陶の詩

趣味の世界を極めたい!

素晴らしい先輩たち

2021-04-25 16:20:24 | 日記
23日の金曜日にこの3か月ほど録音していた本をCDにすることができました。
なかなか面白い本なんですよ~。角野栄子著「ラストラン」です。
74歳のイコさんが人生最後にやりたいこととしてバイクでツーリングに出かけるお話。
5歳のときに死に別れた母親の生まれ故郷に旅してそこで出会うのが・・・。
もし、まだ読んでなかったら読んでみてくださいね。



本をCDにするには、まず読みたい本を探して、今までに誰もCDにしていないかをチェックする。
本を一度読んで、次にじっくり下読みをする。アクセントや漢字の読みを調べる。
録音を始める。 パソコンで録音しています。昔はカセットテープに録音していたので
ずいぶん作業が楽になりました!!

本を最後まで録音したら、何度も自分で校正します。アクセントは?
間の取り方は? 漢字の読み間違いはない? などなど・・・。

それを先輩に校正してもらいます。自分ではほとんど間違ってないと思っていても
何ページにもわたって間違いを指摘されます。ガーンです~。

それを訂正して何度も自分で校正してから、今度は違う先輩に2度目の校正をしてもらいます。
またまた間違いを指摘されるので、そこを直します。

そうして自分である程度納得がいけばそれをCDにするのです。

一冊の本を仕上げるのに最低で3か月はかかりますね~。
今回にはページ数が300ページ足らずと少なかったので3か月ぐらいで完成しました。

校正をしてくださる先輩たちがすごいんです。
ちょっとしたアクセントの違いをきちんとみつけだす耳の良さ!!

今回一度目の校正をしてくださった先輩はこの音訳グループを立ち上げたお一人です。
もう40年この会の活動に携わっていらっしゃいます。
CDにした本は400冊以上だそうですよ!!
私なんてやっと4冊なのに~。
「四捨五入したら90よ」なんて笑っていらしたけれど、パソコンもスマホも使いこなす
若々しさ!! 

このグループには素晴らしい先輩たちがたくさんいるので励みになります!!