だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

貴方に近づきたい…

2005-05-19 20:11:44 | 映画
マイク・ニコルズ監督といえば、「卒業」(67)?それとも「イルカの日」(73)?もしかしたら最近の「パーフェクト・カップル」(98)を思い浮かべますか?私はやっぱり「卒業」です。それに代表されるように、マイク・ニコルズ監督の作品のイメージは、若者の生き方を赤裸々に描くということ。

最新作は「クローサー」 オリジナルはパトリック・マーバーの戯曲「CLOSER」 現在30ヶ国語に翻訳され、ロンドン、ブロードウェイ、東京などで上演されています。今回の映画化も、作者自身が映画の脚本に書き直したもの。それだけに注目作品です。

出演者も豪華!ジュリア・ロバーツは写真家のアンナ。ジュード・ロウは小説家のダン。ナタリー・ポートマンはストリッパーのアリス。クライブ・オーウェンは医者のラリー。4人の男女のそれぞれの「愛」が、赤裸々に描かれていきます。まさにマイク・ニコルズ流。

豪華なキャストの中、ナタリー・ポートマンとクライブ・オーウェンは、本年度ゴールデン・グローブ賞の助演女優賞と助演男優賞を受賞しています。特にポートマンは天才子役のイメージを脱ぎ捨て、「SW」のアミダラのイメージも超えて、ストリッパーという役を見事に演じ、さずが!の評価を得ています。きれいに成長しましたよね~。

4人の生き方、愛し方は観客のそれと重なるはず…とのこと。貴方は誰と重なるでしょう?そんな風に見るのもおもしろいかも。私?どうかな~。いるかな~?誰だと思う?まっ、それはともかく撮影前に4ヶ月ものリハーサルを重ねた上での撮影。それだけこの映画の心理部分に力を入れて、描いている証拠だと思います。運命の恋か、嘘か、真実か、とにかく見るしかないです。

今年、74歳のマイク・ニコルズ監督。どんな風に今の若者を描いているのか、楽しみ♪
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