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離党届・または自民党政治の補完
石川が離党したところで、小沢疑惑が晴れるわけでも何でもありません。言葉を変えて言えば、もっとも狡猾な対応策だともいえなくもない。なぜなら、議員としての身分は保持されるわけですし、民主党にとっては、離党という形式的な絶縁によって自らに火の粉がふりかかるのをはらうことができるというわけですからね。
この石川の離党表明に至るまでに、師匠の小沢との接触の可能性が伝えられています(参照)。自身も、以下のように、すでに届けを出す意向を固めたもよう。
世論意識、一転離党へ=幕引きなお不透明-石川議員 政治資金規正法違反罪に問われた石川知裕民主党衆院議員の進退問題は10日、自身が離党する意向を固めたことで一つの節目を迎えた。「政治とカネ」をめぐり、鳩山政権に対する世論が厳しさを増す中、石川議員は一定の責任を取る必要があると判断。処分に否定的だった小沢一郎幹事長の周辺も「離党はやむを得ない」との考えに傾いた。ただ、議員辞職はしないことから幕引きを図れるかどうはなお不透明だ。 石川議員の処遇に関し、党執行部は当初、「離党も辞任もない」と正面突破を図る方針だった。しかし、非小沢系の仙谷由人国家戦略担当相が9日夜、離党を公然と要求。党内の「けじめ」論が急速に拡大し、処分しなくてもそのうち沈静化するとみていた執行部の思惑とは異なる方向へ事態は動いた。 小沢氏に近い議員は「あまり時間がたつと党内が混乱する。(執行部に)除名しろという声が強まって、おかしくなってしまう」と述べ、混乱回避を優先したとの考えを示した。 また、石川議員自身、党内外の批判を踏まえ、自発的に離党することで局面を転換しようとしたとみられ、小沢氏もこうした判断を尊重した。小沢氏は新党大地の鈴木宗男代表と会談。鈴木氏は同郷の石川議員と毎日のように連絡をとっており、地元の声などを伝えたのに対し、小沢氏は心配そうに「こういうときは静かにしてやるのが一番だ」と語ったという。 一方、社民党は10日の常任幹事会で、石川議員に政治倫理審査会での弁明を求めることを決めた。同党は弁明を見極めた上で、議員辞職勧告決議案の対応を判断する方針で、与党間できしみが出る可能性がある。「民主党は『政治とカネ』で国民に語る必要がある。石川議員だけ切って終わりではない」。視察のため米領グアムを訪れた社民党の阿部知子政審会長は同日夜、民主党に一層厳しい対応を求めた。 |
幕引きがこんな形でおこなわれることは、少しも日本国の政治の教訓にならないでしょう。この際、私は、長年の自民党が政権についておこなってきた政治というものを振り返り、それが日本社会にどんなゆがみをもたらしたのか、それを考えなければならないのではと思っています。長年、自民党は公共事業というものに食い入り企業の癒着を強める一方、献金を集め、その上、政党交付金をも受け取ってきた。ここには、国民という側からみると、公共事業に膨大な税金を注ぎ込み、企業がそこに巣食い、税金を献金という形に変え還流させてきたということです。しかも、「政治とカネ」の癒着が世間の批判にあうと、それをなくす目的という口実ではじまった政党交付金という、これまた税金を自民党をはじめ、共産を除く各党が臆面もなく受け取ってきた。自民党をぶっ壊すといって登場した小泉は、大企業・財界の権益を最大限保障するという点では、従前以上の露骨なやり方で、企業優先の姿勢ととってきたといってよいでしょう。構造改革とは、平たくいえば、企業の利益確保のための日本社会の構造を一変させるというものともいえるわけでしょうから。数字の上でもしばしば指摘されているのは、たとえばそれは企業の内部留保の蓄積に象徴されるような、極端に集中する富と、その他大勢が事実上、生活の苦しさを年々、感じざるを得ないような二極分化でしょう。
今日、小沢疑惑という形で問われているのは、その一つの表現形である公共事業にからむ(企業の)権益擁護と癒着であって、つまりかつての、あるいは長年の自民党政治のゆがみの一つです。小泉構造改革にシンパシーを感じる論者たちは、ですから、自らの立場と、こうした小沢的手法を区別しようとするわけですが、しかし、両者が同じ一握りの企業と財界の権益確保をもっとも重視して、政治をゆがめてしまっているという点に着目する必要があると私は思います。
問われているのは、まさに政治を財界・大企業優先にゆがめてしまうことが許されるのか否かということでしょう。
あえていえば、だからこそ、自民党はもとより、民主党までも企業・団体献金の全面禁止に着手することに否定的にならざるをえない。このに踏み込めば、おそらく自民党も、民主党も、政党の基盤を大きく揺るがされることを承知しているからということです。民主党はしかし、当の小沢一郎が昨年、企業・団体献金禁止を一度は口にしたことを決して忘れてはなりません。
権力との対決という言葉があるとすれば、小沢とその信奉者たちはしばしば小沢対権力という表現を好みますが、権力との対峙という点で今現在、問われているのは、こうした政界を牛耳る一大勢力たる財界・大企業のためにゆがめられる政治を、国民の側に引き戻せるか否かという点に尽きるでしょう。
自らの資金問題を対権力との対決に置き換えてしまう欺瞞は許されない。ほんとうに小沢が権力に対抗するのなら、即刻、自らにかけられた嫌疑を国会の場で晴らしてみせることであり、同時に、企業・団体献金の全面禁止の先頭にたって、立つだけでなく実効に移すことでしょう。
石川の離党なんて、その限りで何も意味ももたない、ちっぽけなものです。
離党などという姑息な手段によって、自民党政治は終焉するはずもないのです。
(「世相を拾う」10027)
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いよいよ石川議員は、検察の会計処理の無知による嫌疑によるもので、法を犯していないこともはっきりしてきたわけだし、罪刑法定主義に立てば小沢は立件されていないわけだから、何をそのように騒ぐのですか。
検察の暴走と、佐久間特捜部長の手がけた冤罪ばかりで、事情聴取された者が7人も自殺している捜査方法こそが問われるべきではないか。
鳩山の方が罪は重い脱税なのに、なぜ小沢だけを執拗に被疑者扱いし、マスコミに和して説明責任を言うのですか。
説明責任は、なぜ小沢だけを被疑者扱いにするのか検察側の方だと思いますが。
厚労省村木局長事件もほぼ冤罪、この検察のうらの謀略者と連携が実名ではっきりしているのに、なにを寝とぼけて小沢がどうのこうの言っているのですか。
ティム・ワーナーの『CIA秘録』でも読んで、背景を掴んでから述べた方がいいですよ。
これが真理だとして、貴方が「正しい」と判断しているのは何かを説明しないと話は進みません。論脈からすると、小沢にたいして疑念を抱く人が「正しい」ので信用できない。そうではなく小沢のやったことに疑念を抱かないか、何も思わない人は「正しい」とはいえないが信用できるということになりますね。貴方もふくめて。なぜそういえるのか。そして「正しい」とはいったい何か。正しいから信用できないとは是、如何。説明すべきは貴方です。
以下の論旨は推して知るべし。
>鳩山の方が罪は重い脱税なのに、なぜ小沢だけを執拗に被疑者扱いし、マスコミに和して説明責任を言う
なんて、ちゃちなことを(私は)少なくとも考えているわけではないよ。まず当ブログをじっくり読んでコメントしてほしい、そう率直に思います。貴方の思いは思いであるのでしょうが。では。