えんとつどり

母が悲鳴というか奇声というか、
やかましい。

煙突に鳥が落ちたようだと。

数年に1回の我が家あるある。

ほっとけと、そのうち死ぬよ、と言ったら
母がバタバタうるさく気持ち悪いと。

俺は母が喚くのが不快でならない。

諦めて助けてやることに。


以前どうしたのかつかみ損ねて
居間を煤だらけに暴れ回ったとか。

こうやってやれば簡単だろうに。





もうくんな。