里帰り

2018-01-08 00:01:01 | 日記
正月なので、実家に行ってきた。
実家には、姉が一人で暮らしている。
元々姉とは仲が悪かった。
今は姉のことを嫌いではないが、
何と言っても、長いこと会話らしい会話もしたことがなかったので、
頻繁に連絡をとったり、足しげく通ったりする気にもなれない。
でも、姉にとって私は唯一の身内であるし、正月くらいは顔を出そう。

朝、少し集金に回ったついでに、
スーパーで墓参りのための花を買い、
お供え(手土産)に、果物を買った。
奮発して、フルーツの専門店に行った。
高いなあと思ったけれど、今季最後だというシャインマスカットを買った。
母のために花を、姉のために果物を選ぶのがちょっと楽しかった。

墓参りに行ったら、姉をショッピングか初詣にでも誘ってみようかと思った。

先に一緒にお昼を食べに行ったら、そこそこ話し込んでしまったので、
その後でお墓に行ったら、もう出かけられなかったのだけれど。

何を話し込んだか。
まず、姉が昨日まで旅行に行っていたと聞き安心する。
母の存命中は、正月に二人で旅行していた。
母が亡くなっても、一緒に旅行してくれる人がいるんだな。
(考えてみたら、私より友人が多いのは当然かもしれない)
そして、親戚の話とか、昔の話。
これも当然のことだが、
今となっては、姉とだけ共有している過去がある。
そう思うと、ちょっと不思議な感覚になる。

そして、今回の私のお土産。
実家での宝探しはもう一段落したと思っていた。
でも、姉が片付けた物置から出てきたらしい。
子供のころ使っていたレターラック。
その中に、少しだけ手紙が入っていた。
いつか私が持ち帰った手紙の束よりも、もっと古いもの。
前の手紙の束の時ほど、心を魅かれるものではない。
あまりに子供過ぎて恥ずかしくなる。
でも、「お兄さん」からの手紙があった。

それから、高校時代申し訳ないけれど、大嫌いだった友達からの、
まるでラブレターのような手紙。
彼女との関係はいろいろな段階があったので、
この手紙を受け取った時は、どの段階だったのだろう?
もう嫌いになってからだったのだろうか?
多分違うだろうと思う。
この手紙を受け取った頃の私は、多分書かれた言葉をそのままに受け取っていたんじゃないかと思うが、
今読むと、彼女らしいというか、技巧的なものを感じてしまう。
まあいいや。
そんなものを感じながらも、嫌な気分にはならない。
懐かしさの方が勝る。
彼女からの手紙は取っておく方に仕分けた。

なんだか実家に帰るたびに記事にしている気がする。
やっぱり私にとって特別な場所ということなんだろうな。

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