今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

イドメネオ、イリアのアリアを歌った・・・・が・・・

2006-01-09 | レッスン日記

 今日は、研究所の授業の日。この研究所は公開レッスン方式での授業で、いろいろな先生に教えていただくことができます。私は、「歌の筋トレ」としてやりかけていた、イタリア古典歌曲を仕上げてしまいたいというのはあったのですが、今日の講師は、あの芸術総合大学の定期オペラでイドメネオのタイトルロールをされた方なので、演奏会で歌う予定のイドメネオのイリアのアリア「Padre,germani,oddio!」(お父様、お兄様たちさようなら)をやってみることに決め、授業に臨みました。
 レッスンでは、まず、曲を通して歌い、その後、「今その人がやるべきこと」のポイントについて指導が入ります。だいたいのメロディは覚えてはいたのですが、私は、人前で初めて歌うときは、自信が持てなくて音符を追ってしまうところがあり、そのうえ初めての先生だと緊張してしまうので、、自分の苦手な部分が前面に出てしまいます。結果、やはり音が取り切れていなかった1番歌い終わりの3連符進行の部分や最後のレチタティーボは「?」入りの歌になってしまいました。まあ、ここは当然指摘されるだろうからそれで覚えよう、と思っていたのですが・・・・・
  私を待っていたのは、ブレスのおなかの使い方を含んだ発声練習。「ア・ア・ア・ア・・・・」と、おなかの下のほうで、裾野が広くなっていくイメージで歌います。これは、お腹の下の筋肉を使って声を出す練習です。次にうつぶせになって手は左右に広げ、足もあげた飛行機スタイルで発声。かなり腹筋を要し、おなかの筋肉が痛くなるほど。この発声だけで私のレッスンは終わりました。
  アリア歌う前に、まだまだやるべきことがある、、、ってことです。ま、わかっていることではあったのですが。最近、やっと声の響きを頭上に集められるようになってきて、声量もだいぶ増えたのですが、まだ体が使い切れていないのです。イタリア古典歌曲でレガートな曲をやるのも、そのエクササイズを兼ねていたのですが、あやよくばイドメネオの話が聞けるかも、という思惑でアリアを歌った私はみごとに撃沈・・・・・! 
 でも、腹筋しながら発声したときに「今の声いいですね」といわれた瞬間の声は、自分でもしかっりした声だと思ったので、可能性は見えたことに満足。それを体で覚えないと!
 後で、最初に通したアリアをMDで聞いたら・・・全部ファルセットで歌っているよ、しかもかなりの音量で。 声が出るようになった今が危険なとき、今回のご指導を真摯を受け止め、体の使い方を鍛えます。でも、修了演奏会は、イリア、歌いますよ!

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