だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

20年間もゴッホを描いた中国人

2018-10-08 20:48:35 | 映画
中国の深圳市大芬(ダーフェン)という街は、約1万人の画工がいると言われているそうです。街全体が複製画制作に携わっていて…

世界最大の油画村として知られ、最近では観光地としても有名だとか。確かにお土産として売られている、美術作品の複製画は…

いったいどこの誰が描いているのかと思ったことはあるはず。まっ、現在では精巧なコピーが本流とは思いますが、描いているんですね~。

ユー・ハイボー&(娘の)キキ・ティアンキ・ユー監督「世界で一番ゴッホを描いた男」(16)は、中国のベテラン複製画家の物語です。

1996年、湖南省出身の趙小勇(チャオ・シャオヨン)さんは、大芬に出稼ぎにやって来ました。この街でゴッホの絵画と出会った彼は…

独学で油絵を学び、ゴッホの複製画を家族と共に10万点以上も描いて来ました。描くのも寝るのも食事をするのも工房の中。

ゴッホに魅せられ、ゴッホと共に生き、複製画への誇りを持つ彼の夢は、ゴッホ美術館へ行き、本物のゴッホ作品を見る事!

そしてついにオランダ、アムステルダムを訪れます。ゴッホ美術館で見る本物の『ひまわり』や『自画像』、『黄色い家』、

『ファンゴッホの寝室』など。他にもゴッホの代表作がたくさん。チャオ・シャオヨンさんが描いてきた作品と、色や筆遣いなど…

本物との比較の様子は感動的。それにしても、人生をゴッホに捧げたとも言えるチャオ・シャオヨンさんの物語とは?ぜひ。

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