少年のようなあどけないことなどがある人物に集約されている。 チョン・ジェヨンの長所を、要素要素に解きほぐすことができる映画が 『神機箭』 である。

「私の長所は何かときかれることが多くあります。 私には長い間短所だったことが長所になったような感じがします。 以前にはこれでもないあれでもないイメージのためにオーディションを受けるたびに落ちましたよ。 明確な個性がないから、ぴったりと配役と合うのを探すことができないんです。 とても平凡なのがストレスになりました。

でも、むしろ整形手術をしなくて、短所をそのまま持ちこたえたところがむしろ長所になったようです。 おかげで 『知り合いの女』 のようなメロー映画も撮ることになって、『カン・チョルジュン』 のように強い役割にも出演することになって、『私の結婚遠征記』 のように田舎青年の役割も引き受けることができましたよ。 それでもいつかは大きなことを一発を与えることができる何かがなければならないでしょう。 (笑)」

インタビューを終えて、チョン・ジェヨンにどんな俳優として活動したいのかと尋ねた。 細くて長く活動する俳優、太く短く活動する俳優、太く長く活動する俳優。「チョン・ジェヨンらしい」答が返ってきた。

「太くて細くてしながら長く進む俳優になりたいです。 細くて長いだけだと、切れてしまいます。 時折、大型なものに出てこそ、進み続けることになるのです。」

不況に陥った忠武路でもチョン・ジェヨンは相変らず忙しい。 チョン・ジェヨンが 『神機箭』 以後の次期作で選択した映画は、チョン・リョウォンと共に出演する 『キムさん漂流記』 だ。 当分チョン・ジェヨンの大規模なフィルモグラフィーはずっと続く展望だ。


         



チョン・ジェヨン②
「新人の時、パク・チャヌク、チャン・ユンヒョン監督のオーディションに落第」
(
link to) [2008/08/25 Asia Economy]

俳優チョン・ジェヨンが新人時代、個性がないという理由でオーディションでいつも落第した事実を打ち明けた。

チョン・ジェヨンは、映画 『神機箭』(製作: KnJ エンターテイメント、監督: キム・ユジン) の封切りを控えて、アジア経済新聞と行ったインタビューで「端役時代、オーディションを受けても配役とよく合わないという理由でずっと落ちていた」

「小さい配役であるほど強い印象を残すべきなのに、私の容貌はとても平凡で、ずっとオーディションに落第した。 とても多くの映画に落ちて、いちいち思い出せないけれど、パク・チャヌク監督の 『三人組』 とチャン・ユンヒョン監督の 『接続』 のオーディションを受けて落ちたことが記憶に残る」 と話した。

「パク・チャヌク監督が、『パク・ポンゴン家出事件』 に端役で少しだけ出演していた私を記憶してキャスティングしたがった」 として 「最初は、2 シーンしか出てきていないものをどのように記憶していたのだろうか、と思った。私をとても良く見てくれたようだったが、パク監督が他の人らの反対のためにキャスティングが難しいそうだと出演できなかった」 と話した。

また、「チャン・ユンヒョン監督の 『接続』 では、地下鉄で強圧的に物を売るごろつき乞食役を受けたが似合わないと、オーディションで落ちた」、「最初は、私だって扮装だけ上手ならば似合うようにさせることができると思ったが、その役に似合わない容貌を持ったという理由のために出演できなかった」 と明らかにした。

チョン・ジェヨンは、最近ハン・ウンジョン、ホ・ジュノ、アン・ソンギ、リュ・ヒョンギョンなどと共に撮影した映画 『神機箭』 の封切りを控えている。


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『神機箭』 の話より、『淫乱書生』 のオファーがあったという話は知らなかったので、へぇ~と。どういう役のオファーだったのでしょうか。しかし・・・確かに 『淫乱書生』 のジェヨンは想像もつかないわ~

 



 


ALICE FESTIVAL 2008 「足跡のなかで」(韓国演劇)

2008-08-21 23:47:49 | Arsな時間

                 ↑ソウル公演時のポスター

「足跡のなかで <발자국 안에서>」

脚本: コ・ヨノク(고연옥)
演出: キム・カンポ(김광보) - 劇団「青羽」(극단청우)
出演: イ・ホンジェ 、キム・エリ、チョン・ギュス
、 カン・スンミン、ユン・ヨンギル、
     イ・スンチョル、ミン・サンオ、チュ・ジェオン 



