年末進行のスケジュールが大幅な変更を余儀なくされた。22日に田町に行き、23日に「光栄軒」に年末の挨拶に行こうと考えていたが、それが出来なくなった。あとはもう、予定がいっぱいだ。ただ、「光栄軒」だけはしっかりご挨拶しておきたかった。28日(月)は仕事納めで、頑張ればなんとかいけるが、「光栄軒」が定休日。ならば、最後のチャンスは29日のみ。子どもらに昼ごはんを作って出かけた。
子どもにご飯を食べさせている時、何も食べてない自分を見て、息子は心配そうに言った。
「お父さん、何も食べないの?」。
「いや、ちょっと会合があるから」。
口淀んだ自分は少し後ろめたさもあったのだろう。
13時半に「光栄軒」到着。
6人待ち。いや、厳密にいうと2家族と1人待ち。10分経ち、20分経ってもまだ入れそうにない、若いスラリとした女性がお店を手伝っている。あぁ、この人一度見たことがある。今日はお手伝いで来ているのか。
25分後、前の3人家族を飛ばして入ることができた。こんなに待ったのは初めてのこと。
カウンターに着座。ちょっと期待したが両隣は知らない若者だ。これでとある人との隣記録は3連続で止まった。
「紹興酒」をいただく。しかし、年末も押し迫り、相変わらず、「光栄軒」は大繁盛。マスターの足の具合も悪くないみたい。
お通しは唐揚げ。超盛り盛り。
これこれ。これをずっと食べたかった。自分はマスターの唐揚げが大好き!休業明け初日のお通しは唐揚げではなかったから約2ヶ月ぶりの待望の唐揚げだ。
しかし、このボリューム、本当に素晴らしい。そしてうまい。
マスターの着ているTシャツは読売の阿部慎之介選手。お皿洗いをお手伝いする女性はDeNAの康晃選手のもの。この読売王国でDeNAのブルーが一際眩しい。ちなみに康晃選手は荒川区出身である。それならば自分は誠也のシャツでも着てくればよかった。
今日の〆は「炒飯」と決めていた。これが自分にとってのクローザーであり、絶対的守護神だった。この炒飯で今年を〆る。
12月29日は平日営業で、15時に一旦お店は閉まるのだが、14時半を過ぎても外でお客さんは待っている。年の瀬に最後は「光栄軒」という人は少なくないのだろう。
「炒飯」を食べ終えた。満足感とともに静謐な気持ちが訪れる。自分の中のゆく年くる年。
マスターとママに年末の挨拶をして店を出た。ひとつ仕事が終わったような気がする。
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