10/14 Mon.
この日の動静を、時間系列でご報告しています。
◇〝救世主〟現(あらわ)る ~避難所で感謝の涙~
未曾有の台風被害から一夜が明けました。
先日来の浸水は ほとんどのエリアで水が引いた模様です。が、後には大量の泥や石砂が残されています。
これからは かかる泥などの撤去、また 浸水被害の住居等の清掃、道路の泥水撤去、それに「被災ゴミ」の片付けなどの難題が待ち受けることになります。
これからは「すべきこと」と「できること」に思考を巡らせ、自分なりに精一杯 尽くしてゆきたいと強く思うところです。
ところで・・・私たちなど〝立場のある者〟は、ときに被災者の要望などに応えようとして、すぐにでも役所にねじ込み「あれをやれ!」「あそこはどうなった!」と強弁したくなるものですが、今は どこもかしこも一杯いっぱいで災害対応に追われています。
私とすれば ただのワガママ議員とならないよう、機を見て行動してまいりたいと思うところです。
一夜明けた 千曲川の決壊現場は、昨日までの〝湖状態〟から水も引けました。が、その下からは大量の泥と石が現れていました。
泥の中に突っ立つ柱の数々。これ、ただの支柱ではありません。「矮化(わいか)栽培」のリンゴの支柱なのです。
人智を尽くして効率のいい栽培を果たしたリンゴの木々も無残な状態に。
農業被害もかなり深刻であることが判ります。
決壊現場では、今日も急ピッチの復旧(土盛り)作業が行なわれていました。
70mに亘る堤防の亀裂を塞(ふさ)ぐべく、南北方向から土砂を埋めてゆきます。
被害の無かった築堤部分から土砂を採取し、破れた堤部分を埋めてゆきます。
大型重機のキャタピラ部分を突端ギリギリに据えての危険作業。二次災害の無いよう、迅速 でも安全第一の作業が求められるところです。
眼下には、堤防を押し破って集落を襲った泥水の勢いのすざましさを物語る朽ちた家並みが。
悔しさに泣けてくるほどです。
今後、国から「激甚災害」の指定を受けることになりますが、今後の復旧・復興をどのように行なっていったらいいのか、瓦礫(がれき)を前に思考するばかりです。
今後の検証・検討の場に臨んでまいります。
災害から一日が経過したことから、こちらのエリア(北部)の避難所に車首を向けました。
こちらのエリアは災害の程度が大きかったことから、被災直後は きっと「現場」は混乱しただろうから、私のような立場の者が行って混乱に拍車をかけてはいかんと思い遠慮したところですが、やや時間も経ったことから いろんな意味で落ち着いたところで 改めて課題を検証させてもらおうと考えたところです。
村山橋から長野市大町エリアの集落を抜けると、そこは泥の道が続いていました。
泥流は庭先にまで押し寄せ、全てを茶色く染めてゆきました。
穂保方角から おそらく逆流の形で流れてきた泥水が、家屋の塀をねじ曲げていった様子が見られました。
主要幹線 国道18号線も、泥・泥・泥。です。
※ブログの掲載量に限りがあるため、続編は次葉に掲載します。