他ブロガーさん情報で知った、タイニイアリス@新宿で3日間(8/13~8/15)限定上演だった韓国演劇 「足跡のなかで」 を見てきました。

日本語字幕が付くなら、ちょっと見てみようかなぁと思い立ち・・・

小劇場タイニイアリスに行ってみると、地下劇場。文字通りのアングラ(=underground 地下
)~って、ちょっと意味が違いますが。地下劇場とか地下ライブハウスって、実は苦手なのです。なんだかこう息苦しくなりそうで、ともかく外で思い切り空気を吸って中へ・・・(笑)。

観客は40~50人ぐらいでしょうか。こんな少ない観客数なのに、日本語字幕を付けてくれるなんて嬉しい限りでした。招聘した方々の熱意が伝わってきました。

演目は、社会派の作品、「
考える」演劇でした。



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とある郊外の村。米屋の看板がかかった空き店に、アトリエを探す若い画家がやってくる。この空き店、実は迷宮入りした殺人事件が起きたので家賃が安いと不動産業者が説明する。画家は、むしろインスピレーションが湧き、絵に専念できると契約する。

画家がアトリエとして移り住むや、村の住民たちは米を買うために訪ねてくる。30余年間米屋だった所で、なぜ米を売らないのかと住民たちがわめくので、結局画家はアトリエの一角に米を置き、住民がセルフシステムで買えるようにする。

そして米袋に絵を描き、それが評判を呼び、個展を開くまでになり、やがて村の娘と結婚する。アトリエはいつの間にか米のみならず商品であふれるようになる…
もはや、画家は商店の店主となり、絵を描く空間も消えている...

さて、今あなたが生きている空間は誰にもじゃまされずに守れるのだろうか・・・

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というような話でした~

看板の「米」がとても象徴的な存在なのですが・・・

キャストで名前を知っているのは、チョン・ギュスだけでしたが、知っている俳優さんがいるとちょっと嬉しくなります。

個人的には、歌ったり踊ったりという華やかな舞台より、思い切りストレート系の方が好きなので、好みの部類でしたが、字幕がなかったら寝ていたかもしれません。

セリフにも動きにも無駄がなく、俳優さんたちが自分達でセットを動かして空間を作る動きさえも、余計なものが一切なくて、シナリオと演技で勝負!!って感じでした。

こういう「考える」、ちょっと堅めの作品は、観客の関心を
十分に引き寄せるだけの素材にリッチな加工が備わっていないと、なかなか伝わらないと思うので、ある意味とてもチャレンジングだなぁと。おそらく評価も二分するのではないでしょうかね~。

韓国演劇を見るのは、これが 2 作目。6 月にソウルで見た演目(「オム社長」)は、もちろん字幕なしというハンディもあるのですが、昔見た吉本新喜劇を髣髴させる、意味不明なドタバタの挿入と、唐突な人情系ハッピーエンディングに、やや撃沈(笑)気分でした。やはりいろいろと数をこなさいと 「愉しむ」 ところまで到達できないわ~と、思ったものでした。

もっとも、アタリもハズレもあって当たり前ですけどね~。

 


可もなく不可もなく系 Part II

2008-08-19 23:48:14 | K-Movie Notes


暑い休日は、クーラーの効いた部屋で DVD 鑑賞するのがもっとも贅沢な過ごし方・・・
まったくアンチエコな生活・・・
ともあれ、あっさり系でと思ったのだけど、なぜか選んだものが暑苦しいものばかり 3 本(爆)。

1 本目は特殊メイクの暑苦しい乙女が出てくるし・・・
2 本目は複雑怪奇(笑)で妙な余韻が残るし・・・
3 本目は汗まみれで走り回っているし・・・



『カンナさん大成功です』
原題: 미녀는 괴로워 (2006年12月)
監督: キム・ヨンファ、
出演: キム・アジュン、チュ・ジンモ、ソン・ドンイル、イ・ハヌィ

         
 
以前、途中まで見て放置していたので、再見。別に再見しなくても良かったのだけど・・・。
少女漫画が原作だからか、ストーリーは単純、やや幼稚とも。カミングアウトしてしまうコンサートの場面は、ああーやっぱりここで告白するかと思わず早まわししようかと思ったほどアオクサイ。

この作品が 600 万人以上動員したツボはよく分かりませんが、ターゲットは 10 代なのでしょう。やはり「美容整形」は、特に若い世代にとっては切実で身近すぎるトピックだからかしら。

ソウルへ行くと、地下鉄の中で若いお嬢さん方をマジマジと見るのが楽しみだったりするのだけど、手を入れていないか、入れているかって、かなり見分けることができたり・・・。(なんていぢわるなイルボンアジュンマ)

「美容整形」 への偏見はありません。個人の自由なので。でも、その根底に流れる悲しいほどの西洋人的容貌への憧憬が見てとれ、ことあるごとに持ち出される 「ウリナラ」 のプライドとは、どこか矛盾していると思ったりする。

ところで、キム・アジュンの声と仕草がかわいい。何人ものトップクラス女優が断り、キム・アジュンにまわってきた役だとか。この役を演じたキム・アジュンの好感度が高かったのが、この作品の成功要因であれば、なんとなくうなずけるかな。


 

『多細胞少女』
原題: 다세포 소녀 (2006年8月)
監督: イ・ジェヨン
出演: キム・オクビン、パク・チヌ、イ・ヒョン、パク・ヘウォン、ナム・ホジョン

        
こんなに呆気に取られた作品も久々。あまりにバカらしく、奇妙奇天烈、荒唐無稽、意味不明、理解不能・・・といった要素満載なので。一つ目小僧が出てきたり、キム・スミは D-War かって?

B 級? いやいや、とんでもない、C 級ですね。原作がネットのカルト漫画だったということですべて説明できてしまうけど、それでも最後まで笑いながら見てしまったワタシも相当ヘンかもしれません。

キム・オクビンって、次のパク・チャヌク作品 『こうもり』 でガンホ兄さんとハギュの 2 人を相手にする人妻役を演じるのですよね~。『多細胞~』 での美少女からの変身ぶりが楽しみ~。

この監督の前作は男女を艶やかに描いた 『スキャンダル』 や 『情事』。あのイメージからは驚くほどかけ離れていて、どうしてこういう方向に行ってしまったのかが知りたい(笑)。

学園ものだけど、ある意味これまで見たこともない学園もの。怖いものみたさに興味ある方はどうぞ(笑)。一つ目小僧やうわばみが出てきても妖怪映画じゃありませんよ~。
意外とハマってしまうかもしれません。ドラマ版もあり~。

 


『私たちの生涯最高の瞬間』
原題: 우리 생애 최고의 순간 (2008年1月)
監督: イム・スンレ
出演: ムン・ソリ、キム・ジョンウン、オム・テウン、キム・ジヨン、チョ・ウンジ

         

オリンピック記念というわけではないけれど、この期を逃すと見ないような気がして・・・。

ムン・ソリ、キム・ジョンウンを初めとする女優陣がちっともアスリートに見えないということに目をつぶるとしても、あの「中東の笛」で騒ぎになったハンドボールアジア予選と時期が重なったから、ヒットしたのでしょうか。

ただのスポ根物語ではありません。夢と希望のオリンピックを目指して というような虹色のスポ根ではなくて、やたら生活感がにじみ出ている 「アジュンマ」 スポ根で、コート内よりコート外のストーリーでドラマ色が濃くなっている

アテネで日本のハンドボールチームが出場していなかったこともあり、韓国女子チームがそんな死闘の決勝戦を戦ったなどと知らなかった。本国ではもちろん知らない人はいないのだろう。でも~、そもそも、オリンピックに出場できるのは、世の中で一握りの選ばれた人だけ。人並みだったら出場できないのだから、人並みではないドラマが存在していて当たり前よね。

驚いたのは、ムン・ソリが演じた主人公ミオクのモデルとなったオ・ソンオク選手は、まだ現役でがんばっているということ。ご自身は映画のモデルだと思ってないそうだ。今回の北京大会での出場が 5 回目のオリンピック。韓国は順当に 1 次リーグを勝ち上がり、本日準々決勝も快勝。ご自身にとっての 「生涯最高の瞬間」 はこれからなのかもしれません。

アジア予選の時の記者会見  link to


 


マスコミ試写会♪~ <神機箭>

2008-08-19 00:32:48 | Suda on J.J.Y.



公開まで2週間ちょっとの 『神機箭』。8月18日、龍山CGVでマスコミ試写会開催。

ジェヨン、口ヒゲをたくわえて出てきたのはトンマッコル以来?

さて、どんなレビューが記者たちから出てくるのか楽しみ~。

初めてのキスシーンの話ばかりですが、そっちはもういいので、キスの先が聞きた~い。
 動画 
link to


いつも出てくるたびに、レッドカーペットじゃないんだからさーとツッコミたくなる衣装で登場のハン・ウンジョン。まぁ、男子2人がチョー地味だからいいけどね。

    
     「お尻についているものは何?」(毒)。



    
       ↑ 同一人物 です(念のため) ↑


タコ料理屋を探せ

2008-08-14 23:31:43 | Suda on J.J.Y.


