goo blog サービス終了のお知らせ 

だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

リリアーナの3本

2008-01-19 21:10:32 | 映画
今思うとこの映画を見たのは、内容よりもダーク・ボガードが出ていたから。映画が大好きで、とにかく見れる作品は片っ端から見まくっていた私。リアルタイムで見れなかった作品も、名画座や全線座、TVの映画劇場でとにかく見てました。「地獄に堕ちた勇者ども」(69)や「ベニスに死す」(71)を見ていた私は、ダーク・ボガードが好きでした。

その映画は、「愛の嵐」(73)。原題を“THE NIGHT PORTER”(夜番)といい、1957年のウィーンを舞台にした愛の物語でした。元SSの将校マックス(ダーク・ボガード)は自分の過去を隠すため、ホテルの夜番フロントとして働いていました。ある日、有名な指揮者(TV『ジェリコ』のマリノ・マッセ!)の妻となったルチア(シャーロット・ランプリング)が、偶然やって来ます。

ユダヤ人のルチアは、かつて少女だった日、収容所でナチス将校のマックスに弄ばれていたのです。この衝撃的な作品を監督したのが、イタリア人のリリアーナ・カヴァーニ(1933年生まれ)。私にとって、この1作で強い印象を残した監督の代表作を集めた、「リリアーナ・カヴァーニ傑作選」が公開されます。

つい最近、オゾン監督の「エンジェル」(07)でも、輝いていたシャーロット・ランプリングの若き日。監督に愛される女優として活躍し続けている、名優ですね。そして、ミッキー・ロークの若き日の主演作「フランチェスコ」(89)。もちろん、ミッキー・ロークのファンでした!

「ナインハーフ」「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」(85)「死にゆく者への祈り」「エンゼル・ハート」(87)など、当時のミッキー・ロークはまさに全盛!そして「フランチェスコ」では、アッシジの聖フランチェスコの半生を演じました。共演は「眺めのいい部屋」(86)のヘレナ・ボナム=カーター。

「傑作選」では、もう1本、ドミック・サンダ主演の「ルー・サロメ 悪の彼岸」(77)が選ばれています。残念ながら、こちらは未見。今回は3作とも“ノーカット完全版”をうたっています。昔の作品を見直しましょう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 絢爛豪華な衣装たち | トップ | 魔法のおもちゃたち »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

映画」カテゴリの最新記事