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『沈まぬ太陽』を100%フィクションだとあえていうのは。。
池田信夫先生が『沈まぬ太陽』を100%フィクションだと自らのブログでのべています(参照)。
同小説については、たとえばウィキペディア一つをみても分かるようにその方法論にはさまざま意見があるようです。
ならば、そもそもフィクションだとエンドロールでも明らかにしているのに、何故、池田先生はそこに拘るのか。しかも100%という修飾語をつけてまで。
理由は、労組憎しという彼の姿勢にあるのでは、こう思います。彼の表現に従えば、つまるところ、「もちろん現在の危機をもたらした第一義的な責任は、派閥抗争に明け暮れた経営陣と、JALを食い物にしてきた政治家と運輸官僚にあるが、労組の罪も同じぐらい重い」、ここに尽きるのではないかと。労組にも、今日の日航の事態をもたらした責任を負わせようという姿勢です。
池田先生は、論談というサイトから引用しています(この論談の素性について私はまったく知りませんが)。一方で、すくらむさんのブログで、作者の山崎豊子さんのインタビューが取り上げられていました(参照)。
そのインタビューを、池田氏も引用しています。
彼だって人間ですもの、つらかったと思いますよ。仲間も言います。「僕らは仕事が終われば家族がおり、友人と語れる。あなたは365日、24時間孤独ではないか」。でも、自分が節を曲げたらこの組合はだめになる、「空の安全」は守れなくなるという思いがあるのですね。 |
の部分ですね。
この山崎氏の言葉を、池田氏は、吉高諄という人物を登場させて打ち消そうとしています。
しかし、池田氏がどのように労組、あるいは小説の主人公となった、かつての労組委員長を貶めようとしても、今日の日航の事態は、経営のあり方に起因するものでしょう。第一、労働組合の数が片手を超え存在している現状は、この日航だけに限らず繰り返されてきましたが、まさに労務政策、管理の手法として組合分裂策がとられてきたことの証左でしょう。この一点をとりあげても、経営陣と同罪といわんばかりの池田氏の論法には同意できるものではありません。だから、山崎さんがインタビューでのべている「不条理を拒否する意志の力と人間としての誇りが彼(=労組委員長、引用者)にはあった」という言葉に素直に私は共感します。
日航はこれまで、相次ぐ運航トラブルによる旅客離れや放漫経営といわれる過剰な設備投資がしばしば指摘されてきました。
その上に、航空行政と日航経営との結びつきの問題を無視はできません。たとえば、過大な需要予測による空港建設と路線就航の誘導、米国側からの航空機購入の圧力、諸外国に比べて異常に高い着陸料など公租公課、日米間の不平等な航空協定―などなど。
再建は、まさに航空行政のあり方の転換を求めているのです。
その意味でも池田氏が100%フィクションと言う言葉を強調するのは、日航の現状を『沈まぬ太陽』にダブらせる想像力をかき消そうとしているということなのでしょう。
(「世相を拾う」09235)
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私どものブログを紹介いただきありがとうございます。
池田氏にはブログ上で何度か批判されていますが、
今回もひどい内容で驚いています。
ネットを見て回ると、この池田氏の主張を読んで
「映画を観ようと思っていたけどやめました」と
個人ブログで書かれている方がいらっしゃいました。
池田氏の目論見通りですね…
こちらとしては常に正論を主張し続けるしか
ないと思っています。
貴ブログにてコメントしようと思うのですが、ウィンドウが開きません。なので、ここで失礼します。ここのところ貴ブログをずっと拝読させていただいています。教えられるところ大です。
池田氏の所説は、乱暴きわまりないものです。彼の影響は少なからず他に及ぶ現状がありますので、言いっ放しにするわけにはいきません。
>正論を主張し続ける
まさに仰るとおりですね。
今後ともよろしくお願いします。
池田氏のいっていることと比較検討してもらえればどうでしょうか、分かってもらえると思うのですがね。
池田氏は何か後ろめたいことでもあったんでしょうか?
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51301611.html