１６歳のあなたは？

カナダ出身グザヴィエ・ドランが「マイ・マザー」（０９）で脚本、監督、主演を務め、カンヌ国際映画祭監督週間で上映されたのが、１９歳の時。

すごいなぁ～と思い、以来ファンです。同じ、１９歳で監督デビューした女性が登場。それが、フランスの俳優ヴァンサン・ランドンと…

元妻サンドリーヌ・キベルランとの娘スザンヌ・ランドンです。２０００年パリ出身。１５歳の時、本作の脚本を書き始めたそうです。

２０１８年、名門高校を優秀な成績で卒業し、翌年本作の制作を開始。完成したのが「スザンヌ、１６歳」（２０）です。ポスターの少女が彼女。

そう、主演も務めています。それにしてもパパ似ですね。パリ、モンマルトル。１６歳の少女スザンヌ（スザンヌ・ランドン）は…

同年代の友人たちに飽き飽きしていました。恋への憧れはあるものの、同じ年頃の異性に惹かれることもなく、物足りなさを感じていました。

そんなある日、スザンヌは通学途中にある劇場の前で、年上の舞台俳優ラファエル（アルノー・ヴァロワ）と出会います。彼もまた…

毎日の舞台や仲間たちとの付き合いに退屈しており、２人は互いの中に同じものを感じ、恋に落ちます。しかし、彼に夢中になればなるほど…

不安になるスザンヌ。果たして、スザンヌの“１６歳”はどこへ？誰もが経験する、１度しかない“１６歳”。もう覚えていないけど…

この映画で思い出すかも。アルノー・ヴァロワは、ロバン・カンピヨ監督「ＢＰＭ ビート・パー・ミニット］（１７）のナタン役でした。