旅行のついでにボランティアと言うと「ついで」なんて不謹慎
だと言う人もいるでしょうが、私はそれでかまわないと思います。
自分は「被災地に行った人の方が行かない人より偉い」という
ような雰囲気をネット上から感じとり、そのことに疑問を持って
いました。そして、へそ曲がりなので被災地に行くのはやめよう
とさえ考えていました。
それが色々と思うところがあり、先日(5/3~5/4)、職場の
後輩3人と仙台に2泊3日の旅行に行ってきました。2日目には
東松島市のボランティアセンター(以下VC)経由で被災者宅で
瓦礫の片付けをしてきました。
午前7時に仙台のホテルを出発して三陸道を通って東松島市のVC
まで、1時間半かかりました。普段は1時間弱の道のりですが電車
が不通だということもあり多少渋滞しました。
VCで受付を済ませると、しばらくしてスタッフから名前を呼ばれ
他の3人の方と班を作って被災者宅へ移動しました。移動はカーナ
ビ頼りです。
被災者宅に着くと、自宅に隣接した200坪の水田だったと思われる
土地に様々な物が散乱しています。とても7人で片付けられる量
ではありません。一緒の班になった東京消防庁の方がVCに電話
で連絡すると、バス1台でボランティアに来たグループを追加で
派遣してくれることになりました。
7人で片づけをしていると1台のバスが到着して学生らしき若者
が35名ほど降りてきました。話を聞くと、山形大学工学部の職員
と学生だということでした。
山形大学では毎週土曜日に希望者を募って日帰りでボランティア
活動に参加しているそうです。
ボランティアは老若男女いろいろな人が参加しているので、無理の
ないペースで進められます。東松島市VCの場合の基本的なスケ
ジュールは午前、午後とも2時間ずつの活動となっていますが、今
回、自分達が作業したように、スコップを使って漂着物を泥の中
から掘り起こすような作業だとそれでも結構キツイと思います。
ただ、女性の場合は土のう袋などに細々としたゴミなどを広い集め
る作業もあるので、それぞれ自分ができることをやれば良いと思い
ます。
今回、自分たちはとても良く働く大学生と東京消防庁の方という
メンバーに恵まれ、楽しく活動することができました。
1日だけの活動では役に立てないのではないかという気持ちもあり
ましたが、1人で10日間活動するのも10人で1日活動するのも
できることはほぼ同じだと思います。特別な技術のいる作業では
ないので、できる範囲で参加すればよいと思います。
これからボランティア活動に参加しようという人はVCによって
作業内容やスケジュールも違うようですし、雨の場合は活動自体が
中止になることも考えられます。
また、これから気温が上昇すると現場の衛生状況の悪化も心配され
るので、事前の情報収集をしっかりして最低限の装備を整えて参加
する必要があります。
午後3時半には東松島市のVCを後にして、石巻港周辺を視察しま
した。やはりボランティア活動に入れる所は被害が軽い場所が中心
で、本当に被害が大きかった所は3月11日から時間が止まってい
るような状況でした。
復興は数年単位ではなく、10年~20年ぐらいはかかるのではないで
しょうか。国は超法規的な措置も辞さない覚悟で、仕事の無い全国
の土木会社と瓦礫の撤去やインフラ復旧を必要としている現場のマッ
チングを強力に推進する必要があるのではないでしょうか。
東伊豆町から仙台市内まで車を走らせている時間は正味6時間半
ほどでした。休憩や昼食の時間を含めても朝7時に出発して午後3
時には到着して、市内観光をする時間もありました。車の運転も
4人で往復1,200キロ弱ですからそれほど大変ということもありま
せん。
自分たちをモデルケースにこれから職場の同僚が順次、ボランティ
ア活動と被災地の視察に行くことになると思います。
自分はボランティアの有り方は人それぞれで、なにが正解というこ
とは無いと考えています。短期間しか参加できない人は複数回行っ
てもいいし、復興に長期間かかることを考えれば少しずつでも寄付
などを続けていくのも良い方法だと思います。
今回、声を掛けたらすぐに応えてくれる後輩がいたのであまり行動
的とは言えない自分も出かけることができました。
あまり堅苦しく考えず、「都合がついたら行く」、「旅行のついで
に行く」ということでいいと思います。
だと言う人もいるでしょうが、私はそれでかまわないと思います。
自分は「被災地に行った人の方が行かない人より偉い」という
ような雰囲気をネット上から感じとり、そのことに疑問を持って
いました。そして、へそ曲がりなので被災地に行くのはやめよう
とさえ考えていました。
それが色々と思うところがあり、先日(5/3~5/4)、職場の
後輩3人と仙台に2泊3日の旅行に行ってきました。2日目には
東松島市のボランティアセンター(以下VC)経由で被災者宅で
瓦礫の片付けをしてきました。
午前7時に仙台のホテルを出発して三陸道を通って東松島市のVC
まで、1時間半かかりました。普段は1時間弱の道のりですが電車
が不通だということもあり多少渋滞しました。
VCで受付を済ませると、しばらくしてスタッフから名前を呼ばれ
他の3人の方と班を作って被災者宅へ移動しました。移動はカーナ
ビ頼りです。
被災者宅に着くと、自宅に隣接した200坪の水田だったと思われる
土地に様々な物が散乱しています。とても7人で片付けられる量
ではありません。一緒の班になった東京消防庁の方がVCに電話
で連絡すると、バス1台でボランティアに来たグループを追加で
派遣してくれることになりました。
7人で片づけをしていると1台のバスが到着して学生らしき若者
が35名ほど降りてきました。話を聞くと、山形大学工学部の職員
と学生だということでした。
山形大学では毎週土曜日に希望者を募って日帰りでボランティア
活動に参加しているそうです。
ボランティアは老若男女いろいろな人が参加しているので、無理の
ないペースで進められます。東松島市VCの場合の基本的なスケ
ジュールは午前、午後とも2時間ずつの活動となっていますが、今
回、自分達が作業したように、スコップを使って漂着物を泥の中
から掘り起こすような作業だとそれでも結構キツイと思います。
ただ、女性の場合は土のう袋などに細々としたゴミなどを広い集め
る作業もあるので、それぞれ自分ができることをやれば良いと思い
ます。
今回、自分たちはとても良く働く大学生と東京消防庁の方という
メンバーに恵まれ、楽しく活動することができました。
1日だけの活動では役に立てないのではないかという気持ちもあり
ましたが、1人で10日間活動するのも10人で1日活動するのも
できることはほぼ同じだと思います。特別な技術のいる作業では
ないので、できる範囲で参加すればよいと思います。
これからボランティア活動に参加しようという人はVCによって
作業内容やスケジュールも違うようですし、雨の場合は活動自体が
中止になることも考えられます。
また、これから気温が上昇すると現場の衛生状況の悪化も心配され
るので、事前の情報収集をしっかりして最低限の装備を整えて参加
する必要があります。
午後3時半には東松島市のVCを後にして、石巻港周辺を視察しま
した。やはりボランティア活動に入れる所は被害が軽い場所が中心
で、本当に被害が大きかった所は3月11日から時間が止まってい
るような状況でした。
復興は数年単位ではなく、10年~20年ぐらいはかかるのではないで
しょうか。国は超法規的な措置も辞さない覚悟で、仕事の無い全国
の土木会社と瓦礫の撤去やインフラ復旧を必要としている現場のマッ
チングを強力に推進する必要があるのではないでしょうか。
東伊豆町から仙台市内まで車を走らせている時間は正味6時間半
ほどでした。休憩や昼食の時間を含めても朝7時に出発して午後3
時には到着して、市内観光をする時間もありました。車の運転も
4人で往復1,200キロ弱ですからそれほど大変ということもありま
せん。
自分たちをモデルケースにこれから職場の同僚が順次、ボランティ
ア活動と被災地の視察に行くことになると思います。
自分はボランティアの有り方は人それぞれで、なにが正解というこ
とは無いと考えています。短期間しか参加できない人は複数回行っ
てもいいし、復興に長期間かかることを考えれば少しずつでも寄付
などを続けていくのも良い方法だと思います。
今回、声を掛けたらすぐに応えてくれる後輩がいたのであまり行動
的とは言えない自分も出かけることができました。
あまり堅苦しく考えず、「都合がついたら行く」、「旅行のついで
に行く」ということでいいと思います。