余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

波の泡

2023-11-26 22:55:34 | レターの膜(短歌)
波の泡
歌人の器の
へりに居て
秤に
いくばくかの便り
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傷を愛せるか

2023-11-26 22:44:10 | マイブック(ま)
「傷を愛せるか」
      宮地尚子 著

傷。
体の傷、心の傷、見える傷、見えない傷。
いろんな傷がいたるところに潜み、また這いずり回る。
その傷は生きることで生まれ、生きていることで抱える。
その傷はどうすればいいのか、どうしていけば人を愛せるのか。
自分を愛せるのか、許せるのか。
答えのない、けれど考え続ける。
医師の書いた言葉に寄り添われながら。
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明日香さんの霊異記

2023-11-26 22:29:24 | マイブック(た)
「明日香さんの霊異記」
      高橋のぶ子 著

奈良の薬師寺で働く主人公の高畑明日香。
明日香の愛読書は平安時代の僧、景戒が編纂した説話集
「日本霊異記」。
日常の謎が明日香に振りかかり探偵になり解き明かしていく。
相棒?のカラス、ケイカイと共に、
隣に住む畳屋の繁や、
のちに恋人となる岩島のユニークな人物たちと解決する。
古代の縁が繋がれていることに、空を見て大地を踏み、
または昔を紡ぐ。
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