余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

水辺のゆりかご

2021-06-22 22:55:56 | マイブック(や~わ)
「水辺のゆりかご」
      柳美里 著

あとがきにあるように、
エッセイであり小説であり自伝であり
そして物語である。
在日韓国人として生まれたことからことから
はじまり、
個と集団、親との軋轢。
不幸は罪を生む。
罪はやがて自身のすべてを満たし
死を望む。
視るものすべてを。
自意識過剰の檻のなかをこぼすのは
感情の坩堝。
涙はどうしてあるのだろう。

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