午後はこのツアーのメイン、ファッション工房へ。
東海方面に行く無料旅行ではどんな所に行くのか、事前にパソコンで検索してみると
岐阜の毛皮工房か愛知のオパール工房に行ったブログがありました。
今回は毛皮工房の方でした。
関ケ原からバスで移動する間、車内で毛皮に関するクイズ用紙が配られました。
Q1.ふわふわでさわり心地が良い毛皮レッキスはどの種類に属するでしょうか?
①ミンク ②フォックス ③ラビット ④ラクーン
Q2.カシミヤは何の動物の毛を使っているでしょうか?
①ひつじ ②やぎ ③うさぎ ④きつね
Q3.ムートンの特徴で間違っているのはどれ?
①夏涼しい ②汚れにくい ③吸湿性が高い ④熱伝導率が高い
車内で回答を書き、回収されました。
全問正解すると、プレゼントがあるそうです。
Q1と2はスマホで調べてすぐにわかりましたが、3はわかりませんでした。
(適当に書いたらハズれました)
正解は Q1→③ Q2→② Q3→④
毛皮工房の
モード館(社名は高木ミンク)に到着。
エントランスには毛皮で造られたぬいぐるみや敷物が展示されています。
まず、講義室のような部屋に案内されました。
パイプ椅子がズラリと並んでいて、その上にムートンの座布団が乗っています。
前方には製品が展示されていて、提携しているブランドのロゴが掲示されていました。
私たちは椅子に座るように言われ、出入り口が閉じられました。
「おお!これが噂の軟禁部屋か!」
前で解説をする女性が「この部屋での話は約30分です」
ここで何も知らずに来た人達から「え~ぇっ!?」と声が上がります。
さらに「ドアは閉めていますが、トイレなどで自由に出てもらってもいいです」
と、監禁や軟禁ではない事をさりげなく伝えられます。
「この工場は一般公開はしていません。バスで来られた方のみ見学ができます」
と、さも「皆さんは良かったですね」と言いたげです
まず、クイズの答えの解説があります。
解説しつつ、毛皮についてのお話があります。
全問正解した人には毛皮でできたマスコットストラップが贈られました。
そして毛皮のコートや敷物、寝具などの製品の特徴の説明や、手入れ方法の話。
一番前の席に座っているちょっと派手目な女性が「へ~」などと相槌を打っていました。
この人バスでも一番前に座っていたけど、もしかしたらサクラかな?
次は、廊下を歩いて2階へ移動。
廊下はガラス張りになっていて、工場が見えますがそんなに広くはありません。
見学用の工場なのかも。
2階は商品の展示販売スペースになっています。
最初の部屋は敷物・寝具・コートなど6桁のお値段の商品が並んでいました。
「どうぞ手に取ってご覧下さい」「良かったら羽織ってみて下さい」との声はかかりますが
普通の接客で、特にしつこくされる事もなかったです。
そもそも、ここのコートは私に入るサイズがない
次のお部屋は5桁のお値段の商品が並んでいました。
「これなら手が届くかも」と思わせる配置ですね。
その次のお部屋は4桁の商品が並んでいました。
「せっかく来たんだから、一つぐらい買って帰ろうか」と思わせる価格帯です。
付け襟とか座布団とかはこの部屋だったと思います。
安いものだと3桁のハンカチやタオルもあります。(もちろん毛皮ではない)
それらのお部屋を無事やり過ごすと1階に下りられ、そこにバス待合室があります。
待合室には岐阜・愛知県のお土産や食品などが売っています。
ベンチやドリンクの自販機もあります。
この工房での滞在時間は1時間半、最初の解説が30分なので、買い物タイムは1時間。
ササ~ッと売り場をやり過ごしたから時間がかなり余りました。
で、売店を見ていたら、名古屋コーチン卵アイスが珍しかったので購入。
これを食べながら、スマホを見たりして時間つぶし。
自販機でドリンクを買って、飲みながら時間つぶしをしている人も多かったです。
このバス待合室には、変わったものがありました。
よく駅などにある行先表示板です。
「のぞみ○号 博多 13:30」みたいな案内板です。
ここでは「STEPトラベル 堺東 14:30」みたいに、
旅行社・出発地・バスの時間が表示されていました。
そこに表示されていた、他の旅行社も聞いた事がない会社で
その場でスマホで検索すると、同じように無料招待旅行の旅行社でした。
表示された時間にならないと、出口のドアが開かないのかな…と思っていましたが
別にそんな事もなく、早めに建物を出て、バスで出発を待ちました。
もっとデンジャラスでスリリングな場所かと思いましたが、
付きまとわれたり、無理やり買わされたりする事もなく拍子抜けでした
バスに戻ってくる人を見ていたら、スーパーのレジ袋程度の荷物を持っている人はいました。
誰か、大物を買った人はいるのかな?
敷物や寝具などの大物だと持ち帰れないので、多分配達になると思いますが。
この無料旅行の代金は誰が持つのかと言うと、募集した通販会社ではなく、この毛皮工房です。
40人のツアーにかかる経費(バス・食事・人件費など)が20~25万円。
1台のバスで2~3人が高額品を買ったら元が取れるらしいです。
以前は、もっとしつこい勧誘や軟禁まがいの事が行われていたそうですが
募集元のお店や飲食店に苦情が来て、だいぶソフトになったようです。
私が参考にしたのは、こちらの
ブログ(催眠商法か?愛知県小牧市オパールミュージアム )
これに寄せられた、運転手さんからのコメントに詳しく裏話が書かれています。