仔猫の貰い手探しをする。
子供たちも学校で友達にあたってくれる。
私も友達に聞いてみたり、職場に張り紙をしてもらったりする。
〇〇さんが多頭飼いをしたがっていたという情報を聞いて、お伺いをたてに行ったりする。
なかなか見つからない。
野良猫の貰い手なんて滅多にいるもんじゃないよな。
その間に、仔猫たちはどんどん大きくなる。
最初は、敷居の段差も上れなかったのが、階段も上れるようになる。
うちの猫たちとも仲良くなる。
ミルクも卒業して、離乳食を与える。
性格もはっきりしてきて、
ぐるぐるちゃんはおっとりしている。
しましまちゃんは気が強い。
ある晩、私の布団の中に我が家の飼い猫2匹が入ってきて寝ており、
私の布団の上に、仔猫が2匹くっついて寝ていた。
なんて至福の時!!
そのうち、娘の同級生の男の子が2匹一緒にもらってくれることになった。
ところが、その友達は下宿生!?
下宿先では飼えないので、実家で飼ってもらうという。
でも、飼いたいのは実家のご家族ではなく、本人の下宿生。
というよくわからない話だった。
実家の親御さんは、「飼いたいなら飼ってもいいけど、自分で面倒みてね」とおっしゃり、
「無理」と言うと、お兄さんが面倒を見てくれるという話になったそうである。
ある土曜日、彼の実家まで連れて行くことになった。
我が家に来てから、1ヶ月半くらいたっていた。
前の晩、夫がお風呂に入れると言い出す。
我が家から80kmくらい離れているだろうか?
夫と、長男と3人で連れて行く。娘はバイトで行けなかった。
2匹を一緒にキャリーに入れる。
最初泣いていたが、すぐに眠ってしまう。
ナビで近くまで行って、わからなくなったところで相手先に電話を入れる。
猫よりも先に実家に帰っていると言っていたご本人様はまだ帰っていないとのことで、
お母様とお話をするのだけれど、よく話が通じない。
「え!?ここまで来て空振り!?」と一瞬思うが、お話しているうちに、理解してもらえる、
猫をもらいたいという話は聞いていたが、いつ誰からとかは聞いていなかったらしい。
男の子ってそんなものかな?
回りに田んぼや畑が広がる中の、なかなか広いおうち。
お父様は、最初「この辺りにも野良猫はいっぱいいますよ」と、
何でわざわざそんな遠くから…、と思ってみえる様子だったが、
仔猫を抱き上げ、相手をする優しそうなお顔。
このお宅なら大丈夫だ。そう思って安心した。
猫たちも、知らない家で緊張するかと思いきや、早速あちこち探検して回る。
長居もできないので、お兄様が駅まで迎えに行っているという息子さん(娘の友達)の帰りを待つこともなく失礼してくる。
後日、娘が友達から聞いた話によると、
その日帰った彼は、まだ仔猫に名前もつけないで一旦下宿先に帰ったそうだ。
名前を考えてはいたようだが、次に帰ったら、もう名前はつけられているんだろうと思っていたそうだ。
そして、帰ると、案の定名前はつけられていた。
ぐるぐるちゃんは、Aちゃん。
しましまちゃんは、Bちゃん。
2匹合わせて、エビちゃん。
その後、何回かエビちゃんの写真を見せてもらったことがある。
写真の写り方のせいもあるが、大きくなってどっちがどっちかもよくわからない。
でも、AちゃんとBちゃんは、今も幸せにかわいがってもらっているようだ。
仔猫を捨てて行った人は、どう思っているだろう。
きっと、あの後何度も我が家の様子を伺っていたのじゃないだろうか?
いつまでたっても、我が家で散歩させる猫は前からいる2匹だけということにも気づいているのじゃないだろうか?
自分が捨てた仔猫がどうなったか、気になっているのだろうか?
子供たちも学校で友達にあたってくれる。
私も友達に聞いてみたり、職場に張り紙をしてもらったりする。
〇〇さんが多頭飼いをしたがっていたという情報を聞いて、お伺いをたてに行ったりする。
なかなか見つからない。
野良猫の貰い手なんて滅多にいるもんじゃないよな。
その間に、仔猫たちはどんどん大きくなる。
最初は、敷居の段差も上れなかったのが、階段も上れるようになる。
うちの猫たちとも仲良くなる。
ミルクも卒業して、離乳食を与える。
性格もはっきりしてきて、
ぐるぐるちゃんはおっとりしている。
しましまちゃんは気が強い。
ある晩、私の布団の中に我が家の飼い猫2匹が入ってきて寝ており、
私の布団の上に、仔猫が2匹くっついて寝ていた。
なんて至福の時!!
そのうち、娘の同級生の男の子が2匹一緒にもらってくれることになった。
ところが、その友達は下宿生!?
下宿先では飼えないので、実家で飼ってもらうという。
でも、飼いたいのは実家のご家族ではなく、本人の下宿生。
というよくわからない話だった。
実家の親御さんは、「飼いたいなら飼ってもいいけど、自分で面倒みてね」とおっしゃり、
「無理」と言うと、お兄さんが面倒を見てくれるという話になったそうである。
ある土曜日、彼の実家まで連れて行くことになった。
我が家に来てから、1ヶ月半くらいたっていた。
前の晩、夫がお風呂に入れると言い出す。
我が家から80kmくらい離れているだろうか?
夫と、長男と3人で連れて行く。娘はバイトで行けなかった。
2匹を一緒にキャリーに入れる。
最初泣いていたが、すぐに眠ってしまう。
ナビで近くまで行って、わからなくなったところで相手先に電話を入れる。
猫よりも先に実家に帰っていると言っていたご本人様はまだ帰っていないとのことで、
お母様とお話をするのだけれど、よく話が通じない。
「え!?ここまで来て空振り!?」と一瞬思うが、お話しているうちに、理解してもらえる、
猫をもらいたいという話は聞いていたが、いつ誰からとかは聞いていなかったらしい。
男の子ってそんなものかな?
回りに田んぼや畑が広がる中の、なかなか広いおうち。
お父様は、最初「この辺りにも野良猫はいっぱいいますよ」と、
何でわざわざそんな遠くから…、と思ってみえる様子だったが、
仔猫を抱き上げ、相手をする優しそうなお顔。
このお宅なら大丈夫だ。そう思って安心した。
猫たちも、知らない家で緊張するかと思いきや、早速あちこち探検して回る。
長居もできないので、お兄様が駅まで迎えに行っているという息子さん(娘の友達)の帰りを待つこともなく失礼してくる。
後日、娘が友達から聞いた話によると、
その日帰った彼は、まだ仔猫に名前もつけないで一旦下宿先に帰ったそうだ。
名前を考えてはいたようだが、次に帰ったら、もう名前はつけられているんだろうと思っていたそうだ。
そして、帰ると、案の定名前はつけられていた。
ぐるぐるちゃんは、Aちゃん。
しましまちゃんは、Bちゃん。
2匹合わせて、エビちゃん。
その後、何回かエビちゃんの写真を見せてもらったことがある。
写真の写り方のせいもあるが、大きくなってどっちがどっちかもよくわからない。
でも、AちゃんとBちゃんは、今も幸せにかわいがってもらっているようだ。
仔猫を捨てて行った人は、どう思っているだろう。
きっと、あの後何度も我が家の様子を伺っていたのじゃないだろうか?
いつまでたっても、我が家で散歩させる猫は前からいる2匹だけということにも気づいているのじゃないだろうか?
自分が捨てた仔猫がどうなったか、気になっているのだろうか?