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ヒゲで人を評価するか。。
「ひげ」で人事評価マイナスは人権侵害、弁護士会が勧告 ひげを理由に人事評価をマイナスにしたのは人権侵害として、大阪弁護士会は15日、日本郵政グループの「郵便事業会社」(日本郵便)に、不利益な取り扱いをやめるよう勧告した。 同会によると、日本郵便は、日本郵政公社だった2005年以降、接客マナーのレベルをランク付けする制度を導入し、ひげを生やすことは評価の対象外とされた。 申し立てていたのは同社生野支店(旧生野郵便局)職員の中村昇さん(55)。中村さんは1989年から勤務し、90年から口ひげをたくわえている。荷物引き取りなどの仕事をしていたが、最低ランク以下の評価で「身だしなみ改善に取り組んでほしい」とされた。 同会は、<1>無精ひげではなく手入れされている<2>顧客の苦情もない――などの事実から、「評価が低いと、昇給などで不利益を受ける」として改善を求めた。(2008年7月15日21時41分 読売新聞) |
おそらく日本的事象とでもいうのでしょうかね。
西欧では、少なくともヒゲ派は社会的地位を築いています。
偉人といわれる人物の写真、肖像画をみれば一目瞭然です。レオナルド・ダ・ヴィンチ、マルクスしかり、マックス・ウェーバーもまた同じ。はたまたアドルフ・ヒトラーもヒゲ派ですね。
私の好みからいえば、ジェイムズ・ジョイス。これもヒゲ派ですね。
このように、西欧では、ヒゲ派は受容されることはあっても、排斥されるようなことはなかったように思えます。
では、日本は西洋とはちがった、特殊な環境にあったのか。
そうではもちろんありません。歴史上の人物として我われが知る人のなかにヒゲをたくわえた人はけっして少なくないのです。聖徳太子だけではなく、伊藤博文もそうでしょう。
ですから、我われの社会はヒゲ派を現実に受容してきたのです。
わたくしの友人は最近、ヒゲをたくわえはじめました。
ヒゲのなかった人物がヒゲをたくわえる過程ほど、何ともおかしくて、どことなく不自然さを感じてしまうものもないのかもしれません。当の本人もまた、他者からどのように受け止めてもらえるのか、分からないままに、ある意味で未知の世界に挑戦している気分なのかもしれません。
似合う、似合わないの2つの別れ道は、本人には決して解くことのできない問題です。それを決めるのは、他者なのですから。それでも、あえていえば、ヒゲをたくわえるのは、似合おうが、そうでなかろうが、本人が決めればよい、ただそれだけのことです。
この友人は、冗談でしょうが、申し訳なさそうに、蓄えるものが他にないからと言い訳まがいの言葉を用意して、のばしはじめたのです。
この友人の言葉を聞いてのち、ヒゲをのばすのは、記事中の本人は定かではありませんが、ヒゲがなければ欠けるものがある、あればそれが満たされるという感覚でもって、のばしはじめるものではないか、と思う様になりました。その欠けるものが何かは本人が決めることであって、そこに他人の介入を許しません。
その意味で、日本郵政グループの判断はいかにも本人の内面まで知り尽くしたかのようにふるまう点で欺瞞であって、しかも、今度は自らの先入見を他者に押し付けるという傲慢な態度でもあるのではないでしょうか。
郷に入っては郷にしたがえという言葉があるくらい、日本は和を尊ぶ国だといわれています。
私もずっと以前からノーネクタイで頑張っていますが、ネクタイをつけていないことで、社会から排除された気分になるような同僚もいます。蒸し暑い日本の夏にネクタイが物理的にも理屈にあわないのは誰でも知っていることでしょうが、つけることが暗黙の了解事項になっている。ようやくクールビズなどといって、一面では消費社会の売り込みらしく政府が旗をふって、どうにか功を奏したかのようで、ノーネクタイがずいぶん広がっていますね。
この記事で最悪なのは、それを人事評価に結びつけていることです。個人の領域に属する風貌や容姿の問題を、企業の人事評価に結合させる時代錯誤でしょう。風貌、容姿で人をみる風潮の典型がここにある。
人権を守る立場の弁護士会の勧告は、しごく当たり前のことではないでしょうか。
(「世相を拾う」08129)
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トラブちゃってブログを閉鎖していた者です。
前のブログでは大変お世話になり、ありがとうございました。
顔を洗ってコッソリと出直しましたので、報告に伺いました。
また、宜しくお願いします。
でわ。
今後もまた、よろしくお願いします。
>歴史上の人物として我われが知る人のなかにヒゲをたくわえた人はけっして少なくないのです。聖徳太子だけではなく、伊藤博文もそうでしょう。
歴史上の「偉い人」なんですね。
「下っ端が偉そうにヒゲを伸ばすんじゃねぇ」が本音ではないでしょうか。
まあ、容姿、風貌をも点数化し、排除しようという意思を私は疑いますが。