みなさま、昨夜の SBS 「TV芸能」 ご覧になりましたか。

白いシャツがまぶしいジェヨン、TV 嫌いにもかかわらず、笑顔がやや固めながらインタビューに応じておりました(笑)。

      

インタビューの内容はこのあたりの記事から・・・
 Newsen
 Mydaily
 Reviewstar

無名時代の苦労話・・・
いつもの愛妻ネタ・・・ 
『正しく生きよう』 キャスティング秘話(でもなんでもない、知ってるよ)・・・
そして、大の仲良しのあの方もヨボセヨ  登場で・・・

以前 『正しく生きよう』 のプロモで(?)、カン・ホドンの 「黄金漁場~膝打ち導師」 にチャン・ジン監督が出演したときに、ジェヨンがヨボセヨ  登場したお返しでしょうか。

しかし、普通、巨額を投じた大作映画の主演だったら、清潭洞あたりのおシャレ~なカフェで、見目麗しい女性記者とインタビューってな感じで、かっちょよく収まりそうなものを・・・

なんでまた、タコ料理の店でのインタビュー(笑)

本人の希望かもしれませんが、まぁ、気取った場所よりも、この方が似合っているのでしょう。タコ料理が運ばれてきた途端に、緊張がほぐれたのか、嬉しそうに箸をつけておりましたが。

ともあれ、気になって仕方なかったのは、ジェヨンの後ろに所狭しと掲げられているサイン色紙・・・。きっと有名人がどっと押し寄せる評判のお店にちがいないわ~。一体どこのタコ料理屋なのかしらと、インタビューは二の次で、お店をネット検索しながら見てました。

ナクチ料理の店かとも思いましたが、タコはとーーっても大きかったから、海鮮料理のお店かしらん。この写真を見てお店がおわかりの方、教えてくださいませ

ところで 映画 『神機箭』 の話はしてたっけ??

KNTV での放送は 1 ヵ月後ぐらいかしら・・・覚えているかな。

 


制作発表会・・・ <神機箭>

2008-08-07 23:23:08 | Suda on J.J.Y.


        8月5日 狎鴎亭CGV 『神機箭』 制作発表会

大作なのにやっぱり地味目な制作発表会だなぁと思いつつ。

innolife でも動画が上がっていますが、音声がいまひとつ聞こえない・・・

コチラの記事 「トップスター総出動<神機箭>ベールを取る」( link to
動画は小さいけど、音声はしっかり入ってます。
記事は、発言がほぼそのまま。。。

笑ったところは。。。
ハン・ウンジョンへの質問

Q: 3人の俳優中1人を選べと言うなら...?

A: インタビューを受ける度にいつも聞かれる質問。 挙げなさいって?  ジェヨン兄さんのような場合は恋愛したい男。ジュノ兄さんのような場合には結婚したい男.

Q: アン・ソンギは...?

A: 叔父さんのようにいつもそばに置きたい男

ええーっ?結婚するなら、ジェヨンでしょ・・・と思うのは私だけ?
それにしても、
アン・ソンギ大先輩をサムチュン扱い・・・。


でもって、ベッドシーンがあるらしい・・・えっ、誰と?(笑)。
(「ハン・ウンジョン ベッドシーン 「私のからだは観客らのもの」」)(
 link to

「劇中初めて服を脱ぐことになり、撮影前日寝れないほど悩みが多かった」 として、ベッドシーンについて言及した。「私のからだは私のものではなく、観客のものだと考えたら、難なく撮影できて、自ら驚いた」 と所感を明らかにした。

蚊の大群に襲われながらの撮影だったらしい・・・

『ファン・ジニ』 では、ソン・へギョが脱いでくれず当たらなかったけど(笑)、同じ 「フルハウス」 仲間のハン・ウンジョンは脱いでくれるから、『神機箭』 ではそっちで話題をさらおうってこと? いやいやそのマーケティングは意外だったなぁ~(笑)。


 


地味から派手に・・・ <神機箭>  

2008-08-01 23:13:15 | Suda on J.J.Y.



1週間ってあっという間・・・ソウルに想いを馳せていたら・・・

公開まで残り約 1 ヶ月ほどの 『神機箭』 の公式 HP が本格稼動しているではありませんか。地味だ、地味だと言い続けてきた 『神機箭』 の広報もだんだん派手になってきそうな予感です。本予告編も公開。
 link to


       


予告編を見て・・・

なーんか 『英雄~HERO』 のラストシーン映像が頭をよぎったのは私だけでしょうか(笑)。

『シルミド』 のような音楽♪は空耳でしょうか(笑)。

まぁ、そんなことはおいておき、主演チョン・ジェヨンの宙を舞うスーパーアクションと、ヨジャへのアタックぶりを楽しみに・・・