余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

今と思い出と

2023-12-05 23:15:29 | レターの膜(短歌)
今と思い出と
重なりあって
重ならなくて
傘をさし歩いた
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風と共にゆとりぬ

2023-12-05 23:13:07 | マイブック(あ)
「風と共にゆとりぬ」
      朝井リョウ 著

エッセイ。
何で得たものかは忘れたが、
昔は自身の恥をさらけだすというのは作家だったが、
今はお笑い芸人がしている、という話をしていた。
このエッセイはその恥を思う存分曝け出している。
朝井リョウのこれでもかの舞い。
バレーボール、講演会、そして何より肛門記。
またの名をつけるなら痔瘻記。
読みながら気付けばニヤニヤ。
大変だとは思いながらどうしても含み笑ってしまった。
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遠巷説百物語

2023-12-05 22:44:22 | マイブック(か)
「遠巷説百物語」
      京極夏彦 著

読めた。
続きが読めたことに満たされる。
読み進める。もしかして新たな登場人物たちの展開なのか。
百物語は巷説百物語からはじまり、続、後、前、西と続き、
遠巷説百物語が最新巻。
妖怪を用いながら、法では裁けないような悪を成敗していく。
何か分からないもの、暗闇に潜む妖怪。
人間模様のあれこれから生まれた妖怪の魅力。
噺。はなし。伝わり続いていくはなし。
ああ出てきた。長耳。
最後の章には。
妖怪を新しい視点で見えてくる。
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