余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

バラバラに

2023-11-24 23:45:56 | レターの膜(短歌)
バラバラに
なりそうな手を
つないでいて
今この時を
信じている
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人生エロエロ

2023-11-24 23:45:11 | マイブック(ま)
「人生エロエロ」
      みうらじゅん 著

人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
の書き出しではじまる週刊文春の連載の文庫化。
人間の三大欲求のひとつはやはり身近なもの。
外してはいけない、いられないのほうがいいかな。
みうらじゅんの語りがよく、愛ゆえのエロ。
興味津々のエロ。
人生のエロ。
ほっと一息ついでに読みたくなった。
エロと私と。
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52ヘルツのクジラたち

2023-11-24 23:16:58 | マイブック(ま)
「52ヘルツのクジラたち」
      町田そのこ 著

この本は2021年の本屋大賞の大賞になった本だ。
文庫になって読んでみる。
まずタイトルがうつくしい。
52ヘルツで鳴くクジラとは、他のクジラでは聞き取れない
高い周波数で鳴く世界で一頭のクジラのこと。
主人公は女性・喜瑚(きこ)。
いろいろあって、地方の海の近くにある家に住む。
そこで出会うムシと呼ばれる少年。
経験し孤独を知り、愛を欲し愛をみつめ、恋に惑い人にふれる。
それぞれの声は届き、奥底の魂は呼び起こされる。
万象の物語の道標はときどき胸を突かせる思いに駆られる。
聞いたことのある言葉たちによって、
その語順の心地よさによって。
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