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余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

限りなく透明に近いブルー

2025-01-06 23:14:03 | マイブック(ま)
「限りなく透明に近いブルー」
      村上龍 著

ドラッグに埋もれた世界。
読み応え抜群だった。
ドラッグをしながらセックスをし、音楽を抱え日々をおくる。
そんな仲間たちのひとりの主人公のリュウ。
男は何を見るのか、何を見ているのか。
焦点は凝縮していく、または魚眼レンズを覗き込んでいるような、
視点はそして存在する。
ガラスに見えたブルー。夕焼けと同じブルー。
人工物のきらめきに見える透明に近いブルー、限りなく。
終わり方もとても好きだった。

文庫本は2009年。
出会えていく本に縁を感じながら2025。

一冊でまるごとわかるギリシア神話

2025-01-06 22:54:42 | マイブック(や~わ)
「一冊でまるごとわかるギリシア神話」
      吉田敦彦 著

とても読みやすく、とても分かりやすい。
点で分かっていたギリシア神話が順を追って線として繋がっていく。
ゼウス、ヘラクレス、ペルセウス、アテナ、スピンクスの謎等、
聞いたことのある登場する神たち。
神話の中でも有名なギリシア神話の魅力がつまった神々の物語。
時折はさまれる絵画とともに。