いこ 2022-05-19 22:54:48 | 天秤の詩 倦怠なのか、好きなのか私はあなたとセックスをしているはきすてられたその言葉は一人の領域を広がらせるなんてここは何もないの肉体は両方とも背中で私の背後にあなた花壇の花びらをとる少年おいてけぼりの少女いっしまとわぬ足開く乳白色灯差し伸べた優しさ好きなのはあなたよとはなれるのは倦怠かつながれるのは迷い包む温かさ一緒にいこそこまでいこね、いこ
妖ベイベー 2022-05-19 22:52:21 | 天秤の詩 隣の部屋に何かいる世にも奇天烈な鳴き声がする扉の音じゃあないないあれは動物、それとも鳥か、はたまた唐突か奥深くに潜むのはそういう類いのものじゃなく美しき孤独の生業孤高は飛んで遥か遠く芥子粒ほどの爽快さ一つの存在はみるものも危うく頼りなく姿形の存在意義は手の平で包めてしまう奇声はユメユメ夜に来るたまに真昼にもやって来る震えているのはなぜだろうおいしいご飯はどこだろうどこかで手をつなげた寄り添えられた流るる血潮の帰る場所涙でにじんで見えなくなるうれしさみしの尊さよ気品に濡れる花いちりん赤い月のウサギ目覚めた直後のうるけた時間窓から射し込む日光の時間たとえば花が花でいられるもしもは犬を抱いている