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居酒屋さすらひ 2103 - いぃなぁせだぁね - 「立ち飲み いなせや」(京都市下京区七条東洞院下ル真苧屋町)

2024-05-08 18:59:00 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

トレッキングを終え、下界へと戻る。

楽しい山登りだった。

人は緑を吸収しないと萎んでいくのだと思う。都会でデジタルな生活をしていくと、いつしか自然由来の成分が枯渇し、砂漠のようになる。睡眠障害はその最たる例である。人は自然に帰るべきなのだ。

楽しい時間もあっという間に終わり、翁とふりぃまん師とも別れの時間が来た。東京へ、日常へ帰らなければならない。

ただ、京都駅に行く前に、ちょっと喉を潤したい。

行く店、行ける店は「いなせや」しかない。

近年、京都にも立ち飲み屋が急増した。本当はその新しい店を訪問したいのだが、いかんせん時間がない。「いなせや」は帰り道なのだ。

ふりぃまん師の自宅から京都駅まで出る時、七条駅で下車し、そこから徒歩で京都駅に出る。その間に「いなせや」がある。開店は15時だから、いつも前を通ると大概開いている。この日も、しっかり営っていた。

この店に初めて来たのが2018年のこと。それ以降、もう1回程度お世話になったような記憶があるのだが、調べたらこの一度きり。いつも店の前を通っているから、来ているような気になっていたか。ということで、「いなせや」訪問は今回が2度目となった。

このお店、大好き。清々しさを感じる雰囲気。

この雰囲気って、狙ってできるものではないと思う。しかも5年も維持することは、何かの秘訣があるはずだ。けれど、それが何かが分からない。とにかく、店員さんの対応が気持ちいいのだ。

まずは生ビールを貰った。この日は暑くて、喉が渇いた。うん、ビールが旨い。

「ポテトサラダ」は水分多くて、ちょっと幻滅。

けれど次にオーダーした「揚げ豆腐」は本当にいなせだった。揚げすぎずにスマートなルックス、まぶした海苔が美しく、お出汁が洗練。

こうした酒肴がいなせの雰囲気を形成するのだろう。

生ビールを飲んでいたら、隣のポジションに女子一人客が来た。顔を見るような野暮なことはしてないが、だいぶ若い子っぽい。

最近、よく思うのは、立ち飲みに若い女の子が飲みに来ている。しかま一人で。世の中は常に変わっている。

ビールをもう一杯もらって、店を出た。

京都、やっぱり大好きだな。この町が居住地になると面倒臭そうだが。

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