goo blog サービス終了のお知らせ 

だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

60年代のギャング映画

2008-12-04 22:02:15 | 映画
1960年代、フランスの映画界を代表する人気スターだったアラン・ドロン。1935年11月8日パリ生まれのドロンは、当時20代後半から30代の美貌のスターで、日本でも大人気。

「太陽がいっぱい」「若者のすべて」(60)「太陽はひとりぼっち」(62)「地下室のメロディー」「山猫」「黒いチューリップ」(63)「危険がいっぱい」(64)「パリは燃えているか」(66)「冒険者たち」「サムライ」「世にも怪奇な物語」(67)「太陽が知っている」「さらば友よ」「あの胸にもういちど」(68)

「ボルサリーノ」「シシリアン」(69)と、この頃はフランス映画も欠かさず見ていましたっけ。ドロンの他には、ジャン=ポール・ベルモンド、リノ・ヴァンチュラ、モーリス・ロネ、ジャン・ギャバンなど、人気スターが目白押し。フランス映画全盛期でしたね。

そんな時代に製作された、ジャン=ピエール・メルヴィル監督の「ギャング」(66)。脱獄した初老のギャング、通称ギュ(リノ・バンチュラ)は、仲間とプラチナ輸送車を強奪。見事、成功したもののキレ者と評判のブロ警部(ポール・ムーリス)だけは、犯人の中にギュがいると睨むのでした。まさに“フィルム・ノワール”の世界!

この作品のリメイクが、「マルセイユの決着(おとしまえ)」(07)です。原作は、「冒険者たち」「シシリアン」「暗黒街のふたり」(73)などの原作・脚本・監督のジョゼ・ジョヴァンニ著『おとしまえをつけろ』。監督は、アラン・コルノー。

10年前に投獄されたギャングのギュ(ダニエル・オートゥイユ)は、見事脱獄に成功。亡き相棒の未亡人マヌーシュ(モニカ・ベルッチ)の助けを得て、人生最後の仕事に挑むことに。その仕事とは、昔馴染みのオルロフ(ジャック・デュトロン)が持ちかけた、金塊強奪。

首謀者は、顔役のヴァンチュール(ダニエル・デュヴァル)で、計画は成功します。しかし、パリ市警のブロ警部(ミシェル・ブラン)は暗黒街の掃討に執念を燃やしていました。果たして、ギュの運命は?

若き日のギュをイメージさせるアントワーヌを演じるのは、ニコラ・デュヴォシェル。甘いマスクのニコラは、アラン・ドロンの再来と言われているそうな…。うむ。いつの時代にも、原点はドロンなのですね。納得。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする