魔笛、終了。
終演後、キャストやスタッフの方々とのレセプション、そして2次会と、たくさんのお客様にご来場いただけたこと、そして無事公演が終わった喜びを皆でわかちあいました。
めぐろパーシモンホールでは「オペラ初心者入門シリーズ」と銘打ち、有名な作品をハイライト・そして日本語もまじえての公演を継続的に上演しており今年は6年ということですから、かなりの作品をカバーしているのではないでしょうか。当初、入門者だった方も今は上級者になっているかも・・・。
入門者向けと言ったところで、音楽や作曲家(モーツァルト)の意とする作品の解釈を変えるわけにはいかないし、オペラに接する機会が少なかった方に、その聞く・観る楽しみも伝えるとなると、ただでさえ難解なモーツァルトのオペラ、コンパクトにするのは相当なエネルギーが必要だったのではないかと思います。
舞台は小さくともオペラのスケール感は出さなくてはいけないわけだし。
また、何度もこのシリーズを経験しているチームワーク抜群のベテラン&将来が期待される若手キャストたちの創り上げる舞台空間に、アマチュアの合唱団が入るのはどうなんだろう、と不安も感じました。だって、小ホールとはいえ、ちゃんとオペラらしいチケット料金の設定があるのだし・・・
と、毎度のことですが、初日はワクワクしても2日目になると、舞台の理想と現実のギャップを感じ始めていつも不安が押し寄せる私。
それはさておき、楽屋のモニターで聞いた解説ももちろんですが、決して大きいとはいえない空間にたくさんの情報量を存在させた舞台づくりは、何度もこの作品を観ている私にも大変勉強になりました。
またお客としてでなく出演する立場だと、そして歌に専念できたことで、舞台や音楽に客観的に向かえたし、その結果たくさんの新たな発見があったなど、出番は少なくても・・・というか少なかったからこそ大きなモノを得たみたい・・・
特に音楽から発見することは多くて、魔笛は3度目でしたが、全く勉強できていないことを痛感・・・・
楽しみながら、知りうる音楽の密度をほんの少し濃くすることができて、この機会をくださった皆様には心から感謝・・・・
初めて観たオペラは魔笛、初めてキャストをやったのも魔笛。
どうやら魔笛はそのStoryと同じく、試練やら喜びやらを私にもくれる作品みたい。
オペラに参加するたびに、その道のりの遠さに目が回りそうになり、これが最後、もうオペラはやらない、と思うのですが・・・
また今日から、いつの日かの舞台のためにレッスンの日々再開です。
開場30分前、既に長蛇の列が・・・
今回はお弁当つき!!出世しました(笑)
細かく作成された進行スケジュール
演出&プロデューサー松本先生とピアニスト水戸先生
私たちが打ち上げで楽しんでいる最中もバラシのお仕事中、舞台スタッフさんたち
特に照明効果を実感した舞台でありました。
キャストの皆さんはとてもとても素敵でしたが、
中でも抜群の存在感で合唱もサポートしてくださったDameの3名
左からDame2下園理恵さん、Dame3神野朋子さん、Dame1松井美路子さん
そして一緒に参加した合唱メンバー14名
衣裳はTOTで使ったものを借りました
おかげさまで本当に楽しいオペラでした。こんなに楽しかったのは珍しいです(o^∀^o)
また、ご一緒したいです(^O^)
ご訪問いただき、コメントまでいただき恐縮です。せっかくなので楽しいブログを紹介させていただきました。またどこかでご一緒できるよう、私も声磨きに励もうと思います。そのときはどうぞよろしくお願いいたします。