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余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

クウ

2020-08-24 22:54:15 | バラ色の獣の詩
クウとはしらず歩みゆく
空は泣いてくれるのか
大地よ笑ってくれるだろうか
怒っているのは俺だろう
忘れていくのは時の流れでもらうものから
そのとき地に足がついていればいいのだが
みていた第三者的感覚は
さらにいざなうクウの彼方
俺は途方をかみにかく
狼煙は隣の獣にあげたよ
さらに深みのエージュの森へ
鳴らしにいくのさ

右目と左目

2020-08-20 22:24:24 | バラ色の獣の詩
君の目が見えなくなったら
片方の目をあげよう
もちろん綺麗なほうの目だよ
右のほうが綺麗だと思うんだ
左目はどうしてだめなのと
きかれたら
ほとほと困ってしまうんだけど
しいていうなら語り方だろうかと
そう思うんだ
そう思うんだは大切なんだ
反義語 同義語
それと似たものが両目に宿っている
バランスがなかなかとれないのも
そのせいなんだ
そのせいで何度も同じ単語が現れる
東から西へというようにね
いやんなっちゃう
共鳴しあえばラッキーだけど
おきあがりこぼしはその時にもらった
腹筋を鍛えるのは今日は休みにしよう
遊戯を君と共にしよう
箱はその時用意しよう
みんないなくなっちゃえばいいのに
その言葉は左目にあずけよう
そして右手を差し伸べよう
愛と憎しみの表裏一体
その思い出に詩が結び茎を結ぶ
打ち明けようか
二人同時に
あの日のように
僕なりのやり方でさ
紫色の花をあげよう
渡り鳥がさらっていかないように
上手にあげる