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[橋下市長]補助金をちらつかせる愚策
大阪市の橋下徹市長は10日の大阪府・市統合本部会議で、在阪の交響楽団などが1億円の公的支援を競うコンテスト案を提示した。
起伏のある未舗装のコースをバイクで走るモトクロス場を大阪城公園内に特設し、レースイベントを開催する構想も提案した。今後、実現性を検討するという。
補助金見直しを進める市の改革プロジェクトチームは大阪フィルハーモニー交響楽団(大フィル)への年1億1000万円の補助金の25%カット案を打ち出している。橋下市長は「補助金をもらうのが当たり前になっている。賞金1億円のコンテストを開き、楽団同士で競わせてはどうか」と提案。音楽イベントの開催など優勝楽団への特典にも言及した。
また、大阪の知名度を世界的に高めるイベントとして、国特別史跡の大阪城公園西の丸庭園でモトクロスレースを開催する案も明かした。市教委によると、特別史跡の現状変更には文化庁の許可が必要だという。
(2012年4月11日07時33分 読売新聞)
橋下市長、楽団が1億補助金競うコンテスト提案
唯一、提案の根拠らしくみえなくもないのは「補助金をもらうのが当たり前になっている」の一点。でも、これとて、たとえば市音楽団の団員たちは市の職員として採用されたきたわけだし、現にその身分にある。もとより市が楽団の運営をおこなうのですから、理路はとおっていないとみるべきではないか。
したがって、市職員労組が以下のような「分限免職」に抗議の意思を示すのは当然すぎるほど当然だと思えます。
大阪市の施策・事業見直し試案で2013年に廃止とされた市音楽団の音楽士36人について、「仕事がないなら、分限(免職)」と発言した橋下市長に対し、市職員労働組合は9日、使用者としての責任を放棄しているとして抗議声明を出したことを明らかにした。
声明は6日付。橋下市長の発言を「雇用者として『(配置転換など雇用継続の努力をする)解雇回避義務の履行』を全く考慮していない」と批判、「発言の真意について説明を行い、誠意を持って応えるべき」と求めた。
(2012年4月10日10時39分 読売新聞)
橋下市長は使用者責任放棄…音楽団「分限免職」
国民の多数が同意できる範囲を仮に常識だとすれば、この抗議声明の趣旨はおそらく常識(の範囲)の内にあるだろうと思われます。日頃、民意、民意といって大阪市民の声を尊重するかのような態度をみせる橋下市長ですが、声明でいう使用者責任が市長にあるという常識はいっさい視野には入らないようです。使用者責任があるとすれば、仮に楽団の廃止が避けられないものであったとしても、雇用責任を果たすようふるまうのが多くの民間でもあるでしょうに。
民意や民間の感覚をもちだす市長であるがゆえに、なおさらそう強く感じます。団員を路頭にまよわすことがあってはならない。そのために最善をつくしてほしいものです。
けれど、この橋下氏による「分限免職」の報道が波紋をよんでいるとみえて、市音楽団とかかわってきた人たちから楽団の廃止を懸念する声があがっているようです。
大阪市の橋下徹市長が、大阪市音楽団(市音)の「直営見直し」を表明したことについて、市音と共演経験などのある作編曲家、指揮者の前田憲男さん(77)、ボブ佐久間さん(62)、宮川彬良さん(51)の3人が、市音存続を求める活動を始めようとしている。「大阪の宝であり、日本に数少ない本格的吹奏楽団をなくすことになる。その価値を理解し、守ってほしい」と大阪市民に呼びかける構えだ。
直営見直しに「待った!」 市音を守って 有名作曲家ら3人が訴え
記事中の彼ら3人は一様に、直営の楽団の存在と実績に価値を認めた上で、その存続を求めています。直営だからこそ、学校への「団員を派遣して指導したり、園児・児童向けの音楽鑑賞会を開いたり、音楽教育も価値ある活動」を重視することも可能なはず。
結局は、市長がもちだした「分限免職」問題は、こうした活動に大阪市の仕事として価値をおくか否かという論点に尽きるようです。市長は、府知事時代にも同様の態度をとっていましたし、これに価値を置かないという意思をあらためて明確にしたわけです。
こうした経緯を踏まえて、冒頭の提案をあらためて考えてみると、支離滅裂なといわれかねないような不整合があるように思えます。
記事にあるように、市音楽団の「分限免職」だけでなく、大阪フィルにたいしても補助金を削減する予定です。この両者をふくめて競わせ、勝者に補助金を「与えてやる」のです。
補助金をエサとしてぶらさげて競わせようとするのですから、これは単なるコンクールとはよべないでしょう。そもそも文化を支援しようとするのなら、支援の対象をきめて等しく支援するという態度が常識的ではないのか。補助金を与えてやるといわんばかりの、上下関係を前提にした行政観がそこに透いてみえるように思えてなりません。
市長はこうも語っています。「補助金をもらうのが当たり前になっている」と。市音楽団は、繰り返せば市直営なのですから、補助金うんぬんで解することはできない、市そのものの運営のはず。
またたとえば大阪の文化は、大阪市の文化というぐあいに限定された形にとどまるものでもないでしょう。大阪市音楽団や大阪フィルを聴く人は大阪市民だけではないはず。補助金削減が予算案に盛り込まれるのを大阪フィルは「0年余り大阪で官民一体で育ててもらった。何とか補助金を維持して、今後も大阪の文化として成長させてほしい」(鈴木貞治・楽団事務局長、毎日・12月9日)と語っていました。が、市長のこんな物言いは、どこかに文化を貶める思想がまずあるように感じないわけにはいきません。
文化を住民とともに育てようという立場に立つのなら、その支援策として補助金を出すことはあっても、出し渋るということはないでしょうから。
文化を軽んじるからこそでてきた陳腐な提案だと断じざるをえません。
それなら、補助金を元に戻して、行政として文化が文化として育つような支援を根幹にすえることをまず考えてほしいものです。
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