だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

家具職人の暗殺計画

2015-08-06 14:02:24 | 映画
日本が大好きで、クリストファー・マッカリー監督「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」(15)のプロモーションのため、来日中のトム・クルーズ。なんでも21回目だとか。

これだけファンを大切にする映画スターって、いないかも。そのトム・クルーズが主演した、ブライアン・シンガー監督「ワルキューレ」(08)。もちろん、見ましたよね。

第2次世界大戦時に実際にあった“ヒトラー暗殺計画”をテーマに、アイパッチ姿のシュタウフェンベルク大佐を演じていました。ヒトラーが政権を握ってから、単独犯と組織的なものと…

少なくと42回暗殺計画があったそうです。しかし、歴史でわかるようにヒトラーは暗殺されていません。これまでも何度か映画化されていますが、また1本、ドイツ映画が。

それが、「ヒトラー暗殺、13分の誤算」(15)。「es エス」(01)「ヒトラー 最期の12日間」(14)、ナオミ・ワッツ主演「ダイアナ」(13)のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督作品です。

1939年11月8日ミュンヘンのビアホールで、ナチス指導者のヒトラーは恒例の記念演説を行なっていました。悪天候のため、予定よりも早く演説を終わらせ、退席するヒトラー。

そのわずか13分後、ホールに仕掛けられていた爆弾が爆発します。この爆破で8人の犠牲者が出ます。大胆な計画と精密な時限装置付きの爆弾。秘密警察ゲシュタポは…

単独犯はありえないと、イギリス諜報部の関与を疑います。しかし逮捕されたのは、ゲオルク・エルザー(クリスティアン・フリーデル)という36歳の平凡な家具職人だったのです。

ゲシュタポは、犯行の黒幕を吐かせようと彼を拷問するのですが、すべて自分1人で実行したと供述します。果たして、本当のゲオルク・エルザーとは?史実に基づいた本作は…

終戦直前まで、彼を生かしたナチスの狙いをも描いていきます。独裁政権の恐ろしさを感じずにはいられないでしょう。「顔のないヒトラーたち」(14)と共に、ぜひ。

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