倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

継続こそ 力

2019-10-07 | 日記

10/6 Sun.

 

この日は、私の住む川中島地区の「若葉町」で区民運動会が開催され、和気あいあいの時間が共有されていました。

 

 

今回で 実に51回目を迎える こちらの運動会、その「51回」の数字は、すなわち こちらの団地の(造成以降の)歴史を表しています。

約半世紀も前に入植された方々が、地区住民の親睦を期して始めた行事が まさに脈々と継続開催されていることは 意義深い以外の何ものでもなく、時代が変われど構成員は変われど、同じ団地(区)に暮らす者同士が 行事(運動会)を通じて顔を合わせ、ならば共に汗を流そうということは、過度に「個」が強調されがちな現代社会においては特に大切なことと申せます。

 

かくいう私、自己都合で2年ものブランクを経ての出席となりましたが、変わらぬ運営ぶりに 改めて敬意を表したところです。

開会式を終えて会場を歩くと、そこここから「クラちゃん、当選おめでとう!」と 声をかけていただきます。

みなさんの温かいご厚情に 改めて御礼申し上げながら、改めて地域貢献に努めさせていただくことを伝えさせていただきました。

 

 

もとよりワタクシ、こちらの地区とは ひとかたならぬご縁があります。

本ブログでも度々述懐させていただいているとおり、当地区に隣接する「犀川南マレットゴルフ場」は、その造成において「住民パワー」を発揚し事業に臨み、それが「官民協働の新しい公共事業の形」の礎となったところであります。

そして、なにいう その「住民パワー」のほとんどを こちらの地区のマレット愛好者の方々に担っていただいたところであり、みなさんを鼓舞し 共々に造成作業に汗を流した私にとって、みなさんは「同胞」とも言える間柄なのです。

この日も、かかる「同胞」の方々が多数参加されており、久しぶりに顔を出した私にも親しく声をかけてくださいました。

 

そんなみなさんと、私(後援会)の活動再開を再確認するためには、中断している「マレットゴルフ大会」の再開こそが欠かせないと考え、ついては11月の開催をお約束させていただきました。

再び コースに笑顔の輪が広がることを楽しみにいたすところです。

 

 

運動会では、さまざまな競技が楽しく展開されていました。

ちびっこによる「障害物競走」、パパやママ、じいちゃんばあちゃんの声援を一身に受け、学校の運動会とは また違った雰囲気の中、元気に駆けてゆきました。

 

 

簡単そうで難しい「ボールころがしリレー」引っ張り過ぎるとボールが逃げる、悪戦苦闘しながらも一等賞でゴールです。

 

 

こちらの運動会も、ご多分にもれず 多くの賞品が用意されていました。

 

エントリーし出走した選手?は、競技後に 順位に応じた賞品をゲットできます。それが、この運動会の「お楽しみ」でもあるようです。

こちらの区では「景品部」なる専門の部署?を設け、みんなに喜んでもらえる賞品を調達しているそうです。

 

また 競技開始の前には、総務係の方がメガホンで招集をかけ、点呼や競技の説明を行なっておられました。

 

 

 

私は、これらの光景を見て、(先日の「お祭りネタ」でも申し上げましたが)このような運動会のような地区行事は、イザというときの「防災訓練」に通じる、と確信いたしたものです。

言葉を置き換えれば、運動会(災害)の開催(発生)に際し、区長(=自主防災会々長)の号令で 運動会〃場(避難場所)に集合し、開会式(整列による安否確認)を行なう。その後、競技前(避難所で)の点呼を行ない、景品部(物資部)が 景品(物資や食料など)を参加選手(避難住民)に配布する。

 

このように 楽しい運動会は そのまま、有事の際の訓練に通じているのではないか、と。

 

会場で訊けば「高齢化が進んでいるので 大会の存続を再考した方がイイのでは・・・」との声も聞かれましたが、私は、高齢化だからこそ この手の行事は存続すべきと強調させていただきました。

今のように、年齢や体力に見合った競技を考えながら、兎にも角にも「一堂に会する」こと、そのうえで 競技を楽しみながら、区民相互の「協力体制」を維持すること、その取り組み自体が、きっとイザというときに役に立つ。

 

今後も「継続こそ 力」を第一義として、次年度にもつなげていただきたいと 心からなるエールを送らせていただきました。

 

 

ところで こちらの運動会には、力強い「助っ人」が参加しています。

「長野東高校 女子駅伝班」のメンバーです。

 

 

彼女たちは、チームの顧問で 若葉町在住のT監督の自宅などに下宿し、今や全国レベル(昨年3位)に到達しているところですが、このまち(区)にお世話になっているからと、毎回に亘り運営スタッフとしてボランティア参加してくれているのです。

 

 

ときにじいちゃんばあちゃんの孫として、ときにちっちゃな子どものお姉さんとして手伝ってくれ、運動会に華を添えてくれています。

 

 

ひとたび全国レベルになれば〝練習第一主義〟に陥りがちですが「地域にも感謝の心を忘れずに」とのT監督の〝人間教育〟の御心(みこころ)が伝わってくる、生徒たちの好対応だったのでした。

 

東高5期生でもある私としても、後輩である彼女らの気働きぶりを誇りに思っています。

来る11月には、連続入賞を狙う「都大路」の県予選があります。

ただ早いだけではない「人間力」をも兼ね備えた彼女たちの活躍も、この運動会を通じて期待したところでした。

※写真撮影・公開は承諾済みです。

 

 


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