余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

チョコ

2020-06-23 23:39:02 | バラ色の獣の詩
そこはかなしいところ
かなしいところにあるのよね
寂しさがあふれるのは世界ではなく
私自身に棲む星形のかざりもの
なけなしのチョコレートを
じっくりと味わいながら
そこの音も味わう

そこにいけばしがらみのない自由な
それは嘘だけど
楽しみにみちあふれている場所
だと思っていた
けれど違う
きっと違う

私のこと好き?

首からさげていた星形のネックレスは
どっかにいって
今は十字のネックレス
チョコは手の熱でとけて
舐めて味わう
なんの鳴き声がききたい?
死にたい?

けれど私はチョコが好き
かなしいところにあるチョコも
私はやっぱりチョコが好き

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« チョコみたく | トップ | 目が合って »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

バラ色の獣の詩」カテゴリの最新記事