だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

事件の真相は?

2007-12-13 21:38:31 | 映画
お正月映画の公開がはじまる、わくわくのクリスマス・シーズン。映画好きには、たまらない季節です。師走の忙しい中、なんとか時間を見つけては劇場へ。もっとも、私の場合は大掃除(結構やる気ですが、実際は…)や年賀状描き(パソコンで作るので、実は簡単)くらいですけど。

お正月映画の話題作、人気作の影でこんなシビアな映画が公開されます。「暗殺・リトビネンコ事件(ケース)」(07)。このタイトルを聞いて、うむ…と思った方は日頃ニュースを良く見ている方とお見受けします。リトビネンコとは、2006年暗殺されたロシア人中佐の名前。

この暗殺事件には、とてつもない背景がうごめきます。まず、リトビネンコ氏は元FSBの中佐。このFSBとはロシア連邦保安庁のことで、ロシアの保安機関ですが実は諜報活動も行なっているのです。歴代の長官には、ウラジーミル・プーチン大統領もいます。(任期98年7月~99年8月)

リトビネンコ氏は、生前FSBとプーチン政権の腐敗を告発していた事実があります。そのためなのか、イギリスに亡命中の彼は2006年11月、中毒症状を起こし入院。数週間後に死亡します。写真はその時のもの。しかし、この事件は彼の体内から“ポロニウム210”と呼ばれる、入手困難な放射性物質が大量に検出されたことで、一変します。

“暗殺”…だとしたら暗殺者は?ロシア側関係筋の何者かという、疑惑が浮びます。映画は、暗殺の前4年間に渡ってリトビネンコ氏とインタビューをして来た、アンドレイ・ネクラーソフ監督作品。ドキュメンタリーですね。リトビネンコ氏の死の理由、彼の妻や政府の関係者などのインタビューを綴っていきます。

私はロシアに行ったことがあるし、過去の歴史や今のロシアの発展ぶりにも興味があります。ひとつの事件として知りたい気持ちも。衝撃的なニュースでしたものね。ね?

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