病棟は都合3ヶ所体験した。初めの病棟では俺以外は脳外科患者。カーテン越しに手は動きますかなんてのが聞こえて大変そうだなぁと思った。次は外科病棟。そこには外科の患者と眼科の患者。眼科の患者は白内障が主なので一泊程度で居なくなる。外科だと腹の中を手術した人なのでそれなりに大変そうだ。カーテンは概ね閉めっきりで雰囲気は暗い。
整形外科病棟に移った時、何て明るい病室なんだろうと思った。カーテンはフルオープン。患者は骨折や腰痛の人だから痛みさえ無ければ元気なのだ。喧しいくらい賑やかだった。時々耳鼻科の患者も来るが外科病棟に比べればずっと元気。
これは楽しく過ごせるなぁと思ったがそれは大きな勘違いだった。たまたま最初に居た人が気さくな人達だっただけ。その人達と入れ替わりに来たのが目も合わせないような偏屈爺。一気に病室はお通夜のようになってしまった。
同室の人と話をしないのは痛いとか苦しいのとそれほど関係無い。やっとベッドに辿り着いた腰痛患者でも「今日からよろしく」と言う人は居た。ちなみに話をしない患者の家族も会釈もせず黙って入って黙って出て行く。これもまた気まずい。この歳になってこんな人間関係で悩まされるとは思わなかった。ま、俺もね、何だかパソコンばっか見てて感じワル、と思われてたかもしれないな。
入院が長引くにつれ次にどんな人が来るのか気になる
|
|
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます