余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

陰翳礼讃

2021-09-07 10:27:26 | マイブック(た)
「陰翳礼賛」
      谷崎潤一郎 著

日本人の美とはを語っている。
光はもちろん、影または闇についての、
そこにあるまたいることのなまめかしさ。
建築物について。
女性の美しさ、西洋と日本の対比。
旅の喧騒のやかましさ。
最後は厠のはなし。
時代にあっていないことはままあるが、
美は追いかけるのかそこにあるのか、探すのか。
そして自身の美とは。

ここで書かれていたことに、
谷崎は話しが上手いことを書かれていたが、
僕自身書くことと話すことは通じているような気はしている。
とすれば話すことが上手くない自身は、
書くことにも通じているかしら。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歩む地の | トップ | 言葉のからくり »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

マイブック(た)」カテゴリの最新記事