だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

モロッコ、仕立て屋夫婦の決断

2023-05-10 20:59:24 | 映画
カフタン、初めて聞きましたがモロッコの伝統衣装なんだそうです。ウィキペディアでは、アラブ人の民族衣装で長袖、袷(あわせ)仕立ての…

長い前開きのガウンとあります。絵や写真を見ると、なるほど。マリヤム・トゥザニ脚本、監督「青いカフタンの仕立て屋」(22)には…

そんなカフタンドレスが登場します。モロッコの海沿いの街サレの路地裏で、母から娘へと受け継がれるカフタンドレスの仕立て屋を営む…

夫婦ハリム(サレ・バクリ)とミナ(ルブナ・アザバル)。伝統を守る仕事をしながらも、伝統からかけ離れた存在だと苦悩するハリム。

ミナはそんな夫を理解し支え続けてきたのですが、病に侵され余命わずかと…。そんな彼らの前に、ユーセフ(アイユーブ・ミシウィ)という…

若い職人が現れます。3人は青いカフタン作りを通じて、絆を深めていくのでした。やがてミナの死期が迫る中、夫婦はある決断をすることに。

果たして?監督のマリヤム・トゥザニの前作は、21年に公開された「モロッコ、彼女たちの朝」(19)。カサブランカの旧市街メディナ。

夫を亡くし幼い娘を育てながら、小さなパン屋を営むアブラ。未婚の妊婦サミアと出会ったことで、アブラの人生が変わるのでした。

アブラを演じたのが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督「灼熱の魂」(10)のルブナ・アザバル。1973年8月15日、ベルギーのブリュッセル出身。

「灼熱の魂」も素晴らしかったけど、「モロッコ」も。すっかりお気に入りの女優です。カフタンもぜひ知りたいし、本作も必見の映画です。
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