土曜日の昼下がり。満を持して、「ザキヤマ」に向かう。ちょっと前に赤羽一番街を歩いた折り、発見した立ち飲み。「食べログ」で調べると14時開店と書かれている。口開け早々というのは緊張するが、致し方ない。14時に店の前に着いたが、まだ開店していない。暑いし、早く何か飲みたい。だが、仕方ない。もう一周してくるか。10分後、再び見に行ったが、やはり開店していない。うむむ。困ったな。結局、15分後に三度チャレンジしたものの、「ザキヤマ」 は開いてなく、この日は諦めた。さて、どこに行こうかな。どうせなら新規開拓したいとこだが、どこも魅力的ではない。それならと「まるよし」に行ってみるか。最近、店舗の看板がカラフルになったし、リニューアルしたのかも。約13年ぶりの再訪である。
店に入ると、残席は残り僅か。この店は奥からつめて座るのが慣例。その通りにした。余りにも席が窮屈だったので、少し椅子を動かしたら、店主に注意を受けた。
「席、動かさないでね」。
その一言で思い出した。あぁ、13年前に一度行ったきりになったのは、この口やかましい店主が嫌だったからだった。注意されるのは仕方ないが、要は言い方だと思う。なんかいやぁな気分になる言い方を、この店主はしてくるのだ。赤羽の酒場はどこもお客には容赦ない。多分、気質なのだろう。「いこい」、「丸健水産」、そして「まるよし」は、その典型だろう。
カウンターに座り、「ホッピー 白」をオーダー。
ホッピーが到着すると同時に、「もつ煮込み」と「キャベたま」を注文した。「まるよし」に来たら、この2つは外せない。とりわけ、「キャベたま」はどこの店にもない唯一無二のメニュー。キャベツと卵を炒めたという素朴な料理だが、これが意外にいけるのだ。
「もつ煮込み」は、味噌ベースのこってり系。うまい。
自分が着座して、10分後に店は満席に。相変わらずの人気ぶりだ。さて、早いうちに串焼きを頼んでおこうか。
「ハラミ」×2、「かしら」と「タン」をタレで。
何がこの店の魅力なのかを考えてみたが、どうも思い当たらない。安くてうまいという部類に入ると思うのだが、群を抜いている訳じゃないし、メニューにもワクワク感をあまり感じないし。結局、結論は出なかった。ものすごく魅力的なお店なら「まるます家」みたいに通ってるだろうし、13年もブランクにはならないと思う。
結局、淡々と飲んで店を辞した。自分より早く入店した客らは、まったり感が漂い、オーダーも滞りがちになっている。サッと飲んで、サッと帰る。これに尽きるよな。
家まで歩いて帰ったが、「ザキヤマ」の前を通ったら、まだ店は開いていなかった。
アクセス
ランキング
襟を正して飲めそうですが、隣にどんな客筋が座られるかでも印象が変わってきそうですね。私なんかの隣に座らせられた方がいたら可哀そう。（笑）
○○ログの料理写真見たら何だか美味しそうです。
こんばんは。
どういう人が隣になっても大抵は大丈夫ですが、出来れば喫煙者は勘弁してほしいです。
ジャンさんは、よくご自分の人相について書かれていますが、かなり強面なのですね。やっぱり露骨な反応をする人がいるってことなのでしょうか。
東十条に降りたら是非赤羽にもいらしてください。東十条より、突っ込みどころ、満載ですよ。