だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

なぜ、不都合なのか?

2007-02-04 20:57:46 | 映画
現在公開中ですが、これは見たい!と思っているのが、「不都合な真実」です。来週から日比谷のシャンテ・シネでも、拡大公開が決まったようで、楽しみにしています。しかし、この映画は楽しむための映画ではありません。これこそ、身震いするような怖い映画なのです。

ここ何年もの間、地球規模で叫ばれている“地球温暖化”。そして“異常気象”。私たち日本人も、日々痛切に感じていることです。でも、もしかしたら感じていない人もいるのかも…。そう思うと、ますますゾットします。そして何もしない地球上の人たちも…。

少し前TVの番組で、映画「ミッション」(86)(ローランド・ジョフィ監督、ロバート・デ・ニーロ、ジェレミー・アイアンズ主演)の舞台になったイグアスの滝の水が涸れ、むき出しになった茶色い地面が写っていたのです。ショックでした。映画の中でも、あの瀑布の中を十字架に括られた男が落ちていくシーンが、印象的でしたもの。

それだけではありません。「キリマンジャロの雪」(52)(ヘンリー・キング監督、グレゴリー・ペック、エヴァ・ガードナー主演)のその雪もほぼ消えかけ、後10年後には消滅するかも。パタゴニアの砂漠も気候の変化で、水や緑を湛えた地になり…。北極の氷は溶け、地球の海岸沿いの年は沈んでしまうのです。そうなったら、その地の人々は難民となり(1億人とも…)どこへ行くのか…。

05年8月、アメリカのニューオリンズを襲ったハリケーン“カトリーナ”。SARS、鳥インフレンザ、冬眠をしないクマ、動植物の絶滅、熱波、大寒波、大暖冬、エルニーニョ現象、ヒートアイランド現象、干ばつ、山火事、竜巻…。まだまだある真実。この映画では、実際の映像を使って見るものに直接訴えているのです。

映画の進行役は、アル・ゴア氏。クリントン政権(93~01)で副大統領を務め、00年の大統領選に立候補。当初、勝利したもののフロリダ州での開票手続きで問題発生後、ブッシュ氏に敗れてしまいました。彼はライフワークとして環境問題に取り組み、世界各地で1000回以上の講演をしています。

この映画は、そんな大学での講演を映画にしています。彼が好きか嫌いかは別として、とりあえず、今地球で起こっていること、今しなければならない事を見ておきたいです。はい。

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