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余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

2021-04-08 00:06:09 | バラ色の獣の詩
「明るい絵を描くんだろうね」
そう言われた事にためらいと情熱と
はにかんだ笑顔の裏の健やかな嘘

虚無感はこの手で拭い捨て
旅立ちの時は今だと時の声を上げ
炎を燃やし
大陸の隅から隅を股にかける
遥か上空を鳶が飛び
鋭い眼光が心の揺り根を跳ね上げる
勇み足で蹴り上げて
気付かぬうちに何かを踏み付け
知らぬ内にその慟哭が魂を包む

旅立ちの過ち

時は止まることなく流れていき
後戻りなど出来ず
駆られる思考が過去に囚われる
がんじがらめの言葉の羅列
時折聞こえる怪しい悲鳴
つながる恐さが優しさを生み
つながる妄想が悪を呼ぶ
偽りだらけの自身の命、世界観に
美しい花が香りと色彩を捧げる
どこまでも続く空が光と想像を運ぶ
どこまでも続く大地が立つこと
 生きることを教える
なでられながら もつれながら
それでも僕は君が好き


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