だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ローマを彷徨う老作家

2014-07-01 20:47:19 | 映画
2010年代になって早くも4年が過ぎました。アカデミー賞の中の外国語映画賞受賞作を振り返ってみましょう。2010年は、デンマークのスサンネ・ビア監督「未来を生きる君たちへ」(10)

2011年は、イランのアスガル・ファルハーディー監督「別離」(11)。2012年は、オーストリアのミヒャエル・ハネケ監督「愛、アムール」(12)。いずれも素晴らしい作品でした。

世界には、こんな見応えのある映画があるんですね~。ハリウッド映画以外にも、ぜひ注目しましょう。何を見てよいのか迷ったら、その手助けになるのがアカデミー賞外国語映画賞です。

2013年、第86回アカデミー賞外国語映画賞受賞作が「グレート・ビューティー/追憶のローマ」(13)です。脚本、監督はパオロ・ソレンティーノ。1970年5月31日、ナポリ出身。

カンヌ国際映画祭パルムドールにノミネートされ、審査員賞を受賞した「イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男」(08)。未見なので見なくっちゃ!そして原案、脚本、監督を務めた…

ショーン・ペン主演「きっとここが帰る場所」(11)。見ましたとも!ソレンティーノ監督の最新作が、公開されます。作家でジャーナリストのジェップ・ガンバルデッラ(トニ・セルヴィッロ)。

ローマの華やかなセレブ社会で有名人のジェップは、65歳。若さに満ち、発想力豊かで派手な生活を楽しんでいました。その一方で、言いようのないむなしさも感じていました。

そんなある日、ジェップの元に忘れられない初恋の女性が死んだ…という知らせが届きます。ジェップは喪失感を抱きながら、暗い雰囲気が漂うローマの街を彷徨うのでした。

そして、長い間中断していた作家活動を再開しようと決意します。果たして、ジェップがたどり着いた境地とは?主役を演じるトニ・セルヴィッロは、「湖のほとりで」(07)、「ゴモラ」(08)

「イル・ディーヴォ」(08)、「眠れる美女」(12)などに主演。また「イル・ディーヴォ」と「追憶のローマ」で、ヨーロッパ映画賞男優賞受賞。「イル・ディーヴォ」見なくっちゃ。

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