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米国に袖にされた首相
鳩山首相の思惑空振り=米、小沢氏に照準か-普天間移設 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、鳩山由紀夫首相が模索した来週の日米首脳会談が10日、見送られることになった。米政府の対日不信の払しょくが狙いだったが、単なる懸案先送りととらえた米側が応じようとせず、首相の思惑は空振りに終わった。普天間問題の早期決着を求める米国は、民主党の小沢一郎幹事長に照準を合わせたと取れる動きを見せており、首相官邸は神経をとがらせている。 首相は10日、日米首脳会談について、訪問先のバリ島で「こちらから提示している段階ではない」と語り、事実上断念したことを認めた。 米側は「(日米の閣僚級)作業グループでの取り組みが最善の道だ」(ギブズ報道官)と首脳会談に否定的な姿勢を示し、日米の溝の深さがかえって際立つ結果になった。政府内からも「日本側の方針が決まっていないのに会談しても意味がない」(外務省幹部)と、冷ややかな声が上がった。 小沢氏、影響力を誇示=訪中団に議員140人 |
いずれも時事通信の記事。記事の紙背には、首相の指導力低下と政権の傀儡性を強調するものとなっています。政権発足当初から、小沢が幹事長に納まるという構図から、その点は指摘されていたことではあるのですが。発足以来の数カ月の経過は、記事の思惑のとおり、いよいよ鳩山の影が薄くなる一方です。小沢氏が誇示する訪中といっても、いったい何が協議されたのか、その成果もほとんどみえない程度のもののようです。ですが、小沢の影響力だけが強調されるものとなっているのは事実のようにみえます。一部には鳩山短命説も飛び出す状況です。
結局、想定されるのは、懸案の普天間基地移設も小沢が登場し、党内を取りまとめる。その結果、日米合意を前提とした「解決」が図られるという結末でしょうか。
というのも、普天間で政府の決断を阻むものが連帯相手の社民党の主張と鳩山首相もふくめて閣僚たちが繰り返しいってきた
わけです。しかし、社民党もこの問題で、表向き福島瑞穂が辺野古移設なら連立政権離脱もと牽制したものの(参照)、そのあとすぐに、阿部知子がこれに否定的な意見をのべている(参照)。これは社民党も動かない事態をこれ以上放置するのではなく収束しようと考える動きがあることの反映でしょう。昨日のエントリーでふれたように、小沢の恫喝じみた発言は、護憲の社民をも黙らせるというわけです。
この社民党の動向の背景には、社民党の存在価値をお互いに認めているという点で、民主党と社民党が異なる立場からであっても一致していることと関係があるでしょう。すなわち民主党は、来年参院選までの左ウイングに支持を広げるためのカードの役割を社民党に期待するという。そして、社民党は、存在価値をアピールする上でも議席確保は最低条件のはずで、いくらかの選挙協力を民主党に期待するというそれです。しかし、この関係は誰がみても非対称。民主党は、つまり来年参院選での単独過半数のの見通しがついた時点で、この両党の現状の関係は、一気に動くとみてよい。それだけに社民党はとどのつまり民主党のいうとおりにならざるをえないと推測するのです。
むしろ、民主党政権は、普天間問題でも社民党への配慮を強調していますが、怖いのは世論の動きでしょう。
現政権が決断をするとき、そこにおそらく小沢がいるだろうということです。小沢の意向ぬきで米国との決着をつけるようなことを、現政権はしないだろうということです。小沢がいないと事態は動かないというのですから、これは一面で危険なことです。
それは、政府と政権党という2つの異なる機能を、政府・与党一元化という名で同一のものにしてしまう。政府がきめた方針は、国民に支持された政権党だし、政府が決めた方針に与党は従えといって議員立法を否定する。政府提案議案の議論のみが優先する。国会の調査権は無視というわけです。そして官僚答弁禁止の名で、内閣法制局長官の答弁を禁止するというわけですが、これが憲法解釈をねらいとしたものだという強い指摘があります。こういう国会改革案を社民党は了解したのです。
国会改革案を通常国会冒頭に成立させようとする小沢一郎。それに飲み込まれた社民。普天間も、このままいけば同様の結末ということになるものと予測します。
この過程に、鳩山氏の出る幕はない。すでに、名ばかりの首相という名を冠してもよいのかもしれません。
(「世相を拾う」09281)
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It is too difficult for me to communicate with the Alien. About our Okinawa Bases, what does his word “Trust me” mean?
No, we can’t understand!
Here comes a new negotiator, Mr. Ozawa is earthborn. Yes, we can change the Alien!
>基地県以外の社民議員なら言うかもしれないことですが、よりによって基地県の議員の阿部知子が言うとは・・・?
何考えてんでしょうかねぇ?
他のエントリにいただいたコメントですが、結局、社民のアイデンティティが何なのかという一点にふれる問題ですね、このlatter_autumn_さんの問いは。