goo blog サービス終了のお知らせ 

だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

あなたの時給は?

2008-09-24 22:07:08 | 映画
北京オリンピックの成功の影でいろいろな問題を抱える、巨大国家、中国。1949年、中国共産党によって建国された“中華人民共和国”が正式国名。大きな国面積のため、歴史も複雑で現在の私たちにとってはよくわからないのが現実。

その点、映画ファンはいろいろな映画を見ることで、知識も豊富(?)。とはいえ、知らないこともいっぱい!この映画も、そんな知られざる中国の現実を教えてくれます。「女工哀歌(エレジー)」(05)、監督はミカ・X(エックス)・ペレド。知らないです。スイス人だそうです。

この映画はドキュメンタリーです。その題材は、ジーンズ。そう!私たちの大好きな、そして現代を代表する衣服の必須アイテム“ジーンズ”です。Gパン、デニムとも呼びますね。ジーンズの生い立ちも調べると面白いのですが、今日は映画もお話を。

世界の衣料品の80%を生産する、中国。徹底したコスト削減と技術力の向上により“世界の工場”となった、中国。その実態を探るため監督は、ある工場で働く10代の少女たちの日常生活に密着。主人公は、四川省の農村出身の16歳のジャスミン・リーという少女。

ジャスミンのように家計を助けるため都会に出稼ぎに出る人たちは、現在、全人口の10%程の約1億3000万人に上ります。す、すごい!しかし彼女たちの職場環境は、私たちには想像もできないほど過酷。

工場で1ヶ月に作られるジーンズは、9~10万枚!1日平均約3000枚。労働時間は1日18時間。時給は、わずか0.5元(約7.8円)。月給は、200元~500元(3,120円~7,800円)。2段ベットに12人が住む部屋。食事もお湯さえも有料…。

低賃金、長時間労働、児童就労…日本では絶対無理な労働条件。バイヤーは、1本たったの4ドル10で仕入れるという場面があります。そして日本の若者は、1本2万、3万もするデニムにお金を払う時代。ありえない…。

わずかな給料でさえ、給料日に支払われない現実。洋服大好き!ジーンズ大好き!な私も含めて、こういう映画で今何が起きているのか、知るべきなのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする