余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

雨のおと

2023-07-11 23:21:24 | レターの膜(短歌)
雨のおと
窓か見える
景色から
赤青黒の
咲いている傘たち
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あまからカルテット

2023-07-11 23:15:27 | マイブック(や~わ)
「あまからカルテット」
      柚木麻子 著

女子中からの仲良しの四人。
現在はアラサー。
ピアノ講師の咲子、編集者の薫子、
美容部員の満里子、料理上手な主婦の百合子。
四人それぞれに悩みは尽きないが、一人が悩めばみんなで心配し、
みんなでなんとか助けてあげたいと願う。
仲間、友情という美しい自然体。
カルテットは奏でる。楽しい時間として。
味覚もまた刺激される。
稲荷寿司を筆頭に。
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痴人の愛

2023-07-11 23:04:43 | マイブック(た)
「痴人の愛」
      谷崎潤一郎 著

サラリーマン河合譲治とカフェで見かけた少女ナオミ。
譲治はナオミを少女時代から養育してやがて妻にする。
奔放のナオミと真面目の譲治。
惚れている譲治と育てられたナオミ。
ふたりの関係性は平行棒のバランスの上に上手に乗っている。
機微のみえるあやふやな感覚はだれもが訪れうる感覚だろう。
それもやはり愛に揺れている。
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