だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

マルグリット・デュラスの苦悩

2019-01-21 21:31:13 | 映画
ジャン=ジャック・アノー監督「愛人/ラマン」(92)は、香港出身のレオン・カーフェイが出演するので見に行きました。

1920年代のインドシナを舞台に、貧しいフランス人少女と富豪の中国系青年の物語でした。原作は、マルグリット・デュラス。

1914年4月4日、仏領インドシナ(現在のベトナム)サイゴン出身。1984年に発表した原作は、自伝的作品だそう。

この作品で、マルグリット・デュラスを知りました。他にも「二十四時間の情事」(59)や「雨のしのび逢い」(60)、

「夏の夜の10時30分」(66)などもデュラスの原作です。当時、フランス映画は未見でした。「愛人/ラマン」以来の…

映画化作品が、エマニュエル・フィンケル監督「あなたはまだ帰ってこない」(17)です。原作は、1985年発表の『苦悩』。

1944年6月、ナチス占領下のパリ。ジャーナリストで作家のマルグリット(メラニー・ティエリー)は、夫ロベール・アンテルム…

(エマニュエル・ブルデュー)と共にレジスタンス活動をしていました。ある日、ロベールがゲシュタポに連行されてしまいます。

夫を取り戻すため、夫を逮捕したというゲシュタポの手先ピエール・ラビエ(ブノワ・マジメル)の力を借りることに。

身も心もボロボロになりながら、夫を待つマルグリット。果たして?こちらもデュラス本人の実話。過酷な人生だったんですね。
コメント
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