余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で春はほほえむ

三ツ星

2020-06-17 10:32:25 | バラ色の獣の詩
呼んでいる
呼んでいる
自己完結しろと呼んでいる

夜の花
月夜の花
てらされている花を影で隠す

雨が降る
春の激しさ
破れた傘はきのう捨てた

タワーと太陽
太陽とタワーの変化
グラデーションが景色を染め上げ

ネオンのひかり
夜の街並
無為であることを忘れさせ

街路灯のない
まっくらの静けさ
月の光がこうこうとともす

天の川
またたく星
あの三ツ星までいってみよう

星をとろう
星を取ろう
あの三ツ星をとりにいこう

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タワー | トップ | あの日から »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

バラ色の獣の詩」カテゴリの最新記事